2011-0611-man0247
万葉短歌0247 沖つ波0211
沖つ波 辺波立つとも 我が背子が
御船の泊り 波立ためやも 石川大夫
0211 万葉短歌0247 ShuB049 2011-0611-man0247
□おきつなみ へなみたつとも わがせこが
みふねのとまり なみたためやも
○石川大夫（いしかはの まへつきみ）＝「石川朝臣宮麻呂と見るべきであろう。<大夫> は四位、五位の人への尊称。」石川宮麻呂は、「大臣石川連子（おほおみ いしかはの むらじこ）の子。慶雲（きゃううん）二年（705）十一月従四位下大宰大弐。」大弐は大宰府の大次官。講談社『万葉集事典』は、「宮麿か吉美侯か。足人（…）とも。」
【編者注】原文左注に、石川宮麻呂か石川君子か、「両人誰作此歌焉」。