会場最寄り駅についてみると小雨模様。雨具を着こみます。
周りのランナーの様子は雨具なし3割、ビニールポンチョ系4割、しっかりした雨具3割ってかんじでした。
スタートは一人づつ。お陰で会場の混雑もコースの走りづらさもなしです。
コースは延々こんな感じ、杉の植林地の中を通って行きます。
傾斜も程々で走力のある人は全部走れるでしょう。
上りばかりが続くわけではなく、フラットと下りが程よく現れてくれます。
ほんの一部だけ林間トレイルあり、路面は踏まれていてフラット。
往復コースでランナーは数珠繋ぎなので、ここで転ぶと大迷惑です。
走り込み不足で参加した今回、100kmレースに臨むような気分でした。
走り切れるのか?、このペースでいいのか?自問しながらのランニングが続きます。
傾斜の強い所は早めにパワーウォークに切り替えました。
いつもは30歩走って10歩歩くなんてしてましたが、今回は気分次第で走ったり歩いたり。
でも、だんだん走れなくなるのは目に見えてます。
18km付近、いいピッチのランナーが現れました。
ぶれない体幹に規則正しく刻まれるピッチ。決して早くはないんですが傾斜が変わっても走りが崩れないんですね。
こういう安定した走りってワタクシの求めているものでした。
そんな訳でこのランナーに付いて行く事にしました。(以下、お師匠様)
せっかくですから、お師匠様の走りを盗む事にします。この安定した走りは何処から生まれるんだろ。
腕の振りかな?。いつもより強く振ってみます。
そこそこ推進力はでますが、傾斜が強くなると上れなくなります。
オヤオヤ、お師匠様が離れて行ってしまうではないですか。
運よく下りとフラットがあったお陰でお師匠様に追い付くことが出来ました。
今度は作戦を変えて前足加重。
上り坂なので前足に体重を乗せて、踵は付けないつもりで走ってみます。
するとこれがいいみたいです。
心拍も安定して、何より坂を上がるのが楽。
傾斜がきつくなればより小股にすればいいんです。
そう言えばトレランでも足首はロックして~なんて誰かが言ってたっけな。こういう事か。
エイドでワタクシがパンをむさぼっている間にお師匠様は先に行かれてしまいました。
まだ下りの極意をご伝授されてないのが残念ですが仕方ありません。(ワタクシは下りが超苦手)
その後もスピードよりも安定した走りに重点をおいて走りました。
速度が上がってくると踵着地になって前足加重できなくなっちゃうんですね。
後半は歩きのランナーが増えますから、おもしろい様に抜かせます。
DNFの不安もどこかに行ってしまいまいた。オォ~けっこう走れるじゃん、俺。
35.4kmエイド。もうレースは終了の気分です。
ここまでは延々上り基調、ここから一気に7kmの大下りとなります。
下りが苦手なワタクシはもう下りは捨ててます。
後は流れに任せて下るのみ。決して頑張ったりいたしません。
まだかなぁ何て思っていると、国道に出て間もなくFinish。
記録は5:12でした。
フルマラソン+1時間が目安だそうなので、不安なスタートからすると満足な結果です。
充分走り切ることができたし。
来年も参加するつもりです。
充分体を作って臨みたい。でも抑えて抑えて走るのが大事なんでしょうけど。
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