東京・外伝・２

T叔父さんは、前は建設会社に居た




そこで刑務所の建設もしてたらしい




ある日、新しい所長に相談された






「刑務所というのは、いつも赤字なんだ



何とか出来ないかな？」





それなら、と叔父さんが考えたのは



「もうすぐ出所する人」を使って土木工事をする






それだと「１日３００円」で使えるから、会社も得になるし



刑務所にも金が入る





（最近は中国から安い製品が入ってくるから


刑務所で作ってる家具が売れないらしい）





「もうすぐシャバに出られる人」なら脱走もしない










それを実行したら上手くいった









ある日、叔父さんが工事の見回りをしてたら




こっちも見てニコッと笑う人が居た





よく見たら「下請けの会社に居た人」（Kさん）だった




Kさんは、昔からクスリをやってて、それで捕まって入ってた







パッと見て解らなかったのは、前より太ってたから










刑務所に入って、クスリを止めて


健康的な生活をしてると太ったらしい










「聞いてみないと解らない事」というのは確かにある

東京・外伝・１

２日目に、新宿に行った時に




デパートのエレベーターに乗った



中に「エレベーターの中の様子が映ってるテレビ」があった



（たぶん事故防止のため、だと思う）





ちょうど俺の後頭部が映ってた

































ハゲてるやん













普段は自分の後頭部なんか見ないからビックリした





（髪の毛を切った時に、鏡を見せられるけど、目が悪いから見えない）












この話を、田舎に帰ってから友達に言ったら





俺の後頭部を見て











「これくらいは普通やで、これでハゲてると言ったら、ホンマのハゲに怒られるで」










・・・・・喜ぶべきなんだろうか？・・・・・・








まぁその日は雨が降ってたから


髪の毛がペタッとくっついてたんだろうけどね

東京・１３

東京の最後の日になった





朝飯に「俺の炊いたブリ」が出てきた






前の日に叔母さんが


「隣の家の人から、釣ったブリを貰ったんだけど、魚を下ろせない」



と言うから、俺が下ろして「上身」は、醤油や酒で漬け込んで焼き魚用にして


頭や骨は、ネギと炊いた








食べる前に


「魚のアゴの所は身が無いけど、ネギに魚のうま味を吸わすためだから」




と言ったのに、S叔母さんは、そのアゴをドンドン皿に取る






（俺の言った事を聞いてないのかな？）



と思ったら、それをチューチュー吸ってる









そうだった




この人は「魚好き」だった





それもタダの魚好きじゃなくて




前に、うちで「鯛のアラ焚き」を出したら




キレイに食べた後、それにお湯をかけて、それをグビグビ飲んでた










まさに「猫がまたいで通る」というのはこの事だな











それから高速に乗って帰った





途中で昼飯に「天ぷらうどん」を食べたんだけど、出しが塩辛かった








去年の帰り道では、ここのサービスエリアで１１時半だったから



さらに３０分走った所で食べたら美味かった




たぶん「あまり有名なサービスエリアじゃ無いから

味をよくしてお客さんに来てもらおう」



と思ってるんだろう




天ぷらに入ってる海老も、普通のは「殻付き」だけど


「むき身」で、しかも甘エビを使ってた


「野沢菜」も、天ぷらの中に入ってた


「かき揚げ」も出しも美味かった








もう一回そこに行きたかったけど、おやじの反対でダメになった






前にも書いたけど、親父は「元・長距離トラック運転手」だから





「昼飯はどこで食べる」と決めて走ってる






「そこが美味い」というのならともかく


味が普通（又は塩辛い）だったら、他の所に行った方がいい、と思うけどなぁ・・・








家に着いたら６時半だった




晩飯を食べて、風呂に入って寝た










というわけで、長かった東京の話は一応これで終わりなんだけど




明日からは「書き忘れた小ネタ」を書くつもり

東京・１２

夕方の６時から温泉に行った




一人「１８００円」だった




うちらでは、普通で６～７００円



ちょっと高い所で千円だから、ビックリした



（金は、叔父さんが全部払ってくれたんだけどね）






中に入ったら、広い風呂で、露天風呂もある





露天には「うたせ湯」もあって、マッサージ代わりにやってみたら


けっこう気持ちがいい




パッとみたら、１段高い所に「滝」があった




どうやらお湯を流してるみたいだから




（あそこでもマッサージみたいにできるかな？）と思って行ってみた




そしたら、足元が痛い



石がゴロゴロしてる



（これはアカンな）と思って降りたら、そこに看板があって




















「危険ですから、滝には登らないで下さい」と書いてあった



























もっとデッカイ看板を置かんかい












ただでさえ近眼なのに、メガネを外して入ってるんだから














１時間ほど入って、その施設の中にあるレストランで晩飯を食べた




どうやら「プロがやってる店」らしくて、なかなか美味かった




田舎にはこういう所が無いんだよな



どうしても「素人が作った味」になってしまう





同じ物（ここでは蕎麦と天丼だった）を食べても、何かが違うんだよな




だからこそ値打ちがあるんだけどね

東京・１１

この日の夜は、温泉に行く事になってた




でも、その前にお土産を買いに行く、と言う



「エンタ君も来るか？」



と言われたから、一緒に付いて行く事にした







でも、４０分しか買い物をする時間が無い、と言う




（まぁそれでもいいか）と思って、叔母さんたちとは別行動をする事にした








で、そこらをウロウロしてたら
































ウ○コがしたくなった










俺は環境が変わると、すぐに便秘になる






何とかトイレを見つけて事なきを得た




それから、本屋に行って本を買った





そしたら、もう約束の時間になってた

































ウ○コして、本を買っただけやん













叔母さん達と合流して車で帰った




そこで聞いた話だけど





ちょうど土産にいい物があって、１つ千円で



「３つ買うと１つおまけしてくれる」と言う






でも、後で数えてみたら９個ある





「これは向こうが間違えたのか？こっちが間違えたのか？」






と喋ってたんだけど






よく聞いてみたら






「７個買って、２個おまけを貰った」という事が解った





「何で７個なんて中途半端な数を買ったんだ？」と聞いたら







「７軒に土産を持って行くから」と言う









そんなら６個買えば、２個貰えて８個になるやん







やっぱり「買い物慣れしてない人」というのはこんなもんかな

東京・１０

昼前に、お坊さんに家に来て貰って






「田舎から持って来た位牌から魂を抜いて、新しい位牌に魂を入れる」




というのと、お経を読んでもらった





その後、会食になった







刺身が、３つの皿に分れてたのにビックリした


１つはハマチで、１つはマグロで、１つは「トロを海苔で巻いた物」だった






普通、揚げ物といえば天ぷらが多いのに、「ホタテのフライ」だった



煮物は「大根と豚の角煮」と、色々変わった料理が多かった








ここには写ってないけど、吸い物も付いてて



鰹節の出しがきいてて美味かった






これでは見にくいけど「左上に皿」に「サケの寿司」が入ってる







最近「サケの刺身」とか「サケの握り寿司」をよく見かける







１０年くらい前に、俺が使った時は、誰も食べなかった






今にして思えば「時代より先に行ってた」というか、早すぎたんだな






今なら皆喜んで食べるんだろうか？




ハッキリ言って、あまり美味くない、と思うけど・・・









どうせ寿司にするなら、一度酢で絞めた方が美味い、と思うんだけど




どうも田舎では「余計な事をすると不味いと言われる」らしい







アユでも、単に「塩をふって焼くだけ」よりも




「一度焼いて、それを煮て、山椒を加える」方がいい、と思ってたんだけど




どうやら「普通の方がいい」みたいだ








そんな事を考えながら食べてた

東京・９

４日目は法事だった



朝から「落ち葉の掃除」をやらされた




あるブログで「落ち葉の掃除は大変だ」と書いてあったけど



（落ち葉を箒で掃くくらい、何でそんなに大変なんだろう？）と思ってた









やってみたらムチャクチャ大変だった





なんせ落ち葉が濡れてると、道路にくっついて離れない



最初は一か所に集めようと思ったけど、風が吹いて葉っぱが飛ぶから



細かく何回もチリトリで集めて袋に入れた








掃除が終わったら、皆で寺に行った




「お供え物」を持って行って、後はお坊さんと話をした




その寺で飼ってる猫が、俺の膝の上に上がってきて



頭を服にこすりつける


（ここを掻け）という事なんだろう



で、掻いてやるとゴロゴロ言ってる






猫というのは「喉を掻いてやると喜ぶ」と思ってたけど


猫によって違うんだな


「目と目の間」を掻いてやると喜んでた






なんか「カリカリ」音がする、と思ったら



自分で自分の肉球を噛んでる



お坊さんの話では「赤ちゃんがおしゃぶりを吸う代わりだろう」とか







そういえば、昔うちで飼ってた猫も、近所の猫も



俺がコタツに入ってると、膝の上に乗ってきてゴロゴロ言ってたなぁ




「猫にしか解らない何か」が俺から出てるんだろうか？






俺は、ネコより犬の方が好きなんだけど





犬には吠えられるんだよなぁ・・・

デザート・２

パンナコッタだったかな？



そんな名前だった




詳しく知りたい方は「コロワイド」という株の


「北海道」という店で調べて下さい








今気がついたけど、下から順番に食べたから、読む時は逆になってしまった

デザート・１

カボチャのアイスと普通のバニラと・・・忘れた

カニあんかけチャーハン

ボチボチごはんが食べたくなって注文した




上に乗ってるのがカニ




味は良かったんだけど、イクラが「生臭かった」




イクラは、無い方が良かった