砂上の楼閣

たまに思いついたことを時々書いたり書かなかったり。
ジャンル未定の備忘録みたいなものです。

岡本綺堂 増田渉 支那怪奇小説集

2022-03-21 01:13:05 | 本と雑誌

以前から気になっていた事があったのが解決したので備忘録として書いておくことにした。

10年程前に島根県の佐太神社に行った。

お参りをした後、鹿島歴史民俗資料館にも立ち寄った。

私は知らなかったのですが、中国文学学者の増田渉という方は鹿島町出身者であったことを。

名前だけは知っていたのですが、それは岡本綺堂に関連して覚えていたのです。

どの本で増田渉の名前が出てきたのか思い出せなかったが、つい2,3日前に判明した。

光文社 中国怪奇小説集 2008年発行 その本の解説で増田渉の名前が出てきたのである。

その解説は岡本経一が書いたものである。

その解説の中に、綺堂が「支那怪奇小説集」を出版した後、増田渉が魯迅の「支那小説史」の翻訳本を出したとの下りで出てきたのである。

「専門学者を尊ぶ心の篤い綺堂老人は、魯迅の書を読んで、支怪の書の解読に誤りがなかったことに安堵の面持ちであった。」と書かれていた。

鹿島歴史民俗資料館には、増田渉の資料や本があるのでもう一度訪ねてみたい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

kindle Paperwhite 購入

2013-05-13 01:40:55 | 本と雑誌

今さっき、アマゾンで購入ボタンを押した。

amazon.comが販売したkindle Keyboardを持っているのだが、これは洋書用にし、今回買うpaperwhiteは日本語の本のために購入。

なんかamazon.comで以前買った本をamazon.co.jpと統合できるらしいが、めんどくさいので今回はパスしておく。

司馬遼太郎の本がKindle化されていたら嬉しいのだが、生憎とされてはいない。

が、都筑道夫の本が一部kindle化されている。とりあえず、それを読みながら他の作家の本を探していこう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

妖怪談義 柳田國男

2011-12-20 08:14:22 | 本と雑誌

 最近読み始めた本です。

今まで読んできた本とは系統が違うので苦労しています。

古典の知識も無いし、妖怪の知識も無いので仕方ない・・・

それと、柳田國男の時代と現在では人の名前まで呼び方が違っている。

ちょっと例文をあげるとしたら、

出雲の子取りなぞは子供の油を絞って、南京皿を焼くための使うなどと、丸で纐纈(こうけち)城かハンセル・グレッツェルのようなことを伝えており、東北では現にアブラトリという名もあって、日露戦争の際にも一般の畏怖であった。

纐纈城かハンセル・グレッツェル??

纐纈城は調べればすぐわかった。ネットって便利なものだと思った。

今昔物語に載っている話で、慈覚大師が唐に渡った時のお話に出てくるお城。

ハンセル・グレッツェルは、これは推理するしかなかったがヘンゼルとグレーテルのこと。

すらすら読むということが出来ず、寄り道ばかりするのでなかなか先に進めない。

 それに、慈覚大師ということで連想したのが、出雲にある「鰐淵寺」というお寺。

以前写真を撮りに行った際に、慈覚大師がどうのこうのと書いてあったような気がしたからである。

それで鰐淵寺に行ってみた。

あったあった。 慈覚大師の絵が参道の途中に描いてあった。

それと、鰐淵寺は武蔵坊弁慶が修行した地でもあるというのも忘れていた。

せっかく色々な所に行っていても、謂われや歴史的背景を覚えていない自分に腹が立った。

が、仕方が無い。昔から記憶力が無かったから。

しかし、妖怪談義という本をこの調子で読んでいたら読み終えることが出来るのだろうか・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「仏の発見」という本

2011-05-08 01:00:27 | 本と雑誌

五木寛之 著  対話者 梅原 猛

先日本屋で、「仏の発見」という本を見かけパラパラッと立ち読みし、即購入した。

久しぶりに面白い本に出会えた。

仏教関係の本では、渡辺照宏著の「仏教」という本も面白かった。

しかし、この「仏の発見」は、仏教を解説している本ではありません。

知的好奇心を満足させる本です。

とりあえずお薦めいたします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳥辺山心中

2011-03-08 10:27:23 | 本と雑誌

岡本綺堂の鳥辺山心中を読んだ。

面白かった。

やはり、岡本綺堂は天才だと思う。

怪談ものや、捕物帖、海外の怪談の翻訳、それに歌舞伎作品。

多才。

最近、光文社から「江戸情話集」というのが文庫本で出され、その中に収録されている話である。

鳥辺山心中は京都を舞台にしている。

旗本 菊池半九郎と遊女 お染との運命を描いた物語で、ほんの少しの歯車の狂いで心中に至ってしまう。

短編なのであまり内容を書くと、本を読まれるときに興醒めになるのでこの辺りで。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする