センター「つどい」の新福です。
この日は、土曜日であったせいか、たくさんの行事が開催していました。
八尾北高校での体験交流会が終わったあと、途中からタナゴサミットに参加しました。
私は、途中のパネル発表と座談会に参加しました。
座談会では、
①ニッポンバラタナゴの保護は、生息できる環境づくりとして稲作・農業で使われていたため池が使われなくなり、ため池の池干し(どび流し)をしなくなったことで絶滅危惧種になってきたこと。
②生息できる環境は、人間が生態系の一員として関わることが大切であり、かつては稲作・農業で人間が関わって来た。しかし、関わりがなくなって来ており、もう一度、稲作・農業といった地場産業を復活することが、ニッポンバラタナゴの保護には欠かせないものである。
③生態系・生息できる環境の復活と地場産業の復活の両方が復活することが、ふるさと再生になる。
生態系(生物多様性)と地場産業の復活でふるさと再生になることを知り・啓発する環境教育・学習が大切。
このことを行うのには、主催のNPO法人ニッポンバラタナゴの高安研究会だけではできないこと。そしてみんなで取り組むために、市民活動を行う「市民」、地域活動を行う「地域」、そして「行政」のつながり・協働が本当に大切であることを述べられました。
私たち、センター「つどい」はそれを担うセクションであるだけに、その言葉は大きく響きました。
そして座談会では田中市長もパネラーで参加され、地域の活動をまとめ、地域のみんなで取り組む「まちづくり協議会」のお話もありました。
「タナゴの保護とふるさと再生」の取組みを、「高安中学校区まちづくり協議会」の計画「わがまち推進計画」にどこまで反映されているのかが非常に気になったのが個人的な感想です。
(会場からの質問時間があったのですが、少しでも趣旨に沿う議論に発展するよう、この感想をそのまま質問をすればよかったと反省しています。)
「タナゴの保護とふるさと再生」を地域で協力・協働していくかが今後注目され、またセンター「つどい」でも何か情報提供等で支援や協力ができないかと思いました。
各地の現状報告での発表の様子
パネル発表
座談会
追伸:この日は私の誕生でして、色んな所に参加した一日でした。
充実した一日を誕生日プレゼントでいただいたように感じました。