商店街から細い路地が左右に伸び、今風の建物に混じって
歴史の感じられる懐かしい建物が残っていたりします。
ゆっくり路地散策するのもきっと楽しいでしょうね!
本屋さん 畳屋さん
履物屋さん 路地にある旅館
味のあるレンガ塀
「臨海山 光照院 法禅寺」
浄土宗のお寺で芝・増上寺の末寺とか。
ご本堂の急傾斜の屋根が目を引きます。
草創:1384(至徳元)年 開山:言誉定実上人
徳川綱吉公の母 桂昌院の帰依を受けたお寺だそうです。
門の傍らに「品川小学校發祥之地」という碑がありました。
お寺にレンガ塀というのも、レンガの町品川らしいですね。
境内にある「流民叢塚」
1833(天保4)年に始まり数年続いた大飢饉の死者を祀る供養塚です。
初め円墳状の塚でしたが明治初期に「流民叢塚」が造立されました。
現在は、1934(昭和9)年の境内整備の際に納骨堂が建てられて
その上に碑が置かれています。
この路地の奥にも、お寺があるようですよ。
「明鏡山 善光院 養願寺」
天台宗のお寺です。
創建:1299(正安元)年 ご本尊:阿弥陀如来像
丑・寅年生まれの人の守り本尊 虚空蔵菩薩をお祀りしています。
東海七福神の布袋さまのお寺だそうです。
「聖蹟公園(品川宿本陣跡)」
江戸時代 大名が宿泊する本陣が置かれていた所で、
1868(明治元)年明治天皇行幸の折の行在所(あんざいしょ)跡が
1938(昭和13)年に公園になりました。
「御聖蹟碑」
歴史を語る碑や銅像が並ぶ以外は、普通の静かな公園でした。
「品川橋」
品川宿を南北に分ける橋だったそうです。
橋の上にあずまやがあり公園になっていました。
下を流れるのは「目黒川」。すぐ先の朱塗りの橋は「鎮守橋」。
川に沿って、気持ちの良い道を赤い橋まで歩いていくと
「荏原神社」
709(和銅2)年創建という古い神社で、品川宿の総鎮守でした。
源氏・徳川・上杉など武家に篤く信仰され、明治天皇東幸の際
内侍所となりました。扁額は三条実美公の筆だそうです。
本殿の欄間を飾る木彫がとても素晴らしかったです!
屋根から見下ろしているのは龍
こちら側からも!
生き生きと躍動感のある狛犬さんです。
左の方は牡丹の花を抱き、右の方は子供にお乳を与えていますね。
入口の鳥居の傍らに、東海七福神の恵比寿像がありました。
仕事帰りの寄り道だったので、そろそろ日が傾いてきてしまいました。
急ぎ足であと2箇所だけ廻って本日の〆としましょう。
(続)
聖跡公園は、夏に野外映画会を見に行ったりした所。
次に荏原神社ですが、赤い橋を渡って、子どもたちの七五三のお参りを。
今年ももうすぐそんな光景が見られるのでしょう。
この神社の狛犬が一番気に入っていると話していた狛犬愛好家の方がいらっしゃいました。
なんとびっくりしたのは屋根の竜です。
お祭り、縁日にと子どものときにも何度もお参りしていたのに気づきませんでしたよ。
夜猫子さんは忙しく歩かれても見逃さないんですね。さすが!
見上げたらすぐ目に入りましたから、あるいは昔は無かったのかも。
子供の頃に戻れる懐かしい場所がこんな近くにあって、kikyoさん羨ましいワ!