2020-0208-man3503
万葉短歌3503 安斉可潟3248
安斉可潟 潮干のゆたに 思へらば
うけらが花の 色に出めやも ○
3248 万葉短歌3503 ShuG497 2020-0208-man3503
□あせかがた しほひのゆたに おもへらば
うけらがはなの いろにでめやも
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第49首。男。
【訓注】安斉可潟(あせかがた=安斉可我多)[「地名。一説に、『常陸国・・・』・・・<安是湖(あぜのみなと)>か」。下記注]。ゆたに(由多尓)[「ゆったりと」]。思へらば(おもへらば=於毛敝良婆)[「<思ひあらば>の約」]。うけらが花(うけらがはな=宇家良我波奈)[「おけら」。3376宇家良我波奈(2か所)、3379宇家良我波奈]。
【編者注-安是湖】あぜのみなと。古代の下総国北東部にあった湖。「常陸国風土記」香島郡条に同郡の南が下総境の「安是の湖」で、・・・。(「ジャパンナレッジ」)