万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌4419 家ろには4091

2022年07月11日 | 万葉短歌

2022-0711-man4419
万葉短歌4419 家ろには4091

家ろには 葦火焚けども 住みよけを
筑紫に至りて 恋しけ思はも  物部真根

4091     万葉短歌4419 ShuJ586 2022-0711-man4419

□いはろには あしふたけども すみよけを
  つくしにいたりて こふしけもはも
○物部真根(もののべの まね)=左注参照。
【編者注】巻20(4293~4516、二百二十四首)の第127首。左注に、「右一首橘樹郡(たちばなのこほりの〔(神奈川県川崎市と横浜市北部)〕)上丁物部真根」。
【訓注】家(いは=伊波)、葦火(あしふ=安之布)、住みよけ(すみよけ=須美与気)、恋しけ思はも(こふしけもはも=古布志気毛波母)、はそれぞれ、家(いへ)、葦火(あしひ)、住みよき(すみよき)、恋しく思はむ(こひしくもはむ)、の訛り・東国形。