万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3513 夕されば3258

2020年02月18日 | 万葉短歌

2020-0218-man3513
万葉短歌3513 夕されば3258

夕されば み山を去らぬ 布雲の
あぜか絶えむと 言ひし子ろばも  ○

3258     万葉短歌3513 ShuG509 2020-0218-man3513

□ゆふされば みやまをさらぬ にのぐもの
  あぜかたえむと いひしころばも  
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3455-3566、112首)の第59首。男。
【訓注】夕されば(ゆふされば=由布佐礼婆)[02-138(長歌)夕去者、-0159(長歌)暮去者、など]。み山(みやま=美夜麻)。布雲(にのぐも=尓努具母)[「晒布のように横にたなびく雲。・・・<布(にの)>は<布(ぬの)>の東国語」。3351尓努保佐流可母(にのほさるかも)]。あぜか(安是可)[3461注参照]。