暗い部屋で目を閉じる

まだ前の会社に属していた頃、年一回の健康診断のことだったか。

診断項目のひとつにあった「問診」。ブースが６つ、7つあって、順次空いたところに人が入っていくスタイル。
で、呼ばれたところに入っていくと、そこには若いお嬢さん。どうやら新入りさんなのか、横にはベテラン（イメージ）な女性もスタンバイ。

で、この子が大変可愛かったのだが（蛇足）、兎に角一生懸命で、いろいろ言葉を掛けてくれて。そんな中で今も記憶に残っているのが、「ちょっと目を瞑って休むだけでも、脳はリフレッシュできるんですよ」というアドバイス。

以来、フトその子のことを思い出しつつ（記憶の中で、だいぶ美化されているに違いなひ）、メガネを外して目を閉じることも。脳のリフレッシュ効果なのか、プチ瞑想による効能か、それとも気のせいか、ちょっとした仕切り直しに役立っている。

そして、時々思うこと––『真っ暗な部屋で目を開けているのは、目を閉じているのの同じことか』。さて如何に。
「見えないものを見ようとして、逆に脳は休められない」というのは、単に私の予想である。