先週は、新潟の実家に帰省しました。
(新幹線から撮った写真。山々が赤く色付いていました。)
89歳の母と2日間ほど一緒に過ごして感じたことを。
特に何か取り柄があるとか自慢できることがあるというのではないのですが、健康的だな〜と思ったので、ちょっと書いておきます。
まずは、毎日階段の上り下りを欠かさないこと。
エントランスから3階の玄関まで、朝夕2回は上り下りします。
これが、とても良い筋力トレーニングそして心肺機能への刺激になっています。
膝を深く曲げることができないので、下りる時は後ろ向き。
上る時は手すりにつかまりながらですが、しっかりとした足取りで一歩ずつ上ってきます。
加えて、天気が良い日はお散歩、買い物、友達のお家訪問などで、歩き回ることが多いようです。
ご近所さんに年齢の近いお友達が多いのも、家に篭らない生活の誘因となっているようです。
趣味は洋裁。
端切れを組み合わせて、カバンや小物入れ、カバーなどに仕上げていく。
もちろんメガネをかけてですが、創意工夫をしながらの針仕事が楽しそう。
材料を頭の中で立体的に組み立てていくことや、それを手元の細かい作業で仕上げていくことが、認知機能への良い刺激になっているのではないかと。
(母作、来年の干支の置物です。)
そして、食事。
料理はとてもシンプルですが🤭、種類が多くて色味が豊富。
私がいた時は、ほうれん草のおひたし、蓮根のきんぴら&酢の物、キャベツと人参の浅漬け、おでん(たまご)、大根とキノコのお味噌汁など。
ときには、ここに友達が持ってきたお惣菜(先日は春巻きいただきました)がプラスされます☺️
そしてメインの、お魚かお肉と、お茶碗一杯のご飯。
朝夕には、リンゴやミカンなどのフルーツも添えられます。
夜はお風呂。
必ず湯船に入ってあったまる。
そして、10時ごろにはベッドに。
これらは母にとってはなんの変哲もない「変わり映えのしない」毎日なのかもしれないですが。
習慣と健康がちゃんと結びついていると実感できて、子供としてはとても嬉しく思えました。
身体は日々変化していくからこそ、日々何を積み上げるかが大切。
食事と睡眠、そして運動という観点からどんな日常を過ごしているか。
振り返るだけで、身体の好不調の原因が分かったりしますね。
そう言えば、80歳になった頃、膝が深く曲げられないので医師から人工膝関節置換手術を勧められたと、相談してきたことがありました。
よくよく話を聞くと、痛みはなく、歩くのには不便はない。ただ正座は出来ない、とのことでした。
医師は、年齢的に手術ができるうちにという判断だったようですが、私は「痛みがないならそのままでも良いのではないか」と母に伝えました。
その時の判断が正しいか正しくないかは別として、ゆっくりではありますが、しっかりと自分の脚で歩くことができている今の母の姿を見るたびに、ホッとしています。
来年は90歳。
できるだけ長くこのような母の日常が続きますように。
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