それが一番の問題

概要は後からついてくる

この世の全部を敵に回して 白石 一文

2009年06月28日 | 小説
この世の全部を敵に回して
白石 一文
小学館

このアイテムの詳細を見る


知り合いが残した手記として、人間(死?)について延々と述べられている。

僕は、最後まで読まないことにした。
書かれていることは良くわかるんだけど、なんというか、
とめどなく書かれていて、まるで、酒に酔っている相手に一方的に主張を
聞かされているような気分になったから。

んー、小説用の言葉を使った人生論ってところか。

今の僕にはtoo much.

もう少し若ければ、自分と同じ考えを持つ著者に共鳴したかも知れない。
もっと歳をとっていれば、同年代の同士に出会った感動を味わえたかも知れない。

でも、今の僕の為にはならない。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

箱崎ジャンクション 藤沢 周

2009年06月27日 | 小説
箱崎ャンクショジン
藤沢 周
文藝春秋

このアイテムの詳細を見る


最近は小説を読む気分になれないと書いたばかりだけど、休日の朝から読んだ。

ちょっと見てみるだけのつもりが、一気に読破した。
自分の未来を読んでいるような気がして、中断できなかった。

話は湿ってる。どうにもならない現実を生きる三十歳の男。
物語の起伏はあるが、恋愛や大事件、意外な終演もない。

どうしようもないし、どうでもいいし、誰を責めるわけでもない、
それでもどうにかしようともがく男。
過去に縛られ続ける男の話。

学生時代良く読んだ、暗めの小説を読み終えた後の読後感似たを覚えた。
似た境遇にある男の心の中を覗いたようなこの感触。

決してこうなりたいわけじゃない。
だけど、ジリジリと滑っていく気がする。

毎日毎日思う。

こうゆう話を書ける作家の精神力は凄い。
彼の人生の目標は何だろうか。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2009年06月27日 | 雑感

トイレの白い壁をさまようデカい蟻。

群れからはぐれたしまったのか?

その細いパイプを辿れば地面につける。
そのまま仲間がいる場所まで走ることだ。

そうすれば、灼熱の砂漠でも生きてゆける。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Once upon a Time in America

2009年06月27日 | 映画
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ

このアイテムの詳細を見る


こんな商売を思いつく仲間は好きだな。




Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近

2009年06月26日 | 雑感
小説を読めない。

何故か?

仕事に追われているから。

仕事にあぐらをかけるぐらいでないといけないのに、1日15時間は働いている。
通勤時間を入れると、17時間。

そして、仕事は仕事、生活するため。

お金を貯めていると言えば、何か目的があるかのように聞こえるが、
僕は完全に自分を見失った。

休みの日には、泥のように眠る。

それでもお金を貯めるしかない。

よそ見をしなきゃ。

今日、あの交差点で見た夕焼けを覚えていなくちゃ。

上も下もわからない毎日じゃ、生きいてるとは言えない。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

幼児がケータイでドラえもん

2009年06月25日 | 雑感
本日、東西線にて目撃。

21世紀だな。

教育上悪影響を及ぼしかねないのは、かつてのジャイアンのbehaviorではなく、
のび太の屁タレってぷりだ。

あの子の親は何を思うか。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プロフェッショナル 仕事の流儀 鮨職人 小野二郎の仕事

2009年06月21日 | 映画
プロフェッショナル 仕事の流儀 修行は、一生終わらない 鮨(すし)職人 小野二郎の仕事 [DVD]

NHKエンタープライズ

このアイテムの詳細を見る


7歳からずっと働きづめ。引退して遊びたいとは思わないそうだ。
仕事に没頭してきて、遊ぶということが良くわからないのかも知れない。

話すときは、意外な程に物腰が低い。

鮨以外の世界でも成功する人だと思う。
「自分に合った仕事などない」と言う。
自分を仕事に合わせるか、仕事を自分に合った形でやるしかないと。

その通りだと思う。

それにしても、手先が不器用な人とは想像もしてみなかった。
折り詰めは今でも上手に包めないらしい。

僕が一番感心したのは、理想の辞めの話。
仕事をまっとうするということは、二郎さんが理想とする辞め方ができることだと思う。

それまでは、没頭すること。
これが職人には必要なんだね。

そして、人生を振り返る時に多少なりとも充実感を得るためにも。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小説作法ABC 島田 雅彦

2009年06月21日 | 
小説作法ABC (新潮選書)
島田 雅彦
新潮社

このアイテムの詳細を見る


僕は島田雅彦さんのファンなので、この方が小説作法を書いたのならば
例えはずれたって良いと思って手に取ったが、良い意味で裏切れた。

大変内容が濃いと思う。そして実用的。
実際のエクササイズの記されているし、、、誰が見てくれるのか知らないけど。

個人的には、技術や文学のあり方よりも、「創作意欲の由来するところ」と
番外編の「私の経験に即して」におもしろ味を感じた。

何度も読み返すか、じーーっくりと読まないとモノにならない本だと思う。

もう一度読もう。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プロフェッショナル 仕事の流儀 装丁家 鈴木成一の仕事

2009年06月21日 | 映画
プロフェッショナル 仕事の流儀 装丁家 鈴木成一の仕事 誇りは自分で創(つく)り出す [DVD]

NHKエンタープライズ

このアイテムの詳細を見る


鈴木成一さんに似た人を知っている。
彼は、鈴木さんのように仕事のスタイルを貫けない。
どの世界でも、金を貰う側が自分の主張を貫くのは並大抵ではない。
他に仕事が行ってしまうから。

鈴木さんは、「頼まれるから、やる」と言う。
他でも良いなら、他で頼め、、、と。
そう言える程の実績を持つデザイナー、、、。

僕のようなビジュアルセンスがない人間には理解できないレベルの力だね。
僕にとって、装丁はただ印象に残る/残らない、或いは、好き/嫌いだけだから。

無意識には作用しているだろうけど。
プロはそこをつついてくるんだな。

感受性を磨けば、世の中はもっとおもしろく、パワフルに見えるはず。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今さら聞けないパソコンの常識 新星出版社

2009年06月20日 | 
今さら聞けないパソコンの常識
田中 眞由美,金山 美奈子,加藤 多佳子
新星出版社

このアイテムの詳細を見る


自分、不器用ですから。

と言っても仕事は進まないので、ちょっと勉強してみることにした。

パソコンに弱くて簡単な作業に手こずって、残業することが多いから。

仕事仲間と自分の両方にとっての易だと思ってやるべし。

この本は説明が簡単で非常にありがたいが、ちょっと古いかも。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

浅草 なにわや

2009年06月20日 | その他
浅草にある自家焙煎珈琲店。

いくつかの有名な珈琲店を訪れたことはあるけど、 ここの雰囲気にはちょっと驚いた。

店主、気合い入っとる。 熱血とかそういんじゃなく、真剣。 真剣に珈琲と向き合っている。

そして動きに無駄がない。 職人だなぁと感心した。

日本料理屋の居抜きと見える店内。すごく落ち着く。
床が平らだったらもっと良いと思うけど、敢えてしていないのかな。

火曜定休は、彼女が美容師だからか? などと余計な事を考えてみる。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京古本とコーヒー巡り

2009年06月20日 | 
東京古本とコーヒー巡り (散歩の達人ブックス 大人の自由時間)

交通新聞社

このアイテムの詳細を見る


もう少し珈琲屋情報が多いかと思ってたけど、それはそれで。

写真はかなりしっかりと撮られてると思う。
文章も上手。
ガイドではなく本として出版されていることに納得がいった。

寝る前に読むには最適だと思う。
Comments (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プロフェッショナル 仕事の流儀 左官 挾土秀平の仕事

2009年06月13日 | 映画
プロフェッショナル 仕事の流儀 左官 挾土秀平の仕事 不安の中に成功がある [DVD]

NHKエンタープライズ

このアイテムの詳細を見る


僕は、左官という言葉すら知らなかった。壁を塗る職人達を指すのだね。
挟土さんは、そのなかで数少ない天然の土を使う職人だそうだ。
自然の色は、有無を言わさぬ迫力があると。スクリーンごしに見る壁には、
たしかにそんな迫力があった。

「職人」という言葉が、implyするように、仕事は納得するまでやり直す。
言うのは簡単だけど、現実のコストとスケジュールの中でこの姿勢を通すのは、
かなりの覚悟がいる。しかし、この覚悟がないと一人前の職人にはなれない。
それが故の挟土さんが言う、プロがいる殺気だった現場があるのだろうと思う。

そして、道具がすごい。コテの種類が半端じゃない。
靴や野球のグローブみたいに、使うだけ自分に馴染んできて、
自分の体の延長のようになるそうだ。

やっぱり、良いモノをずっと使っていくって素敵だな。
妥協せずに仕事をする姿勢って素敵だな。

挟土さん曰く、苦悩の時期があったから今があるらしい。暖をとるための灯油を
チョビッとこぼしただけで、ゾーっとするくらい生活が厳しかった日々。

醜い自分をみてきたからあるから美しいものが見えると。
よく耳にする言葉だけど、それを聞いたとき、
不健康そうな顔に光る目の秘密が良くわかった気がした。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仕事の流儀 ベンチャー企業経営者 飯塚哲哉の仕事

2009年06月13日 | 映画
プロフェッショナル 仕事の流儀 ベンチャー企業経営者 飯塚哲哉の仕事 リスクを取らなきゃ人生は退屈だ [DVD]

NHKエンタープライズ

このアイテムの詳細を見る


独立して15年でもベンチャーって言うんだね。
お金の出所と仕事の種類にもよるだろうけど、社員の数から言って
ベンチャーのイメージとは違った。社員85人だもの。

もとバリバリのエンジニアで、Ph.Dももっとるそうな。
んー、父親はどんな石吾とをしていたんだろう?

とにかく、会社で裸足サンダルには激しく賛成。
お客が入ってこない場所ではそれでいいと思う。

それにしても、自社製品を搭載する他社のC-to-C商品の発売が決まる前から大量生産
するんだね、、、はたからは、とんでもないリスクに見える。
マーケティングデータなどを考慮した上で決めているだろうけど、それでも
かなりのカケだと思う。

軸はブレてちゃいけない、とさ。

そして、飯塚さんは最終的には人柄で決めることが多いそうな。
そこは、妙に納得。

甘い言葉を言わないヤツがいい、とか、
全く同感。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プロフェッショナル 仕事の流儀 商品企画部長 佐藤章

2009年06月07日 | 映画
プロフェッショナル 仕事の流儀 商品企画部長 佐藤章の仕事 チームの力がヒットを生む [DVD]

NHKエンタープライズ

このアイテムの詳細を見る


組織社会で生きてゆくのに大切な姿勢を示している人だと思う。

とても実用的なエピソードでもある。

茂木健一郎が、「サラリーマン」と言うとき、なにか侮辱的な、、、見下した
印象を受けた。
「サラリーマンなのに活き活きとしてる」みたいな。

佐藤さんはどう感じたのか知らないが、顔には出てなかったように思う。
「さすがだな」と思った。

集団での仕事は楽しくやらないと駄目だと思った。
厳しさと楽しさを共存させないといけない。
そこで役に立つのが、情熱、、、か。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする