それが一番の問題

概要は後からついてくる

無境界家族 森巣博

2008年06月28日 | 
うーん、混血児の父になったからかね、国家とか伝統とかを批判し
始めたのは。

軽い人間に見せようとしてるみたいだけど、本当に軽い人はこんな
本は書かないんだな。

「インチキヤロー」とけなす人もいるだろうけど、僕にそのつもり
ない。カワイーとこあんじゃんってかんじ。

ワイフの思想に影響を受けてるんだろうね。
悪く言えば受け売りだろうね。
どーてもいいけど、出所なんて。

「僕はよろしくやってるんだ」と繰り返し強調されててちーとイヤ
ミっぽいけど、嫌いじゃない。嘘でもいいし、本当でも辛いコトと
トントンだろうしね。

もっと読みたいとは思わなかったな。半分過ぎあたりから新しい
主張がないから。

なんくせをもう一つだけ加えると、名指しで批判したのに抗議がな
いから自分が正しい、と書いてはいけないと思う。無視されている
のかも知れないし、今更ほじくり返すほどの事柄ではないだけかも
知れないし。どっちにしろ自分を下げることになる。

無境界家族(ファミリー) (集英社文庫)
森巣 博
集英社

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時代の風音 堀田善衛 司馬遼太郎 宮崎駿

2008年06月28日 | 
終始「へぇー」と「ふーん」。

記憶には何も残らない。

会話を読んでるだけだし、僕の記憶力じゃ右から左。

今読み返すと「ああ、そうそう」。

つまり、目を開かせられるようなコトは何も書いてなかった。

おもしろかったけど。

時代の風音 (朝日文芸文庫)
堀田 善衛,宮崎 駿,司馬 遼太郎
朝日新聞社

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ある広告人の告白 デイヴィット・オグルヴィ

2008年06月25日 | 
「本腰をいれて努力しろ」ってことが言いたいんだと思う。
自信は自分の行為で築くしかないんだね。
精一杯やって初めて自分の思うこと堂々とを言えるように
なるんだ、というメッセージが全体にこもってるように思う。

人に見せられない仕事はするな。
質でも内容でも。
繰り返し書かれてる。

知的でワイルドな人なのかな。
容姿は知らないけど。

さんざんコピーを考えただけあって、言い回しが魅力的。
原書読めば良かったな。

具体的なアドバイスもちりばめられてる。
広告を書く人は、試す価値ありかもね。

実社会で成功してて、学者の意見を蹴散らす人、、、

そうありたい。

ある広告人の告白[新版]
デイヴィッド・オグルヴィ
海と月社

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よくわかる 商社 中岡稲太郎

2008年06月22日 | 
商社についての知識はゼロだった僕にはためになった。
新聞だけ呼んでたら何ヶ月もかかったであろう知識を、半日たらずで
蓄えた気分になれた。

大手がいくつかあって、何をやってて、その歴史がどうで、バブルの
後ああなってこーなって。

でもさ、商社と呼ばれる会社で働いている人で、この本に出てくる大
手で働いている人はほんの一部と思うんだよ。
僕が知りたかったのは、中小企業の実態。

それでも基本的知識として非常にためになった。

<業界の最新常識>よくわかる商社 (業界の最新常識)
中岡 稲多郎
日本実業出版社

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愛 ウラジミール・ソローキン

2008年06月22日 | 小説
スカトロ スカトロ スカトロ

そればっか。

著者のインタビューとか文学者の分析(プロの技)がついてるけど、
本文が凄まじすぎて、きちんと読めなかった。

手書き原稿はきっと絵みたいなんだろうな。
見てみたい。

朝の読書の時間に読んだのが失敗だった、と思う。
それくらいしか時間が作るれない最近。
出会いのタイミングが悪かった。

よくあることさ。

愛 (文学の冒険シリーズ)
ウラジーミル・ソローキン,亀山 郁夫
国書刊行会

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アマゾンを使った封入広告

2008年06月17日 | 雑感
見慣れたアマゾンの段ボール、、、空けてみるとアフリカと思われる地域の
子供のやせ細った体と潤んだ瞳。

これから色んな知識を蓄えようとしている人間に
見せる写真じゃないだろ。

どこまでチューニングされた広告なのか知らないけど、片っ端から入れてい
るのなら失敗だね。

本を買ったのに一番初めに感じるのが無力感だなんて。こんな仕打ちないよ。

こんなことが何度も続いたら、アマゾンで買うのやめる。
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小説の解剖学 中条省平

2008年06月15日 | 
二週間かけて少しづつ読んだ。

前半の内容を忘れかけてたので、読み返した。興味深かったから。

どんな世界でも名人芸とはたやすく見えるものだと再確認。

これほどの知識がある著者(中条さん)は、どうして小説を書かかないのか。
読みたい本がありすぎる、と書いていたのはこの人だっただろうか・・・別
の人だったかな。

文学部の院生は、知識を蓄えすぎたと言っていたな。

文学案内に出てくるバリエーションを網羅した作家などいないはずだし。
身を重たくする知識は確かに存在すると思うし、その重さを跳ね返すなにか
を持っていないのかな。そして、その「なにか」について教えてくれる人は
いない。

ズルい答え。

兎に角、この本で紹介されてる本を図書館で予約した。

実用的なのとコーユーのと、両方なるべくたくさん。

小説の解剖学 (ちくま文庫)
中条 省平
筑摩書房

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成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝

2008年06月13日 | 
モーレツな人ですね。

こういう人と仕事をするのは楽しいでしょう。

ピアノ奏者だったのは、意外。

成功してるように見える人は、たくさん負けてるし、めちゃくちゃ働くね。
代償もきっちり払ってる。

払い損だと言う人が多いけれど、レイ・クロックなら投資が足りない
のだ、と言うな。否定できる人は多くないはず。

実用的な知識はあまり得られない、、、あたりまえか。

題名は、マーケティング本意でつけたモノですね。

成功はゴミ箱の中に―レイ・クロック自伝 世界一、億万長者を生んだ男-マクドナルド創業者 (PRESIDENT BOOKS)
レイ A.クロック,ロバート・アンダーソン
プレジデント社

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The Illusions of Entrepreneurship Scott A. Shane

2008年06月09日 | 
"Entrepreneurship"を日本で言う自営業も含めて論じてる、と思う。
僕はいわゆる"起業家"についての本だと思いこんで買ったので、少しがっかりした。

とても読みやすいし、色んなデータが載ってるので、引用するには良いのかもしれない。
でも、お金持ちになるために起業しようとしてる人にドーナツ屋とか車の修理屋の
例を引っくるめたデータを集めて、「やめた方が良い」と言っても説得力ないと思うな。
実際、お金を稼ぐ目的で独立/企業する人は他の人に比べて生き残る確率が高いとかいてあるし。

この本を読んで、「そうだったのか!」と思う日本人はどの程度いるんだろう。
池田さんはなんでこの本を薦めてたんだろう。

「日本の若者にはアメリカ人のようなハングリー精神がない」だとか、偉そう言ってる人たち向けか。

GoogleとかDELLがいかに希なケースかは納得できたし、メディアが作る"起業家"のイメージに
踊らされちゃいけないってメッセージはしっかりと受け止めたつもり。僕はそれだけ覚えておこう。

The Illusions of Entrepreneurship: The Coslty Myths That Entrepreneurs, Investors and Policy Makers Live by

Yale Univ Pr

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WAL-MART  エグい会社に知恵で勝つ! ウィリアム マーカード

2008年06月07日 | 
数字の魔術。

アメリカWAL-MART行ったことあるけど、なんだかパッとしない場所だったし。
グローバリゼーション(使い方あってるかな)の最たる象徴なんだろうけど、そりゃみんな行くよな、と思いました。時間とお金を節約できるのだもの。

中国からの輸入品の1/10が、WAL-MARTがらみとか、とんでもない数字が沢山書いてある。その数字が、自分の生活にどう影響するのかはわからないけど。

肝心の知恵の部分は、月並みに思えました。

典型的な「なれない分野の買い物」→「パッとみで判断」→「ちょっとガッカリ」パターン。

経営に興味がある方は、読んで決して損にはならないと思うけど。

WAL-MART エグい会社に知恵で勝つ!
ウィリアム・H・マーカード
インデックス・コミュニケーションズ

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図解雑学 ポスト構造主義

2008年06月06日 | 
実用的な本を読み始めると同時に読みかけのあまり実用的とは言えない本を読み終えた。

こういう本を書ける人の知識に感服。
難しいコトを簡単な言葉に置き換えるのは、かなり大変なはず。

知らない言葉がいくつかあったけど、サラッと読めるだけに、記憶には残りづらい。

漠然とポスト構造主義を把握したい人にはそれで良いと思うけど。

僕の場合、深く理解したいと思った概念はなかったので、忘れるがままに。

やっぱり、実存主義のほうが好きだな。
世の中は構造主義で説明できそうなことばかりに見えるけど。

その構造主義の理解もかなりいい加減。

結局は、見方次第、、、といつもの結論。

みんなそうさ、たぶん。

ポスト構造主義 (図解雑学)
大城 信哉,小野 功生
ナツメ社

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世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド

2008年06月05日 | 小説
村上春樹の作品は、ほぼ全て読んできたけど、今まで手が伸びなかったこの作品。

題名にそそられなかったからだ。

彼の他の作品と比べて特に劣る点は無いと思うけど、なぜか退屈を感じた。特に、「世界の終わり」のディスクリプティブな部分は流し読みした。

きっとそれは、僕が忙しい人間になっちまったからだと思う。

「ハードボイルド」も村上春樹の長編に出てくる典型的なタイプが、村上春樹の長編の世界では、ありきたりな事件に巻き込まれる・・・って感じた。

もっと実用的な書物を読むべき時期なのかな。


世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈上〉 (新潮文庫)
村上 春樹
新潮社

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ネット広告がテレビ広告を超える日 山崎秀夫 兼元謙任

2008年06月04日 | 
よい意味で題名通りの内容。

インターネットを使った広告について、様々なデータや事例で補足しながら論じておられる。

日本のTV業界に対するイヤミっぽい表現もありますが、批判をそれで包んで和らげているような印象を受けました。読んでいて嫌な気はしません。

インターネット広告について広く万遍なく知りたい人向けの良書だと思います。

ネット広告がテレビCMを超える日 (マイコミ新書)
山崎 秀夫,兼元 謙任
毎日コミュニケーションズ

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