2018-0623-man2861
万葉短歌2861 磯の上に2673
磯の上に 生ふる小松の 名を惜しみ
人に知らえず 恋ひわたるかも ○
2673 万葉短歌2861 ShuF486 2018-0623-man2861
□いそのうへに おふるこまつの なををしみ
ひとにしらえず こひわたるかも
○=柿本人麻呂歌集。
【編者注】「寄物陳思」(2851-2863、13首)の第11首。男? 左注(読下し)に、「或本の歌に曰はく/ 岩の上に 立てる小松の 名を惜しみ 人には言はず 恋ひわたるかも」。
【訓注】磯(いそ=礒)。人に知らえず(ひとにしらえず=人不知)。