日本の屋根裏人のワイコマ日記です

日本の屋根と云われる北アルプスの山々は、世界遺産の富士山に次ぐ名峰の数々、この素晴らしい環境の麓から発信する日記です。

業種間での労働生産性格差の広がり

2024年11月21日 06時58分42秒 | Weblog
今朝の信州は気温4度ですが今朝未明までの雨が道路
を濡らしています。天気予報では今日以降今週末まで
晴れの予報です。
今回の衆議院議員選挙で与野党ともに賃上げの推進を
訴えていました。今は国会運営の都合で所得税の壁や
社会保険の各種壁が話題になっていますが、それ以前
にサラリーマンの所得と労働生産性について言及して
いる政党は、ありません。本当は其処が一番の問題と
思われるのになぜか、政治家さんたちは語りません。
この30年間ほとんど労働生産性が伸びていない非製造
業の賃金上昇が不可欠にも拘わらず実行されていない。
財務省の法人企業統計によると、23年度の従業員1人
あたりの付加価値額(労働生産性)は非製造業が728
万円です。30年前と比べて3%の伸びしかありません。
このうち、宿泊業は429万円と30年前と比べ17%減少
飲食サービス業は312万円で比較可能な04年度比で10
%の減少です。製造業の労働生産性が947万円と30年
前と比べ36%上がったのとは対照的以上大きな格差が
問題のはずなんですが、政治家は誰も問題にしません
佐々木先生のご意見では、日本の非製造業の労働生産
性が低いということは、非製造業従業員があまり働い
ていないという印象を受けますが、宅配便の社員、タ
クシー運転手、理美容従業員、クリーニング店従業員
コンビニ従業員、自動車整備員は、米国の同業に比べ
て、15%以上、質の良い仕事をしていると言われてい
ますが、このような非製造業(判りやすくサービス業)
と表現しますがこの業種の労働の質は良くても、顧客
に対する売上に反映されていない、なので質が良くて
も労働生産性は同じとか減少という事になってしまい
ます。
ここで言う、労働生産性とは、仕事で得た粗利額を労
働時間で割った数字の事を言います。
その労働生産性を上げるには、粗利を増やすか??労働
時間を減らさねば改善されません。システム化や無人
化は労働時間を減らしますが、その分費用が増えれば
粗利は減り、生産性は上がりません。
佐々木先生は、肝心なのは、値上げです。でも、単に
値上げだけしても、客は安い他社に逃げるだけですか
ら、他社がやっていないサービスを提供することで初
めて値上げについて理解を得られるはず。今までのサ
ービスに何かの工夫で付加価値を付けて価格に転嫁し
ていく努力が足りない、現在のように少子高齢化影響
で労働市場が大きく変化している現在、労働不足倒産
なんてことになってきます。そのようになって、また
マスコミも国会議員も騒ぎ立てます。でもその時はす
でに遅く、二重三重の対策費で無駄な費用が発生する
事になると思います。















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