万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0817 梅の花0746

2012年12月16日 | 万葉短歌

2012-1216-man0817
万葉短歌0817 梅の花0746

梅の花 咲きたる園の 青柳は
かづらにすべく なりにけらずや  粟田大夫

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うめのはな さきたるそのの あをやぎは
  かづらにすべく なりにけらずや
粟田大夫(あはたの まへつきみ)=原文では「小弐粟田大夫」、読下しでは「少弐 粟田大夫」。「神亀元年(724)二月、従五位上になった粟田朝臣必登(ひと)(人とも記す)らしい。とすれば従五位上昇進は前歌の老より五年ばかり早い。少弐に関して老の方が先任であったための席順か。」
【編者注】「梅花歌卅二 并序」の第三首。
【訓注】[真名仮名全対応]梅(うめ=烏梅)。花(はな=波奈)。咲きたる(さきたる=佐吉多流)。園(その=僧能)。青柳(あをやぎ=阿遠也疑)。かづら(可豆良)。