2011-0616-man0252
万葉短歌0252 荒栲の0216
荒栲の 藤江の浦に 鱸釣る
海人とか見らむ 旅行く我れを 柿本人麻呂
0216 万葉短歌0252 ShuB054 2011-0616-man0252
□あらたへの ふぢえのうらに すずきつる
あまとかみらむ たびゆくわれを
○柿本人麻呂(かきのもとの ひとまろ)=第30歌参照。
【編者注】252一本歌=白栲の藤江の浦に漁(いざ)りする(以下同)
【編者注】「海人」(あま)は、第23歌に初出。第252歌での依拠本底本原文は「泉郎」だが、依拠本は左注により「白水郎」を原文とする。以下、依拠本注。<「白水郎」は、中国の揚子江付近に住み、漁労を生業とした住民(男子)の称(…)。万葉の「あま」は男女双方にいう。>