日本の屋根裏人のワイコマ日記です

日本の屋根と云われる北アルプスの山々は、世界遺産の富士山に次ぐ名峰の数々、この素晴らしい環境の麓から発信する日記です。

信州の冬の風物詩、凍り餅

2022年01月21日 08時53分42秒 | Weblog
今朝は気温が氷点下9度で晴れの朝、ですが
walkingはお休みです。昨日の昼間の雪か全部
溶けきれないところに、昨夜また4~5センチ
の積雪であたり一面真っ白な世界、この状態
が一番危険です・・国道は国交省から委託さ
れた凍結防止剤の散布車が、朝早くから作業
して凍結を防いでくれてます。でも県道や家
周りの市道は明るくならないとその凍結防止
剤を散布してくれません。のて家の周りを走る
車は、今もみんなノロノロと徐行運転です。
そんな朝は、私も歩きません。
その寒い陽気を利用して、私の街では凍り餅
づくりが盛んにおこなわれています。信州の
伝統保存食に指定されているこの「凍り餅」
餅つき機で作られた餅を、四角に伸ばして
10cm×4cm×厚さ2cm(?)に切りまして
それを昔は新聞紙、今は和紙に包んでそれを
藁の紐で縦に10個くらい長く吊り下げて
それを一晩大きな水桶につけておきます。
翌朝はまるで氷の中のお餅のようなのでそれ
が「凍り餅」の語源かもしれません。翌朝そ
の氷を割って取り出したその凍り餅を今度は
その10個くらいの紐に連なった餅を家の軒下
で乾燥させます。水から上がった凍り餅は包装
された紙の中でまた、暫く夜は凍結、昼間は
乾燥を何日か繰り返して凍り餅の完成ですが
今この寒中が一番その製造に適する時期で以前
は街のあちらこちらでそんな光景が見られて
いましたが、最近はJAとか農産物加工業者
とか、郊外の農家の一部でしか見ることができ
ません。この凍り餅は保存食としてその昔は
お爺様お婆様は必ず作っていましたが、今は
観光土産物として販売されているだけです。

県内各地の写真をお借りしました







コメント (10)
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