2022-0714-man4422
万葉短歌4422 我が背なを4094
我が背なを 筑紫へ遣りて 愛しみ
帯は解かなな あやにかも寝も 服部呰女
4094 万葉短歌4422 ShuJ586 2022-0714-man4422
□わがせなを つくしへやりて うつくしみ
おびはとかなな あやにかもねも
○服部呰女(はとりべの あざめ)=左注参照。下記注。
【編者注】巻20(4293~4516、二百二十四首)の第130首。左注に、「右一首妻(めの〔(服部於由の妻)〕)服部呰女」。
【訓注】筑紫(つくし=都久之)。愛しみ(うちくしみ=宇都久之美)[「4413の<ま愛(かな)しきなどと>同様、女から男に対していった珍しい例」]。なな(奈々)[「打消の助動詞」]。寝も(ねも=祢毛)[「<寝む>の東国形」]。
【編者注-呰】画数=8、9。音読み=セキ・セイ・ジ・シャク・シ・サ、訓読み=そしる・きず。中文=zi(3)。(「モジナビ」「漢典」)