最近放送されているドラマであるが、斬新な刑事ドラマだ。
決してこれを推理ものだと思ってはいけない。
昔、スプラッターホラー映画が流行った時期がある。
本来は、血みどろのおどろおどろしい恐怖映画なのだが、一つ手を加えれば死にそうになるくらい笑えるギャグ映画になる。ちょっと歳の性で題名を忘れてしまいましたが。
それと同じように考えれば、推理ギャグドラマと言えるかもしれない。
何でそれが決め手になるねん?っていうか、それって推理小説では反則やんか!というのが満載のドラマである。
第1話を見たときには、腹が立った。
第2話を見て、どうしてブローチが決め手になると思ったのかが不思議だった。
脚本が悪いのか?演出が悪いのか?と色々考えた。考えている時点で罠に落ちたも同然の状態になった。既に第3話が楽しみになってきている自分が怖い。
第3話を見て、愕然とした。いくら目を凝らしてドラマを見ても、常識に捕らわれては最後の結末を推理するのは不可能だと悟った。
次回からは、常識をかなぐり捨てて(あまり常識人ではないので容易かも)、ドラマを見ようと心に決めた。
きっと第4話は、犯人は福家警部補だと思う。視聴者は、福家警部補だと思いこまされていたが、実は、犯人は第1話の前に福家警部補を殺害し、そっくりに変装していたのである。すなわち、第1話から偽福家が推理して事件を解決していたのである。
こんな展開になっても驚かない。それほどこのドラマにはインパクトがある。