私は、庄原市独自のキャッシュレスカード事業(なみか)に対して批判的な考えを示してきた。
それに対して、「なぜ庄原市が活性化することに反対なのか?」と質問されることがある。
少しだけ説明しようと思います。
(私、批判するためには実際使ってみようと3月3日に申し込んだが、まだ届いていないので実際に使っていない。どないなってんねん!)
まず、地域限定のキャッシュレスカードシステムであり、10,000円分のポイントを付与したカードを住民一人一人に発行したという経済対策であることを踏まえて考えを示します。
付与されたポイントは心理的に経済効果が弱いと思われる
10,000ポイントを使い切れば用済みという話をよく聞く。
現金と違ってポイントが失効しても痛痒を感じない。9,600ポイント使って残り400ポイントとかの場合、近くに加盟店がなければわざわざ車で買い物に行かない。
さらにポイントの場合には無駄遣いが少ないのが経済効果が弱い。例えば2,000円分の商品券(おつりがでないタイプ)で1,800円の買い物だと、もう一品足して2,000円を超えるように余分に買い物をするが、ポイントだとそういうことはしない。次回の利用時に回す。
使える店が片寄っている
同じ地域内に同業者が複数ある場合、「なみかカード」が使える店と使えない店がある。
例えばガソリンスタンド。今まで利用しているA店でポイントが使えないという場合、ポイントの使えるB店に行く。10,000円分だと農繁期に入るこの時期だと、ガソリン20L・軽油40L・残り自動車に入れればポイントがなくなる。
地域内で単に客を盗られたことに過ぎない。
国の補助金を使って一部の業者を助けているだけである。
有効期限を過ぎて消失したポイントや申請しなかった人のポイントを使ってポイント還元セールなどしたら、加盟店以外のお店を潰そうとしているのに過ぎない。
商品券で事足りる
コロナ禍の経済的弱者救済ならば、1枚500円の商品券20枚でよい。
庄原市内の事業者なら誰でも商品券を扱えるようにすれば、使える店が増えて利便性がよい。
経済の活性化なら三次藩札を見習えばよい
10,000円で11,000円分の三次藩札は、三次市以外の人も買え、藩札取り扱い店も多い。
今回は2,000冊の販売という話だったが、庄原市でも同様の事は出来るだろう。
追記
三次市をほめてるわけではない。
PayPay利用者にポイント還元政策は、不公平であり藩札発行を増やした方が良かっただろう。
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