こんにちは 「つどい」スタッフ鞠ちゃんです。
今日は、センター「つどい」会議室で開催された
”八尾の祭りとはっぴの話”中辻えり子さんのお話と
参加者交流会の取材です。
今回、八尾市観光案内所で開催された「かえってきたはっぴ展2016partⅡ」
と同時に開催されました。
前半は、“八尾の祭り”を楽しむわくわく実行委員会代表 中辻えり子さんの
お話です。
パワーポイントで八尾市内の神社のはっぴを映しながら、説明されました。
はっぴは、一般的に背中に代紋、裾に柄が入っています。(総柄のものもあるようですが)
はっぴの背中の代紋について。
「人の背中は、無防備になっているので、背中に神社の紋を入れることで、
神様から護ってもらう」意味があるそうです。
恩智神社の背中には、ウサギ。神社の神様のお使いだそうです。
他にも、狐、鳩などの動物がお使いとして書かれたはっぴもあります。
上の写真は、八王子神社のはっぴです。幼子が犬と遊んでいる図柄です。
安産子育ての神社として知られています。
裾の模様は、「吉原つなぎ」と言われ、づーと繋がっていて出口がないという意味で
江戸の吉原からきているそうです。コワ~いですね。
現在では由来に関係なく、文様の面白さでつかわれているそうです。
これは、太鼓台の実測図です。八尾の太鼓台を一つずつ全部測られたそうです。
中辻さんは、「伝統のある八尾のお祭りを多くの人に知ってもらい、みんなで一緒に
楽しんでいきたい」と締めくくられました。
後半は、交流会。
古くからの土地の氏神様のおられない新興都市のお祭り、坂の多い地域では軽トラの
上で子ども達が太鼓をたたいて巡回しているなど、いろんなお祭りの話題がでました。
岸和田の方は、地元にかつぐ人が少なくなっていても、必ずだんじり祭りには帰るそうです。
幼い子どものころにかかわったお祭りは、いくつになっても心に残り、懐かしいものですね。
地域がひとつになるお祭りを、100年先の人たちも楽しんでもらえる様に残していきたいですね。
今回、この「かえってきたはっぴ展2016」をまとめた冊子が刊行されました。
近鉄八尾駅前「八尾市観光案内所」で、1冊100円(協力金として)で販売されています。
興味をお持ちの方は、是非!
はっぴの文様を見ているだけでも、楽しいですよ