万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌0829 梅の花0758

2012年12月28日 | 万葉短歌

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万葉短歌0829 梅の花0758

梅の花 咲きて散りなば 桜花
継ぎて咲くべく なりにてあらずや  張氏福子

0758     万葉短歌0829 ShuC095 2012-1228-man0829

うめのはな さきてちりなば さくらばな
  つぎてさくべく なりにてあらずや
張氏福子(ちゃうじの ふくじ)=原文では、「薬師張氏福子」。読下しでは、「薬師(くすりし) 張氏福子」。「薬師 大宰府の医師。職員令には<医師>とある。正八位上相当。定員二名。」「渡来人張福子。<家伝>下(藤原武智麻呂伝)に、武智麻呂交友の人として、吉田連宜(864~7 の作者)などとともに登録されている。本日の幹事役のひとりで、前歌の作者大判事のもとにあって、小働きをしたらしい。」
【編者注】「梅花歌卅二 并序」の第十五首。
【訓注】[真名仮名全対応]梅の花(うめのはな=烏梅能波奈)。桜花(さくらばな=佐久良婆奈)。