それが一番の問題

概要は後からついてくる

厭世フレーバー 三羽 省吾

2010年08月07日 | 小説
厭世フレーバー (文春文庫)
三羽 省吾
文藝春秋

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いくつもの視点を書きわける。
小説家にとっては当たり前のことかも知れないけど、素人の僕からすれば感嘆に値する。

それぞれの主人公の時系列が交錯するため、一つの行動への動機やそれに対する解釈の違い、ひいては人間の身勝手さと思いやりが描き出される。

やっぱそれってすごいことだよ。

メッセージ?も良い。
完璧じゃなくてもみなそれぞれの最善、言い換えれば自分をとりまくモノすべてのために頑張っているんだね、それぞれの事情を持って。

それが世の中ってものか。

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1 Comments

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Unknown (藍色)
2010-08-20 19:03:29
こんにちは。同じ本の感想記事を
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