八尾市市民活動支援ネットワークセンター「つどい」(ブログ)

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「おかえり処 お結びころりん」でHUGゲーム

2018-03-03 15:19:23 | 【アーカイブス】取材記録(2012~2020年度)

こんにちは 「つどい」スタッフ鞠ちゃんです!

2月最後の土曜日、先日ご紹介した「おかえり処 お結びころりん」さん
主催で、HUGゲーム が行われました。

H(HINANNSYO=避難所)
U(UNNEI=運営)
G(GAME=ゲーム)

頭文字をとって「HUG」。「抱きしめる」という英語の意味ももっています。

「災害時、避難所をどのように運営していくか?」

をみんなで考えて行くゲームです。

八尾市山本出張所の出口さん、古角さん。八尾市地域包括支援センター中谷の
中村さん達がリーダーとなってゲームが進められました。

参加者は様々な年代の方。小中学生のグループ、小さなお子さんを持つ若いお母さんたち、
人生の経験を積んだ女性グループ。3つのグループに分かれてゲームを行いました。
わたしも、女性グループに混じって参加させて貰いました。


先ずは状況設定。
1月17日阪神大震災と同じ日ですが、日曜日に地震が発生!
地震の大きさはマグニチュード7.3。
避難所は、東西南北4つの校区を持つ小学校で、たまたま学校と体育館の鍵は
開いていて、住民が避難できる状態です。

各グループのテーブルの上には、小学校の校庭、体育館、教室の位置関係を表した
図、体育館内の平面図、校舎の各階の配置図が配られています。
体育館は、約200名収容できる大きさ。教室は、12,3名です。
避難者として性別、年齢、住居地区などの情報を書いたカード、避難所でおこる
様々な出来事が記載されてイベントカードなども、置かれています。



さぁ!ゲーム開始!
まずは、体育館内の通路を取らなくちゃ!
2つの入口から真っ直ぐの通路を2本。それと直角のメイン通路も必要だね。

避難の家族が到着!まずは東地区の45歳のお父さん、43歳のお母さん、9歳の女の子
の3人家族。体育館のどの区画に行ってもらいましょうか?次々と人が避難してきます。

「同じ地域の人は、同じ区画がいいんじゃない。顔見知りの人と一緒の方が心強いし。」
「年配の人の近くに若い人がいれば、手助けしてもらえるかも。」
「年配の人は、トイレの問題もあるし、通路の近くがいい。」etc.

さぁ、イベントカードが出できました!
「救援の毛布が200枚届きます。置く場所の確保をお願いします。」

避難の方が増えていきます。障がいを持った子どもさんのいる家族、インフルエンザに
かかっている方、、、、。

また、イベントカード!
「対策本部をどこにおきますか?」「避難の受付はどこ?」
「車で避難して来られた方の駐車場は?」「テントを張りたい。」
「トイレが詰まった!」「タバコはどこで吸えるの?」etc.

 グループのみんなで考えて、あっという間に2時間。
これが正解という答えは、ありません。

ずいぶん、いろんなことを考えなければならない事が、よくわかりました。
車・テントの区画や、たばこ・トイレの問題、校門から体育館への車の
通路の確保など、最初からできれば良いのですが、災害は突然にやってきます。
いろいろ考える前に、次々に状況が変化、避難の方たちも増えていきます。
物事が後手後手になっていきます。

ゲームを体験して、災害に対して自分自身ができる最低限度の備えを考えて、
用意しておかなければならないと思いました。

自助・共助・公助

よく言われる言葉ですが、公的な支援は、災害が多地域にわたると
分散されて援助が届くまでに時間がかかります。
公的な支援が届くまでは、地域の協力が不可欠です。


『遠くの親戚より、近くの他人』と言われますが、一番身近な、
ご近所どおしの顔見知りになる交流が大切ですね。


ゲーム開始前にお湯をいれて準備していただいていた非常食のアルファ米が
出来上がり、試食させていただきました。
ほんのり塩味で美味しかったですよ!
機会があれば一度HUGゲームを体験してください。
漠然としていた災害時のいろんな事がみえてきます。
ご一緒にアルファ米のご試食もね!







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