こんにちは 「つどい」スタッフ鞠ちゃんです。
まだまだ寒いですが、日差しはもう春!
今年は、本当に春が待ち遠しい!
先日、同じ「つどい」のスタッフてるみちゃんと共に
八尾市東山本町の地域食堂
「おかえり処 お結びころりん」さんを訪ねました。
「おかえり処お結びころりん」は、ちあきさんが、実家の酒屋の倉庫を改装して、
お母さんのはるみさんと始められた地域食堂です。
入口を入ると、「お帰りなさい!」との声が!
えっ!私?「初めてなんやけど・・」と思ったのですが、すぐに、「あぁそうだ!
帰って来れるところなんだ!」と、お店の想いに納得。
平日の朝7時から8時は、朝食(¥300)。
11時30分から20時までは、昼食(¥450)・夕食(¥600)。
コーヒーなどの飲み物は、100円から。駄菓子なども置いてあります。
又、手作りの小物やアクセサリーの販売、作品の展示があり、
座敷にはオモチャがいっぱいのキッズコーナー、子ども服の
リサイクルコーナー(1枚100円)など、小さな子どもづれのお母さんも周りに
気を使わないでゆっくり子どもと過ごせる工夫がされています。
午後は、学校から帰った小学生たちが顔をだし、宿題などをやっていくそうです。
ちあきさんは、看護師さん。2人の子どものお母さんでもあります。
職業柄、高齢の入院患者さんが、退院しても1人なので退院を喜べないと
言われていたり、退院後、外出の機会がなく孤立して引きこもり状態になって
しまうという話を聞くことも多かったそうです。
又、ご自身も出産後の社会からの孤立感を経験されたり、子どもたちも学校から
帰っても家にだれもいない現状が増えているなどの事を思い、
何かできることがないかと考えたそうです。
そこで、思い当たったのが『誰でも気軽に集える地域の居場所』として、
一番みんなが来やすい場所が飲食店という形だったそうです。
今、お店は、はるみさんを中心に、ボランティアのご近所のかたと共に運営されています。
また、
~登録制まかない付ボランティア「お結び母さん」~
として、お結びころりんの活動や地域活動に理解のある方を募り、空いている時間を活用して、
お手伝いをしてもらったり、地域食堂をやってみたいけれど、どうすればよいかわからない人に
ノウハウを身につけてもらえる制度もスタートしました。
また、「お結び空間」貸し出します☆
として、イベント、講演、講座、ワークショップ、会議、など朝、昼の部に分けて、
2時間2000円で貸し出しもされています。
ちあきさんご自身は、今後、『コミュニティナース』として、ご自身のキャリアを生かした活動を
していきたいと考えておられます。
コミュニティナース
病院や福祉施設、訪問看護に従事する看護師とは異なり、地域の中で
住民とパートナーシップを形成しながら、その専門性や知識を活かして
活動する医療人材。
「病院に行くというハードルが上がってきているなら、医療に従事する人間が
地域におりてくればいい。地域食堂を拠点に、看護師としての職業を生かしたい。」
とちあきさんは言われます。
また、八尾市内の就労支援をされている農園とも交流があり、土に触れることが
人に触れる、命に触れることにもつながり、
農×看護×食
という輪が地域で出来ていき、「人」も「もの」も地産地笑(地域の人・ものを活かして、地域のみんなが笑う)を
実践できればと頑張っておられます。
住んでいる人の身近にある地域食堂、そして、食だけでなく健康面でも気軽に相談できる
場所があれば、本当の意味で地域分権が進みます。
「地域の方のための、地域の方による、地域の食堂」
八尾市内にもっと増えていけば、いいですね。
「おかえり処 お結びころりん」
八尾市東山本町8-6-32 TEL:080-4562-3310
営業日:月~金曜日【水曜日:朝のみ営業】土・日・祝は休
朝 : 7時~8時
昼・夕:11:30~20時
小鹿 千秋さんは、4月1日(日)八尾市生涯学習センター「かがやき」で行われる
エデュケーション フォ ライフ フォーラム「みんながつくる みんなの地域」に
パネリストとしても、出席されます。