こんにちは!つどいスタッフの「おかゆ」です。
2019年11月30日につどい大会議室で実施しました、「つどいのNPO法人相談会」。
八尾市内の小さなNPOを対象に、事業報告書の書き方や解散手続きについて、個別相談会を行いました。
相談会では同時に、多くのNPOのお悩みであろう「資金面」について、サロン形式で話題提供を行いました。
話題提供者は八尾市の市民活動支援基金を活用し、見事「財源確保」や「仲間作り」を実現させている2つの団体です。
それでは、本日のブログではそんな「つどいのNPO法人相談会」の様子についてお伝えします~!
話題提供①特定非営利活動法人にじいろのクレヨン様より
「仲間を増やして財源確保」をテーマにお話ししてくださった特定非営利活動法人にじいろのクレヨン代表、坂本さん(写真右)。
坂本さんが活動を始めたのは、それまでに子どもたちの居場所をつくっていた方が倒れ、集まる場がなくなりそうになったとき、それなら私が!と、立ち上がったことがきっかけだったそうです。
当初はお月謝だけでは家賃や光熱費まで賄うことができず、会計担当が火の車具合に辞めていってしまうこともあったそうな。。
しかし、思い切って市民活動支援基金に挑戦したところ、審査員からいただいたアドバイスや、そこでの繋がりから活動を発展させることができたそうです。
そして、今では活動に参加してもらうご家庭皆さんに会員へなってもらうことで、ある程度の会員数を獲得することができるようになったとのこと。
財源確保のコツは、「お金を集めようとするのではなく、一緒に活動をする仲間を集めること。この場がなくなって欲しくないと思ってくれる人がいれば、活動は続きます。」
坂本さんは大きな笑顔を浮かべられていました。
話題提供②八尾ねこの会さくら様より
次に、「参加費をいただいて財源確保」をテーマにお話しいただいたのは、八尾ねこの会さくらの黒田さん(写真左端)。
活動を始めた当初さくらは、猫の保護に予算が割かれていないことに対する反対運動を行っている団体のように見られていたそうです。
しかし、野良猫の保護を行っている保護主さんに野良猫を連れてきてもらい、譲渡会を行ったところ、なんと100名以上の来場者が!
市民活動はターゲットを見つけることに苦戦することが多くありますが、さくらの場合は市民活動になじみのない方も活動のターゲットにすることができたといいます。
しかし、あくまでも野良猫を減らし、猫の幸せを願うのが団体の想い。
無料の譲渡会で連れて帰られた猫が動物実験に売り飛ばされたり、猫に去勢不妊手術を受けさせない飼い主がいたり、保護主さんの想いに沿わない形で猫が飼われてしまっては意味がありません。
そこで、黒田さんは譲渡会に協力金(寄附金)を設けることにしました。
始めは他メンバーに猛反対を受けたと言います。現在は500円の協力金も、100円にした方がいいのではという意見も多くあったそうです。
しかし、黒田さんは譲りませんでした。
「マイナス思考にならないで。お金をいただく側が自信を持たずに誰が払う!」と譲渡会当日を迎えました。
その結果、協力金を設けた後も参加者数は変わりませんでした。
そのおかげで現在は持続的に譲渡会の運営ができ、次は野良猫の保護シェルター兼譲渡会場の猫カフェ実現に向け、活動しているそうです。
(譲渡会の協力金を募ることで、新しい収益(寄附金)を得られたました。)
(昨年度は、譲渡会運営などを「八尾市市民活動支援基金 事業助成金事業」として行っていましたが、
助成金を全く使わずに事業が自立できたというご報告をされました。)
個別相談会では
話題提供の合間には、八尾市コミュニティ政策推進課の担当者の方と、特定非営利活動法人て・と・ての税理士さんに相談員となっていただき、事業報告書作成の方法や、解散手続きについての個別相談会を実施しました。
相談会にお越しいただいたことで、「手続きについて次に何をしたらいいか分かった」というお声もいただきました。
つどいとしては久しぶりの開催となった相談会。
今回はサロン形式にし、話題提供の時間を設けたことで、相談会以外の時間にも自団体に持って帰れる気づきがあったとお話ししてくださった参加者もいらっしゃいました。
つどいスタッフもイベントを振り返って気づくことがありました。
それについてはまたつどいホームページにてお伝えしますね!
つどいは八尾市で、誰かのため自分の得意を活かしています!活かしたい!という方たちのご相談をいつでも承ります。
どうぞお気軽につどいへお越しくださいね
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