平地トレイルランナーの憂鬱 

~7年掛かって信州三大100kmレースを完走。まだまだFinishの充実感を求めて走ります。~

2015スパトレイル ①レース

2015-07-01 | スパトレイル

心配された天気も好転し、曇り空の元レースはスタートしました。
今回は中盤やや後ろからスタートし、全体の流れに身を任せて連れて行ってもらう作戦をとりました。

11km先の給水所までは林道の上り。傾斜を計算したら6%、これ位ならどうにか走れます。
たまに現れる傾斜のきつい部分は歩きを入れて進みます。美しい林内の道が続きますよ。
 
給水所からしばらく下って上り返すとA1(21.9km)。バナナとコーラのみ補給して通過。

谷筋まで下ると徒渉地点登場。
ブリーフィングで説明されていましたが、流量が多かった場合コース変更される予定でした。

これは小さな流れで、アトラクションをわざわざ用意したという感じでした。
大して濡れずに済んで良かった。

しばらく進むと野反湖への上りが始まる。約6kmで600mの上り、淡々と進みます。
ずっと林間の土のトレイルで歩き易い、でも時おり泥田が現れます。雨降りだったらもっと苦労したでしょう。

 
野反湖(30km)到着:9:40。
この景色が見たくてこのレースに参加しました。天気もまずまずで良かった。
風が吹いて少し寒い。ここまで来ればもう大した上りは無いので半分終わった気分です。湖畔のレンゲツツジが綺麗だ。
緩やかなアップダウンを経て反対側のエイドを目指します。

途中まで進むと何やらエイドが騒がしい。38kmコースのスタートだ。そのうち追いついちゃうなぁ。

 
A2(34.6km)到着10:30。
関門閉鎖が11:45なので1時間前の10:45までのんびりする。
舞茸うどん3杯おかわり。

 
湖畔の美しい道を経てコース最高地点弁天山の上りへ。コースからはみ出さない様に進みます。

山頂を過ぎると集落までの6kmの一気下り、緩やかな土のトレイルが続き延々と走れます。
ハイスピードで駆け下りていくランナーも多いですがオイラは安全運転。
っていうかスピードが出せないんですね。今シーズンは山で走ってないので特に下りの山脚が出来てませんでした。
まだ先の距離も有りますから無理はしない事にしましょう。

 《足湯あり》
集落に下りてきて3A(47.2km)到着12:27。
関門閉鎖が13:45なので、また1時間前までゆっくりする。
ここまでいいペースで来ている事を実感します。

次のセクションは旧六合村の集落をラウンドするセクション。
ところがこれがメリハリのないパートで、小さな尾根を上り下りして斜面に無理やり作った様なコースも通らされる。気分的にもダレてしまいます。
日中、標高も下がり暑い。50kmも走ってきたのでペースも落ちてきました。

脚が止まったのが56km地点。疲れのピークが来たのでしょう。
ところがこの後、魔の区間が控えていました。
 
”世立八滝706階段”、連なる滝を見せるために急な階段で上り下りさせられます。
中には階段と言うより梯子に近い所も。
手摺りを掴みながらゆっくりとしか登れません。段数を数える余裕なんて有りませんよ。
気持ちが切れそうになりますが進むしかありません。
通過するのに何分かかったか分かりません。永遠の様な時間でした。


4A(58.7km)到着15:00。やっと辿り着いたという感じ。
関門閉鎖まで20分しか有りません。この区間で貯金を使ってしまいました。
周りのペースも同じ様だったので、この区間の時間設定がタイトだったと言えるでしょう。
各エイドの通過人数を見てもそれが現れています。4Aでカットされた方が多かった様です。
(クリックで拡大)
食欲も無くなり気持ちが悪い、オレンジとコーラを何杯も流し込みます。
頭の中では警報が鳴り始めました。のんびりしていては完走も危ないです。
10分でピットアウト。

疲れたなんて言ってられません。緊急時モードで必死に走ります。200m急登を登れば後はフラットになるはず。

感じのいい山村集落を通りますが、ゆっくり見てもいられません。
多くの人が応援してくれて嬉しいもんです。

 
A5(64.5km)到着16:13。関門閉鎖の17分前。
この後は草津に向かって緩やかに上っていく区間(のはず)。
100分あれば8.2km走れるでしょ。ようやく完走が見えてきました。

完走を確実視して歩いているランナーが多くなります。
でもオイラは走ります。”走れる区間は走る”のシンプルなルールによります
もう脚を守る必要もないので急な上りも走ちゃいます。
まだまだ走れるんですねぇ。(ゆっくりですが・・・)


Finish 17:31。
最後まで走り切れて非常に満足です。
天候に恵まれて良かった。
今回1000人のランナーに対して600人の大会スタッフだそうです。感謝なことです。





最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (平トレ)
2015-07-02 20:34:13
ほとんどが林間の走れるいいコースでした。野反湖の景色もきれいでしたし、いいレースでしたよ。
徒渉は石の上をトントンって感じです。これくらいなら普通にレースにありますね。

たまリバーは涼しい日にお願いします。(笑)
返信する
Unknown (しらちゃん)
2015-07-01 23:41:13
お疲れさまでした。レポ楽しみにしていました。早朝スタートで日暮れ前後までに終わる70kmクラスのレースふえましたよね。走れる部分が多くて制限時間14時間ぐらいの。SPAトレイルも日程があえば是非出たいです。

川を渡るところは石の上を歩きますか、それとも完全水没ですか。こういうアトラクションはおもしろいのですが(私は6月上旬の西丹沢アドベンチャーランで経験)、シューズが異様に重くなるのがなんですね。

次は信越ですかね。こちらはまたたまリバーやるので、都合がついたら合流してください。
返信する

コメントを投稿