八尾市市民活動支援ネットワークセンター「つどい」(ブログ)

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追悼:巨匠逝く!「写楽のつどい」前代表 山田哲生氏ご逝去

2024-04-24 13:08:01 | 市民活動情報(行事案内・開催等)【2021年度~】

 こんにちは。
 つどい業務責任者の新福(しんぷく)です。

 今回は、残念なお知らせ、お悔やみです。



 長年、八尾の市民活動として写真・フォトセラピーの観点から携わっていただいて
ました
山田哲生さんが20日にご逝去されたことを知りました。
 
息子さんが山田哲生さん本人のFacebookのアカウントから投稿されておられました。

 お悔やみ申し上げます。残念です。
 2020年10月から脳梗塞にあわれ、活動への復帰が叶わずでございました。

 息子さんの投稿にもありますように、長い旅路を発ち、平穏無事でありますことを心よりお祈り申し上げます。

 すでに葬儀は家族葬を執り行われました。

 また、多くの方からお別れを告げたいとのお声をいただいたことから、5月5日(日)10時~18時にて山田画廊で
お別れの場を設けられます。
 
 簡単ではありますが、お悔やみのお知らせをさせていただきます。

 

 山田哲生さんは「写楽のつどい」の代表として、助けていただきました。

 2010(平成22)年2月に「つどい登録団体」に登録されました。
 私は2011年12月4日より業務責任者に拝命させていただき、そこからお世話になりました。

 印象的だったのは、フォトセラピーという言葉を教えていただきました。
 山田さんは、「アリオ八尾で朝から、ボーっと座っている高齢者を見ていると元気になってほしい。
 自分に出来ることは写真で癒されることで元気になってもらい、生きる目的をもってもらえたらうれしい。
 そのために活動をしたい。」という言葉が印象に残っております。

 

 

 フレーム越しにいつも御茶目で面白い顔を演出する巨匠 

 カメラフレーム越しに、いつも面白い顔をされる山田さん。
 ご本人曰く「昔はカミソリの哲と言われてたんやで。」とプロカメラマン時代の頃のご自身を仰っておられました。
 仕事も変えられ、様々な方々と一緒にお仕事されることで、ユニークな面白い顔も演出されるようになった山田さんでした。


 「やお市民活動 春の祭典]でのひとコマ

  

  

  
  写真は2011年度から2013年度。
  八尾市役所本館1階市民ロビーで開催。主催は「つどい」です。
  会議室でおとぼけの顔を演出されている山田哲生さん。出展者説明会の様子です。

 
  山田哲生さんは、他の体験コーナーの団体さんとも交流を深めるなど、ご本人はかつて心筋梗塞に
 あわれた経験がある中で、走ると心臓への負担が増さる中、
元気なお姿を皆に見せるご様子が、
 周りの方々に生きる目的や生きがいを与えておられたように思います。


  
 やお市民活動 春の祭典「写楽のつどい」による体験コーナー「写真なんでも相談」「フォトセラピー体験」

 山田哲生さんから直接、カメラの操作、使い方などをレクチャーをしていただきました。
 山田哲生さんからは「アートやっちゃお!よりも春の祭典の方が、実は仲間づくりはしやすい。」と少しずつ
 仲間や協力者を増やされました。


 
 巨匠と呼ばせていただきました! 

 2014年度に開催された「写楽のつどい」写真展

 ここで、会員さんが撮影された写真について、たたき棒を持って写真開設をされる山田さんのお話がとても面白く、
写真の撮影技法や撮影した意味や思いなどを解説して
おられました。

  
 とても楽しく私は「写真漫談や!」と言うては、ズコっとこけられた様子が
印象に残っています。
 この頃から、本当に写真撮影のプロとして、山田哲生さんを「巨匠!」と呼ばせていただきました。
 
 ▼その時のブログ記事はこちらをどうぞ▼
  つどいブログ「写楽のつどい」写真展
  

 感謝として、「写楽のつどい」写真展の案内はがき等では必ず「つどい登録団体 写楽のつどい」と明記くださいました。
 必ず「つどい登録団体」を明記いただきました。「つどい」を広めていただき、ここに感謝を申し上げます。
 「つどい」を助けていただき、私たち「つどい委託運営団体」を助けていただき、感謝申し上げます。

 本当にありがとうございました。 



 プリズムホールとの連携など活動を展開された巨匠「山田哲生氏」 

 プリズムホールで市民活動団体等が出演される際の撮影を山田哲生さんが担当され、

 撮影された写真を囲んでのギャラリートークを2016年3月20日にされてました。
 各市民活動団体さん等の活き活きされたお姿が写真におさめられておられました。
 これも山田哲生さんだからこそ出来たことです。またつどい登録団体さんも撮影されておられ
その方々との関係性もあったことも、よりその団体の良さを引き立てていただいたと思います。
 
  

 またこの頃からでしょうか。東京にもいかれ作品を出展をされておられました。
 よく、つどい委託運営団体が所有している大判プリンタで、A1サイズ、ロール紙サイズの
 写真の作品を印刷させていただきました。

 

 山田画廊をオープン 
 八尾の芸術家をつなげたいと思われていた山田哲生さんは、自宅の土地を半分売却してその資金で
山田画廊と自宅を建築されました。芸術文化の活動拠点を自ら投じて建築されたこと、捧げられたことに
敬意を示します。

 ▼その時のブログ記事はこちらをどうぞ▼
 つどいブログ 山田画廊~3月18日オープン~




 つながりやチャレンジをされた山田哲生さん 

 
 
 写真だけに留まらず、2015年3月には龍華コミセンまつりに絵画も出展されました。


  
 初期の頃は、若者との交流も図っていただき、参加をくださいました。
 2013年2月に開催した「大井戸端会議(チャレンジ20)」でグループでの話し合いをしている様子。
 若者に写真の説明をしているのは、「八尾市市民サービスコーナー」(現在の八尾市観光案内所)で写楽のつどい写真展を
 開催していた当時の写真。説明を受けているのは2013年当時20代中ごろの岡見さん(つどい登録団体「World Seed」代表)。 


 
 
 つどい委託運営団体が「つどい」とは別事業で取組んでいた「八尾市まちづくり教室」
 毎回、参加いただき、まち歩き等で撮影に協力いただきました。
 話合いでは、「カミソリの哲」と言われた頃を思い出すように、するどく、的確な、理路整然とされた
ご意見もいただき、助けていただきました。
 「まちづくりマップ」の写真も提供いただいております。

 

  
 「つどい」の各種行事に関わらず、「新年ネットワーク交流会」や焼却工場で開催した「アートやっちゃお!(やお市民活動まつり)」など
 あらゆる行事に参加いただいては、必ず写真撮影をしていただき、いつもその写真を無償で提供いただいておりました。
 
 「つどい」を除く上記の行事開催は、つどい委託運営団体が「つどい」とは別事業を実施していた行事です。


 
 2012年3月に開催した「大広がり交流会」では、自己紹介も兼ねて「写楽のつどい」をPRしていただきました。


  
 2012年10月に「つどい」の「茶ろん」として「秋を撮ろう!」の持込企画を山田さんに提供いただき、
「写楽のつどい」の皆さんと共に信貴山口駅までまち歩きをしながらカメラ片手に写真撮影をさせていただきました。


 
  お弟子さんの様に交流のあった松本さんが現場に駆け付けた時のツーショット。
  2018年12月8日開催「八尾市制70周年記念事業 まちとつながりとハッピーの会」での出展の様子。


 これら写真は、「つどい」等で撮影をさせていただいた写真です。
 2022年の秋にご家族からご本人が写っている写真を提供してほしいと言うご依頼から取りまとめた写真の一部を掲載しました。

 みんなのために撮影をされるため、ご本人を写っている写真が、ご自宅やご家族ではお持ちではなかったようです。
 あってもわずかだったのかもしれません。
 ささやかですが、これも「つどい」といった中間支援として出来るサポートだと思います。
 恩返しにもならないかもしれませんが、お役に立ちましたら嬉しい限りです。

 ご冥福をお祈り申し上げます。本当にお世話になりました。ありがとうございました。