耳鼻科に行くと小学校低学年の子が走って逃げようとしている光景がありました。嫌がる子を何とかドアの前まで連れていかされても、とにかく入らないの一点張り。もしあなたがその子の親ならどうするでしょうか?
ある方はその場しのぎで「痛くないから‥」と言ったり「もー早くしいや‥」「なにしてんの」と言って怒ってしまうのかもしれませんね。しかしその時、小学校高学年(以下「上級生」という)の子がその子に歩み寄り「何が嫌なん?」と聞きました。その子は「白い服(白衣)と眼鏡(おでこについている額帯鏡)は怖い」と言ったそうです。すると上級生の子は先生に「眼鏡(額帯鏡)と白衣を取って下さい」と頼んで取ってもらい、先生に廊下まで出てもらいました。すると、その子は大人しく検査を受けられたそうです。
恥ずかしながら、ついつい忙しく「もー早くやってよ」「なにしてんの」が先行してしまっている つどいボランティアスタッフのたかし ですこの「何が嫌なんやろう」と想像することが、忙しい(忙しくなくても)大人が忘れがちなんでしょうね、子育ても同じなんだな~と思いました。
このエピソードは映画「みんなの学校」の大阪市立大空小学校初代校長、木村泰子先生が当時通っていた生徒の実話として紹介されていた内容です。今回は9月23日(祝・土)に木村泰子先生をお招きして「みんなの学校 みんなの地域」と題した基調講演とグループに分かれて意見交換が行われるというご案内です。
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