それが一番の問題

概要は後からついてくる

鯨オーケストラ 吉田篤弘

2023年05月20日 | 小説


やはりこの人の小説は最高。
日本語を読めるなら、絶対に読んだ方が良い。
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それでも世界は回っている2 吉田篤弘

2023年01月10日 | 小説


続きの話。

やっぱり吉田さんの小説が好き。
少しだけ入っているファンタジー。
大人の僕にでも信じられるというか、
素直に、映像が頭の中に浮かぶ。

そして、物語には日常生活の中で
見過ごしている発見が散りばめられているんだ。

落ち着いて、ゆっくりと、人生を噛みしめて生きたいと思う。
僕の日常はちっともそんなではないけど。。
だからからな、吉田さんの小説の世界に憧れるんだよな。。
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屋根裏のチェリー 吉田篤弘

2022年12月31日 | 小説


最高。

この人が書く小説の世界観が最高に大好き。

「流星シネマ」という小説と同じ街に生きる人々のそれぞれの視点から書かれている。
その手法も好きだけど、もちろん対象となる話自体が素敵。

少しだけファンタジー要素がある世界を、僕の日常から垣間見させてくれる。
その結果、少しやさしく、ゆっくりじっくり物事をしっかり捉えて生きていこうと思う。

あんまり長く続かないんだけどね。

だからかな、吉田篤弘さんの本がでると、必ず読んでいる。
もう少し、ゆっくりと、しっかりと地に足をつけて生きたいと思うんだ。
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流星シネマ 吉田篤弘

2020年10月11日 | 小説


大好きな小説家の一人。久々に読んだ、仕事が少し落ち着いた週末に。自分の部屋で。

いくつかのシーンと、登場人物のイメージがあって、
それらを繋げたのかな、と思う。そんな気がした。

相変わらず素敵な世界感。自分も住んでみたいと思う。
少し退屈かも知れないけど、落ち着いて、丁寧に暮らす毎日。
死活問題にはならない範囲で悩み、でも
どこか淡々と生きていけそうな気がする。
(小説の中ではもちろんハプニングというか、イベント的なことは起こるけど。)

登場人物もとてもユニークで素敵。
自分の周りにはいないけど、
いそうな、いや、いて欲しい感じ。
小説の世界観に於ける存在には違和感がない。とてもいい感じ。
一緒に仕事したくなるような人たち。
心が少し優しくなり、そして、人生に少し前向きになれた気がする。

大切に残しておきたい心象風景が増えた。
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風の歌を聴け 村上春樹

2020年02月23日 | 小説
読んだ。2回目。最初に読んだのは、、、、
15年くらい前かな。もっと前かも。
内容はすっかり忘れていた。

キンドルで買って、
iPad Miniで読んだ。
小説をiPad Miniで読了したは
これが最初かも知れない。

おもしろかった。
今に通じる感覚がある。

なんなんだろう。
センス、、、。音楽みたいなもんかな。リズムというか。
あとは、まぁ出てくる名詞や比喩。

主人公は揺るぎない何かを持ってる感じがする。
自分では言わないけど、芯が強くて、頭が良い人。
基本的なスペックが整っている、、、というか。
みんなそれを自分に投影して、なんとなく良い気持ちになるのでは。
既述の名詞やリズムとあいまって。

気怠い感じもなんかいい。


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天切り松 闇がたり 浅田次郎

2020年02月11日 | 小説
最高。

キャラクターがかっこよい。
あとは言葉遣い。
江戸弁?なのかな。音というか、響というか、好きだね。
肌が合うというか、ソリがあう、というか。

気の合う人から、面白い話を聞いている感覚で読んだ。
タイトルに「かたり」とあるし、作者の意図通りなのだろうと思う。
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J. D. Salinger  このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年

2019年02月24日 | 小説
サリンジャーは「The Catcher in the Rye」を
19歳の頃に原書で読んだ。

今まで読んだ小説の中でもっとも
記憶に残っている本の一つ。

本書の収録作品は以下の通り:
マディソン・アヴェニューのはずれでのささいな抵抗
ぼくはちょっとおかしい
最後の休暇の最後の日
フランスにて
このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる
他人
若者たち
ロイス・タゲットのインタビュー
ハプワース16、1924年

「ナイン・ストーリーズ」も
「フラニーとゾーイ」も最後まで読んだ。
「大工よ、、、」は途中で挫折した。
もう20年近く前の話。

そして、先日、本屋でこの本に出会った。

興奮した。

出版されていることを知らなかったし、
ホールデンが出てくるみたいだし。

「ハプワース16、1924年」以外は、
Catcher以前に書かれた作品。

ホールデンのその後についての示唆もあり、
僕はドキドキしながら読めた。

最後の作品は、サリンジャーという人を
知る為には良いかも知れない。
でも、作品やその中の登場人物が好きな人には、
最後まで読むに耐えないのではないか。
現に、少なくとも発表当時の評価は低かったみたい。

Catcherを求めていては、
サリンジャーのどの作品を
読んでも満足できないことは知ってる。
それでも、僕は未発表の作品は読みたいと思う。

このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる/ハプワース16、1924年 (新潮モダン・クラシックス)
クリエーター情報なし
新潮社
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「ニール・ケアリー」シリーズ ドン・ウィンズロウ

2019年02月24日 | 小説
全5作。

ストリート・キッズ(A Cool Breeze on the Underground)
仏陀の鏡への道 (The Trail to Buddha's Mirror)
高く孤独な道を行け (Way Down on the High Lonely)
ウォータースライドをのぼれ (A Long Walk Up the Water Slide)
砂漠で溺れるわけにはいかない (While Drowning in the Desert)

1ヶ月くらいの間に全て読んだ。(日本語で)

週末の楽しみとして。とても贅沢な時間。

主人公の言い回しが、
アメリカ文学的に洒落ていて素敵。

ストーリーはとてもダイナミック。

第2作と第3作で特に思ったのは、
著者はかなり詳しく取材・勉強をして
書いたであろうこと。
当たり前なのかも知れないけどとても感心した。

そして登場人物。
ピカレスク小説の主人公として僕の好みにあっている。
ジョーもいいけど、やっぱりニール。最高にかっこいい。

この作品はずっと僕の心に残ると思う。
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騎士団長殺し 村上春樹

2017年08月21日 | 小説
村上春樹の長編小説を読んだのは約10年ぶり。

本作は「ねじまき鳥クロニクル」に似てると感じた。
穴、大東亜戦争時へのリファレンス、主人公があまり仕事してない感じ。
食事、音楽、スーパーナチュラルとか。

「海辺のカフカ」にもそんな感じもモチーフがあったような。
ジョニーウォーカーさんだっけか。「元来」とよく言う人だっけ。違ったっけ。

そんなことばかり考えて読んだ。

本作の世界観を僕は村上春樹以外に知らない。
好き。できる男が仕事に追われず淡々と日常を過ごす感じ。
穴に入っていく感覚。瞑想的なことして、自分のパワーアニマルにあう感覚。
映画「ファイトクラブ」で主人公が出会うペンギンみたいなもんだ。

ただ、「ねじまき」を読んだ人間にはあまり新鮮味がないのではないか。

あと、比喩がちょっとね、、、。
なんだろう。齢か?なんか気になった。
言いえて妙だったりするけど、背景とあっていないというか、
得意げに書いている気がしてしまった。

一流のプロだし、当然といえば当然だけど、
文章は本当に上手。それだけでも読む価値はあると思う。

1Q84を読んでみようかな、、、。
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パルプ チャールズ・ブコウスキー

2017年05月29日 | 小説
パルプ (ちくま文庫)
クリエーター情報なし
筑摩書房


I did not finish reading this book because I failed to see the significance of it.

比喩表現はおもしろいものがあった。笑えるシーンもあった。
でも、そんなに面白い?
いわゆる三文文学を読む気分ではなかったのだろうと思う。

タランティーノの「パルプ・フィクション」と直接的な繋がりはない。


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遠くの街に犬の吠える 吉田篤弘

2017年05月28日 | 小説
遠くの街に犬の吠える (単行本)
クリエーター情報なし
筑摩書房


カーテンを全開にして、風を感じながら読んだ。休みの日の午後に。

脳内に広がったのは、吉田篤弘の作品の中では比較的現実に近い風景。

相変わらずの強靭な想像力。そして繊細なライティング based on丁寧な言葉選び。

ゆっくり、気持ち良く読めた。

一人で切ない映画を観に行くような感覚。
周りを気にすることなく、一人部屋の中で、ゆっくりと読んだ。
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サウスバウンド 奥田英朗

2017年05月27日 | 小説
サウスバウンド (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社


最近読んだ小説の中でピカイチ。
久々に読むのを止められなかった。

二郎の中野での小学生生活の描写は自分の小学生の頃をリアル思い出させた。
技術もさることながら、感性に感服した。

一郎はまるで少年ジャンプの連載漫画に出て来るキャラクター。
破天荒だがまっすぐ、そして人に愛される。

キャラクターが多々政治的な主張をする。
筆者はしっかり調べたに違いないと思いながら読んでいたら、
書末には参考文献のリストがあった。合点がいった。
キャラクターの主張には筆者の主張もあるだろう。
新書等に書くよりも、魅力的なキャラクターの声で伝えた方が
説得力があるのかも知れない。

この小説の主要ターゲットは誰だろうか。
おっさんの僕でも楽しめたが、実は中学生なのかな。
或いは、小学生の子供がいる年代のお父さん達、かな。

とにかく読んでみて損はない作品だと思う。
Comments (2)
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高く遠く空へ歌ううた 小路幸也

2017年05月14日 | 小説
高く遠く空へ歌ううた (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社



Did not finish reading it because it was not what i thought it would be.
No offense. it is my bad. my assumption was wrong.
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ブランケット・ブルームの星型乗車券 吉田篤弘

2017年05月07日 | 小説
ブランケット・ブルームの星型乗車券
クリエーター情報なし
幻冬舎


吉田さん、ブランキー知ってるのかな。 Blanky Jet City。
ブランキーって、英語でブランケットのこども言葉だって聞いたことあるのよね。

この小説の舞台はブランケット・シティという架空の都市。
章の区切りのページのデザインも、なんとなく
Blanky Jet Cityと読ませようとしている。
(気にし過ぎているせいかな。)

内容はブランキーの世界に近くない。
僕には少しファンタジーというか、夢見がち度が高過ぎた。
他の作品、例えば「台所のラジオ」の方が好み。

この作品を含む全ての吉田作品を読むと、
彼が非常に丁寧に生きていることがわかる。
そうでなければできない描写に溢れている。
僕が憧れるところ。
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コーヒーブルース 小路幸也

2017年05月06日 | 小説
コーヒーブルース Coffee blues (実業之日本社文庫)
クリエーター情報なし
実業之日本社


久々に小説を読んだ。
タイトルがとても気に入り、アマゾンで見た装丁も好みだった。

内容も好き。

作者が北海道出身なのに東京下町を舞台に描いている。
理由は知らないが、僕の感性に近いものがあるように感じた。

もっと読んでみよう。

ボロネーゼが無性に食べたいぜ。
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