万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3501 安波峰ろの3246

2020年02月06日 | 万葉短歌

2020-0206-man3501
万葉短歌3501 安波峰ろの3246

安波峰ろの 峰ろ田に生はる たはみづら
引かばぬるぬる 我を言な絶え  ○

3246     万葉短歌3501 ShuG494 2020-0206-man3501

□あはをろの をろたにおはる たはみづら
  ひかばぬるぬる あをことなたえ
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第47首。女。
【訓注】安波峰ろ(あはをろ=安波乎呂)[地名]。峰ろ田(をろた=乎呂田)[「岡〔丘陵〕の斜面に作った田」]。生はる(おはる=於波流)[「<生ふ>〔の活用形か〕・・・あるいは・・・<生ふる>の東国形か」]。たはみづら(多波美豆良)[「ひるむしろ(蛭蓆)か・・・。ほかに、じゅんさい(蓴󠄁菜)、みくり(三稜草)とも」]。引かばぬるぬる(ひかばぬるぬる=比可婆奴流奴留)[14-3378比可婆奴流々々(ひかばぬるぬる)]。