あんまりお腹は丈夫なほうではないのだが 倒れるまでは大酒飲むと少し緩くなるくらいだったのが 大手術して退院してきたら 足は痺れて感覚が怪しいし お腹の調子が絶望的に悪いのである。お食事中の方には申し訳ないんだが 下痢と緩い・・の中間くらい。固い・・なんて無い。それも突然下るのでまともに外出できない。通院とかで出かける時は前日から絶食して水分も控えて・・と大変なのだ。で まあ元々ストレスには弱く下痢がしてたんで IBS(過敏性腸症候群)でコロネルってポリカフィルカルシウム剤を飲んでた。これって 要は化学繊維の塊みたいな薬で 水分が多いときには吸収し 少ないときには補う方向に働く。なんで 水みたいな下痢や頑固な便秘が無くなる・・という触れ込みなんだが これが効かない。で ラモセトロン 商品名イリボー・・ってのを併用してたわけ。この薬5-HT3受容体拮抗剤で セロトニン5-TH3の再吸収を阻害して下痢を止める作用をする。知ってると思うが セロトニンて脳内の神経伝達物質で これが少ないと欝を発症する。というのは 神経の間を伝達するのがセロトニンで これが少ないと伝達がうまくいかない。セロトニンは神経索の間を伝達する物質なので これが少ないと欝になるというわけ。で SSRIなんかで脳内のセロトニンの量を増やそうというわけ。SSRIはセレクティブ・セロトニン・リアップテイク・インヒビター つまり選択性セロトニン再吸収阻害剤である。神経伝達を終えたセロトニンが再利用するために吸収されるのだが これの再吸収を阻害することによって 脳内のセロトニンの量を増やそうというわけ。SNRIはセロトニン・ノルアドレナリン・リアップテイク・インヒビターだから こちらはノルアドレナリンの再吸収も阻害する。で 脳内で使われるセロトニンて5-HT2なんだが 今回問題になるのは5-HT3というセロトニンである。人体のセロトニンの生産は腸で70%と言われてるんだが この5-HT3が悪さして お腹の調子が悪くなる。でこれの受容体をブロックして改善させるのがラモセトロンなわけ。で イリボーとコロネルを併用してたんだが コロネルが柔らかくするので どうしてもうまくいかない。1年くらいやってたんだけど改善しないので イリボー抜いてコロネルだけで1年近く試したんだがこれもダメ。お腹の調子が常に悪いので 外出すると青くなってトイレ探すのにも疲れた。ましてや車なんて無理である。足も痺れてるので微妙なブレーキやアクセル操作ができないし トイレ・・ってなったら絶望的なので 車は寝かせたままだった。で ここ数ヶ月イリボーだけに切り替えたら調子がいいのである。そもそも抗欝剤は三環系のアモキサンなんだが 降圧剤のαブロッカーのドキサゾジンと併用すると頑固な便秘になるので注意・・とか書かれてたがこれもダメだったんで諦めてたんだが コロネルを抜いて ドキサゾジン+イリボー+アモキサンの組み合わせで 普通くらいまで改善した。いつもではないが ちゃんと固くなる。まあラモセトロンがある程度続けないと効果が出ないというのを知らなかったわけで ここにたどり着くのに2年かかった。足の痺れもかなりおさまってきたので 次は車の復活! 後遺症とのたたかいも2年 生死にかかわるような大きな手術すると退院してからも後遺症が落ち着くまで長い・・と実感したのである。
手術した病院での半年毎の大検査である。普段は地元の循環器内科にかかっていて薬もそこで処方してもらう。受診データは手術した病院 昭島の徳洲会西東京病院の心臓血管外科に送られて 半年毎にCTを使った大検査があるわけだ。都合2年生き延びて 4回目の検査なんだが10時の診察なんだけど その前にCTを撮るので 1時間以上前に行かなきゃならない。これが結構混む。なんで8時過ぎに出たら早く着きすぎて CT撮ったらまだ9時 1時間ぐらいは待つわけだが・・・10時になったのに呼ばれない。他の科はどんどん呼ばれる。隣の脳神経外科なんかもばんばん呼ばれてるんだが・・・そのうちトイレ行きたくなったんで 仕方なく離席。まあ仕方ない。戻ってきたら10時半でやっと呼ばれた。実は年末くらいから 深夜・早朝に背中から心臓を鷲掴みされてるみたいにど~んと痛くてのたうちまわるのである。大体15~30分もすれば治まるんだが なんせ人工血管2本入ってるので気が気でない。普段診てもらってる循環器で訊いたんだが あーそりゃ整形で診てもらえば?とか言われて不安。今日訊いてみようと まあ対人あるんで安定剤大目に入れて 恐る恐る切り出したら 血管の状態はいいから やっぱ整形だねぇ・・と言われて まあ一安心。昼間のがらがらの電車に乗ってまっすぐ帰ってきたんだが帰ってきたら12時まわってるわけで 半日病院。安定剤が多目に入ってるんで眠くてしょうがない。お昼寝しちゃったわけだ。結果から言えば 今回も経過は良好 次は半年先の8月の28日だ。なんか6ヶ月スパンで生きてるみたいだが仕方あるまい。後遺症が落ち着いてきたので旅やら車を復活させようと思ってる。足が痺れたり お腹の調子が悪かったりで 2年間本当に苦労したのだが やっと安定してきて普通に近い生活がおくれる。
老いの空白を読み終えたが 多分35%くらいしか理解してない。現象学の部分においてはさっぱりわからないのだ。まあ そういう部分は2割位なんで他の部分はすんなり読めるのだが・・ 後半のほうで弱さについて語られてるが これの引き合いに出されてるのが精神障害で うちらの分野なわけで すんなり理解できる。健常が普通と見るから障害は弱い・・と見えるが 障害が普通と見れば弱いを肯定できる・・というのが面白い。まあ この本は2、3度読まなきゃ理解できないだろう。あー 本書の内容だが 一部 大人のいない国と重複してる。老いの空白が本流なので ますます大人のいない国は買う理由が無い。今日は風邪気味で午前中寝てたんで 遅々として進まない。てつがくこじんじゅぎょう・・は永江朗氏が弱すぎて授業になってないのが笑えるが というあたしも原典の抜粋なんか載ってるがさっぱりわかんないw 哲学って学問の為の学問だから 実学と違って ひたすら掘り下げるので 阿呆なあたしには難しい分野だ。まあ あたしがロジカルな部分が専門なんで余計にそうなのかも知らないが 哲学は苦手である。でも ちょっと面白いw
昼から借りてきた本を読んでるのだがこれが難しい。京都の平熱は哲学者の都市案内・・という副題がついてるだけあって平易な文で書かれてるので普通に読める。大人のいない国 成熟社会の未熟なあなた・・は阪大の総長時代の鷲田清一氏と神戸女学院大学教授の内田樹氏が交互に持論を述べてる。比較的わかりやすいのは本書が新聞や雑誌から集めたもの+書き下ろしだからだろう。まあプレジデント社刊だけあって 実が無いので読みやすいと言えば読みやすいのだが・・一通り読んだのだが どうも記憶に残らん。ほしい物リストには入ってるんだがこれは落ちである。大人と子供 自由と言論の定義の話が延々と続くので面白くない。で 気を取り直して3冊目の老いの空白 鷲田清一著 弘文堂刊を読んでるんだが こちらはもろに哲学書である。あたしが頭悪いからだろうけど 遅々として進まない。まだ4割ってとこだがそれでも頭がオーバーヒートしそうである。哲学本ここにあり・・って感じだ。これは何度か読まないと理解できない。こういう本が出せる大学教授って(まあ京大の院出で阪大の総長だから)頭の構造が違うんだろうな・・って思うが 悔しいので投げないw どれだけ理解できるかわからんが読み通すつもり。 今は 流れとしての時間うんたらってとこを読んでるが さっぱりわからん。 あー今夜はうなされそうだ。
図書館のサイトの自分の予約を見たら 4冊が確保できました・・になっていたので 今日取ってきた。京都生まれの哲学者 鷲田清一氏の著書4冊。以前にも書いた京都の平熱は買ってるんだが行方不明(整理が悪いw)ので ついでに借りた。講談社刊 初版2007年 大人のいない国 鷲田清一*内田樹氏の共著 プレジデント社 2008年初版 てつがくこじんじゅぎょう 鷲田清一+永江朗氏の対談(これはやめときゃ良かった あの永江氏との対談集w) 老いの空白 弘文堂刊 平成15年w初版(あー西暦にできんw これだから元号は嫌いだ 今年が平成30年で2018年だから 15年前ってことは2003年かw)の4冊 28日は半年ごとの大検査だし 1日の晩には大阪のおかんの見舞いに大阪に行かなきゃならんので忙しい。先に借りた3冊は あたしは読んだんだが 嫁はんがちょいと読みたいというのでまだ置いてある。これが8日と10日期限なので延長しておくことにする。本を読むだけでも結構忙しいのだ。