八尾市市民活動支援ネットワークセンター「つどい」(ブログ)

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中環の森での「つどい体験会」は最終回!11年4ヶ月、本当にありがとうございました!

2024-04-13 17:23:25 | 「つどい」の主催行事とお知らせ

 こんにちは。つどい業務責任者の新福(しんぷく)です。

 今回は、11年4ヶ月続いた「中環の森」での「つどい体験会」をまとめさせていただきます。


 なぜ今回で最終回なのか? 

  • 共催団体である「エコロジー美園小」が活動休止により、本日4月7日をもって、中環の森での「つどい体験会」が終了しました。
  • 「エコロジー美園小」は少子化もあり、子どもの参加が以前より大分減少しているともお聞きしています。またお世話する親御さんも減っているとも思います。
  • この原因で言えば、地域活動団体である「子ども会」が解散している点も同じ原因かもしれません。
  • また市民活動団体が高齢化により解散や休会するのも、新しい方が参加されない点では共通していますね。
  • 「エコロジー美園小」は、美園小学校PTAの部会です。今後はPTA部会ではなく、PTA本体での活動に移行予定だとお聴きしております。


 
  今回は菜の花のお花見をいたしました。


 「中環の森」で共催している「つどい体験会」とは 

  • 「つどい体験会」は、2012(平成24)年12月からスタートしました。
  • 当初は、つどい主催の「広がり交流会」として協働によりスタートしております。
  • 中環の森での「つどい体験会」は、次の3団体の共催と2団体の協力により実施して来ました。
    共催
    ・「特定非営利活動法人自然環境会議八尾」
    ・「エコロジー美園小」
    ・「つどい」

    協力
    ・「特定非営利活動法人河内木綿藍染保存会」
    ・「美園小学校区まちづくり協議会」
    ・「特定非営利活動法人八尾市観光ボランティアガイドの会」
    「特定非営利活動法人河内木綿藍染保存会」は途中から共催いただいており、河内木綿の栽培や伝承について携わっていただきました。

    「美園小学校区まちづくり協議会」が「特定非営利活動法人河内木綿藍染保存会」から河内木綿の栽培等を引き継がれ、現在でもご協力いただいております。

 
  この現地で採れた菜種油を使った、恒例の天ぷらの試食をしました。
  胃にもたれず、おいしいんですよ💛



 これまでの経過 

◆概要◆

  • 「中環の森」は大阪府八尾土木管理事務所の管轄です。
  • 「中環の森」は当初はモノレールが建造され開業される予定でした。
  • しかし、八尾市内まで延伸されることがなくなり、小鳥が回廊できるように緑の回廊として「中環の森」が誕生しました。
  • 北から「服部緑地」「鶴見緑地」「久宝寺緑地」「大泉緑地」を通過・近接する中央環状線にある「中環の森」はまさに小鳥が回廊するに最適です。
  • 「佐堂東」交差点付近から北へ向かって東大阪市との境界線までの間が活動場所としております。
  • 八尾市域においては大阪府とのアドプトロード契約により下記の市民活動団体が栽培し、緑の回廊をされておられました。
     ・「特定非営利活動法人河内木綿藍染保存会」→春から秋にかけて河内木綿を栽培
       ※ 現在は「美園小学校区まちづくり協議会」が「特定非営利活動法人河内木綿藍染保存会」から河内木綿の栽培等を引き継がれて現在に至ります。
     ・「特定非営利活動法人自然環境会議八尾」 →冬から春にかけて菜の花を栽培。
      (両市民活動団体は、つどい登録団体)

◆開催のきっかけ◆

  • 2012(平成24)年12月から「つどい」主催の「広がり交流会」を年3~4回開催したのが始まりです。
    つどい登録団体「特定非営利活動法人自然環境会議八尾」さんが大阪府とのアドプトロード契約により、菜の花栽培をされていました。
  • この場所は「佐堂東」交差点から現地が見えること、美園小学校の児童の通学路として、季節に応じて河内木綿や菜の花をよく目にしていました。
  • しかし小学校の授業以外では、現地には入れなかったんです。
  • つどい業務責任者が、以前から美園小学校PTA部会であり、環境省こどもエコクラブに登録している「エコロジー美園小」とのつながりがありました。
    八尾北高校のビオトープ体験にも参加をされており、つながりがあったからです。
    もっと近くにある「中環の森」をご紹介したのが、この「広がり交流会」(現在は「つどい体験会」)のはじまりでした。
  • これは、身近で新しい活動先としてご紹介し、地域活動団体と市民活動団体が共に菜の花や河内木綿の栽培を体験する場として開催を行って来ました。
  • 2019年度頃に、河内木綿の栽培の担い手不足により、美園小学校区まちづくり協議会が栽培を担う事になり、「つどい」は、美園小学校区まちづくり協議会とのつながりがさらに深まりました。

    これまでの経過は幾度となく「つどいブログ」に掲載をしております。
    つどい登録団体紹介ページに「自然環境会議八尾」のページを設けており、そこに過去の記事を掲載しております。

    ▼これまでの「中環の森」での活動の様子が良くわかりますよ!ご覧くださいね(^O^)/▼

    つどい登録団体紹介ページ「特定非営利活動法人 自然環境会議八尾」

     

 
  虫取り網で虫を探しているエコロジー美園小の子どもたち。



 最終回の活動:菜の花のお花見の前に「タンブラーづくり」 

 横文字の弱い私には「タンブラー」の言葉に馴染みがなく、お尋ねしました。
 「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と思いながら。
 長いコップみたいなのがタンブラーなんですね。気にかけていませんでした。
 「横文字弱いんです~。」って言うてたら、「コップも横文字ですよ。」って言うてくださり、
私のアホさが露呈してしまいました( ゚Д゚) 天然でんねん(^O^)/
 自虐ギャクに自虐ボケになってしまいましたね。テヘ💦 



 
  タンブラーづくりに取り組む少年達。
  「大きくなったなぁ~。」と思って、保護者に尋ねたら「みんな中学1年生になりました!」って。

  そんなに時の流れが経ったのか、なんて思いました。

  2018年度に森川紙器さんへ紙灯ろうの製造を見学に行った時は、幼稚園か小学1年生やったんですから、早いものですね。
  3月でエコロジー美園小を卒団され、中学生としてOBとして参加です。
  みんな、ありがとうございました。元気でお過ごしくださいね。お世話になりました。


  かつて紙灯ろうの製造に工場見学に行った記事もご覧くださいね(^O^)/
  ▼つどいホームページ トピックス▼
  「思い出ができた!楽しかった!貼り箱体験「塗り箱・貼り箱の見学会」



  
 中学1年になった友澤さんの息子さんからいただきました。
 なんや気ずつないので、これも大事に職場の机に置いておきますね。
 数年前にエコロジー美園小の子どもたちからいただいたエコバッグも大事においております。


エピソード(こぼれ話)
 このエコバッグは活躍をしておりまして・・・ 

「FREEバッグ事業」実施団体である「創造者(ツクルモノ)」さんに、

「消しゴムハンコ」及び野菜を切った口をハンコにスタンプした「エコバック」を貸出したんです。
 昨年の11月と今年の2月に2回貸出をして、主催者及び来場者への支援につながりました。
「エコバック」は中環の森で活動していた「エコロジー美園小」の児童が卒団する際に
感謝の印に
提供してくれた分を活用させていただきました。ありがとうございましたm(_ _)m


 ▼エコバッグの写真は、下記のつどいブログ記事からご覧くださいね(^O^)/▼
 春ですね「旅立ち」と「新しいスタート」【つどいスタッフとエコロジー美園小】
  



 スペシャルサンクス!携わってくれた皆様(一部の方のみご紹介) 

 「特定非営利活動法人自然環境会議八尾」「エコロジー美園小」「つどい」の3団体の共催で、これまで活動をしてきました。
 また協力団体として「特定非営利活動法人八尾市観光ボランティアの会」も助けてくださいました。
 さらに河内木綿では「特定非営利活動法人河内木綿藍染保存会」と後継団体として「美園小学校区まちづくり協議会」さんに携わっていただいております。

 その中から、当日来られていた数名をご紹介させていただきます。
 高木会長の写真を撮影し損ねました。ごめんなさいm(_ _)m



 
 これが事実上の最後の全体の集合写真になりましたね。
 一番左の男性が自然環境会議八尾の宮川さんです。
 宮川さんのご理解と共感により、子どもたちに伝えて行こうと思っていただき、ここまで続いて来れました。
 本当にありがとうございました。お世話になりました。
 
 この日の参加者 28人でした。ありがとうございました。
 ・「エコロジー美園小」:子ども14人・大人8人(子ども・大人問わずOB含む)
 ・「美園小学校区まちづくり協議会」:1名
 ・「特定非営利活動法人自然環境会議八尾」:4名
 ・「つどい」:1名
 
 


 
 塚口先生。
 八尾北高校の元教頭先生で、八尾北高校でのビオトープ活動では、
本当にお世話になった方です。
 また、近年は「特定非営利活動法人自然環境会議八尾」に参画され、この「中環の森」に参加されるようになりました。
 「環境アニメイティッドやお」の事務局時代から、どこかで気にかけていただきました。
 本当にお世話になりました。ありがとうございました。




 
 竹元さん。
 当時、「エコロジー美園小」の代表として、八尾北高校のビオトープ活動をご紹介させていただき、
現地まで見に来られ検討した結果、長期に渡り八尾北高校のビオトープ活動に継続して参加をしていただきました。
 それから、「エコロジー美園小」に「中環の森」を紹介させていただいたことで、こちらも継続して参加をしていただきました。
 エコロジー美園小として身近な所に活動場所が2つも出来たことに、遠方まで連れて行くことが減り、肩の荷が下りて、少しはお助けできたのではないかと思っています。

 年代は私より一回り上ですが、私が市民活動とその支援に携わり始めた頃と同じ頃に、美園小学校区の地域活動に竹元さんも携わりだしました。
 人生は先輩なのですが、市民活動においての意味では、同期の気持ちでした。

 私の様に若い頃から市民活動とその支援に携わらせていただいた身なので、同期不在で孤独でしたから貴重な方でもありました。
 また少し先輩ですがFMちゃおの鈴木さんの存在がありましたね。
 本当に、お世話になりました。ありがとうございました。



 
 自然環境会議八尾の溝口さん。
 久々に現地に参加をされました。

 久々過ぎて、物忘れがひどい私も名前が飛んでしまいました。
 なんせ懐かしかった。この方も色々とお手伝い等で助けていただきましたね。
 ありがとうございました。


エピソード(こぼれ話)
 八尾で「廃食油キャンドルづくり」を広めたのは「特定非営利活動法人自然環境会議八尾」 


 2009年度に解散しましたが当時、私も理事兼事務局長だった「特定非営利活動法人グラウンドワーク八尾」の立場として、
亀井小学校で開催された「フェスタ亀井」で、「廃食油のキャンドルづくり」を始めたが、八尾では初めてだったと思います。
 その時からかなぁ。「自然環境会議八尾」の皆さんに「廃食油のキャンドルづくり」をしてもらうに
あたり、
八尾市立リサイクルセンター「めぐる」で工房の教室として「廃食油のキャンドルづくり」を担当していただきました。

 当時は「自然環境会議八尾」さんはノウハウをお持ちではなかったので、私も大阪市内で携わっていた
「特定非営利活動法人ごみゼロネット大阪」が
「廃食油でのキャンドルづくり」を展開しており、
大阪市立港区にある市岡小学校で課外授業をしていた時に、足を運んでくださりました。

 現地視察まで来て下さり、自分たちでも出来ることがわかり、立ち上げていただきました。
 おかげさまで八尾で「廃食油でのキャンドルづくり」を広めてくださりました。
 気が付けば、協働をしていたこと、自然環境会議八尾と言えば「菜の花」か「廃食油のキャンドルづくり」になったかと思います。
 広めてくださった団体です。本当にありがとうございました。



 
 自然環境会議八尾の神田(こうだ)さん
 いつも寡黙に菜の花の栽培をしていただいております。

 この方が居てたから、「中環の森」での菜の花栽培は、今日まで続けて来れました。
 神田さんの存在を私でも詳しくない中、参加者はもっと知らなかったと思います。
 縁の下の力持ちで、ずっと支えていただきました。本当にありがとうございました。
 いつまでもお元気でいらしてくださいね。本当にお世話になりました。





 
 左が阿瀬さん。右が先ほどご紹介した竹元さん。
 この現地で見るこのおふたりの笑顔も今日が最後です。

 今後はOB会で、この現地活動に携われたらって仰っていました。

 「つどい体験会」として、「つどい」は環境活動ばかり支援をしていて、
他の事も支援をしてくださいと委託元からの指導があり、当時、「中環の森」から
手を放しなさいと言われてた時期がありました。
 左の阿瀬さんが、主体的になって、子どもたちも保護者もこの現地で遊んでいただいてから
活気が出ましたね。
 「自然環境会議八尾」の宮川さんも直接、「エコロジー美園小」とやり取りをしていただき、「つどい」は当日に
間接的に携わる程度になりました。この方々の主体性があったから、今日まで続けてこれました。
 続けて良かったと思った時でした。本当にありがとうございました。


 当時の心境をまとめたブログ記事です。こちらをご覧くださいねm(_ _)m
 ▼つどいブログ▼
 「菜の花」で地域と学校と多世代がつながるコラボ【エコロジー美園⼩&⾃然環境会議⼋尾】




 少子高齢化・ライフスタイルの変化・価値観の変化 様々な要因があるのでしょう 

 令和に改元されて今月末で丸5年になります。
 昭和から平成に改元された時に大きく社会が変化したように、
平成から令和に改元される際にも、社会は大きく変化するだろうと思いました。

 まさか衛生面では疫病としてコロナ禍で活動が自粛するとは予想だにもしませんでした。

 市民活動の状況も大きく変わりました。
 これまで第一線で活動していた市民活動団体の方々が高齢化で解散や休会。
 以前から叫ばれていた若年層が参画しないのは、個別で団体を結成しネットワーク型で活動される中、
階層型組織である従来の地域活動団体や従来の市民活動団体に参画することは少なく、活動の減少の一途を辿っています。

 ライフスタイルの変化で、定年退職が延長され、高齢者層も市民活動といった社会貢献活動に参画する機会も減少。
 中年層も共働き世帯が多く占める中、市民活動といった社会貢献活動に参画する機会も減少。
 価値観の変化もあってか、公益活動・社会貢献活動・ボランティアと言った活動に参画する方も総じて減少しています。

 何かがマッチングしない要因があるのか、参画が進まないのかもしれません。


 その現象が大きくあらわれた5年間だったように思います。
 特に子ども会のような少子高齢化、親御さんがお世話まで出来ない現状もあり、今回、終了となりました。
 


 多様化と共通認識 
 多様化と言う中で、バラバラな多様化が進んでいるように感じます。
 扇の要のように共通認識があって、開いた扇が多様性であるはずだと思うのですが。
 共通認識と言う「ひとつにつながる」「ひとつになる」というものがないというのが、社会問題や地域課題の改善や解決につながりにくい要因になっているように感じます。
 
 協働の面でもシンボルを持つことが、「この指とまれ!」になり、多様な活動主体が連携・協働につながると言う事例は聞きます。
 果たして八尾のシンボルは今、なんでしょうか。また、共通認識とは何かが必要だと思います。



 「少年よ大志を抱け」 
 市民活動団体の目的は、公益を生み出すことです。
 公益とは、不特定多数に利をもたらすこと。または
不特定多数の方々のお役に立つことです。
 社会問題・地域課題の改善・解決を善とすると言う表現もできます。

 共通認識もシンボルも、公益を生み出すための大志を抱くものが必要でしょう。

 大志とは「社会や人々のお役に立つこと」です。
 「少年よ大志を抱け」とアメリカの教育者クラーク博士が札幌農学校を去る時に学生たちに残した言葉です。
 今では死語になっているのでしょうか。
 
 この志が、地域のためなのか、日本のためなのか、世界のためなのか、人類のためなのかと、大きくくなればなるほど大志といえるのでしょう。

 この5年でこの大志を抱くものを探究出来て来なかったのかもしれません。根を深めることが出来ず、枝葉が中心になっているのでしょう。
 楽しいから、好きな事が出来るからと言う自分の思いや個人の目標を実現する世界は、本来の市民活動ではないのでしょう。

 その共通認識の提示や啓発が「中間支援」の役割のひとつでもあると思うのです。
 この点での「人づくり・人育て」が出来なかったのです。


 今回の終了は、その点が出来なかったのが、反省でした。私の力不足です。

 物やサービスが見えないなかで、とても分かりにくい世界です。
 無謀で、とても難易度の高い、至難であると、いつも思わせていただいております。


 最後にFMちゃおさんが閉局イベントでのメッセージとして「未来を信じて、使命感で26年走り続けた」という言葉が今も残ります。
 震災時・災害時の被災者・市民の支援がFMコミュニティ局の使命です。
 「命が一番大切である」ことを使命として伝え続けることで、明るい未来になると信じておられたと思います。

 このような大志を抱き、必ずそうなると信じる心が必要なのだと思います。それを啓発・広げ・深めることが難しかったのかもしれません。

 ますます、中間支援として啓発するレベルは究極になるばかりです。すごいお役をいただいております。


 皆様、本当にお世話になりました。ありがとうございました。




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