自分チャンネル 気づきと日常

今までの経験から気づいたことを綴ります。

遠くの親戚より--

2005-09-11 23:37:39 | その他
三重県に住んでいた叔父さんが亡くなりました。姉と
二人でお見舞いに行くつもりで家を出たものの、お葬式
になってしまいました。
人が亡くなるというのは、不思議です。このあいだまで
大きくて元気だった人が小さくなって横たわっている。
叔父は父の妹の夫で85歳でした。今年の春までゴルフ
をしていたくらい元気でした。肺がんで入院してから
なくなるまで半年足らずだったと思います。
葬儀には会社の人がたくさん参列されていてびっくり
しました。
また叔母の家には女性がたくさん手伝いに来てました。
(かなりもてたらしい)
叔母は口数の少ない人なので叔父が何の会社で働いて
いる人かもそのときまで知りませんでした。
叔父については、手伝いに来ていた人や斎場まで乗せて
いってくれた会社の人たちに聞いて知識を増やしました。
結構大きな会社の所長さんだったこともお葬式で始めて
知りました。

あー、知らないことが多すぎる。特に必要もないので
聞くこともしなかったし、ベラベラとしゃべる人じゃ
なかったので今まできたけれど、この期に及んで遺族として
さすがに知らなさ過ぎるのもどうかなと思った次第です。

叔父には親戚も兄弟姉妹もいなかったので、遺族はすべて
叔母方の(私の父親の兄弟夫婦及び私達のような甥姪子)
こんな何も知らない私達でも遺族ということで、特別席で
これまた複雑な心境。

叔父夫婦には子供ができなかったので、小さい頃私を養女にと
考えていたようです。「おばさんとこに行くかい?」と
何度か聞かれたけれども(子供の判断に任せる親でした)
自分では「ハイ、行きます」とも、「行きません」とも
言えなかった。親に行きなさいと言われたら行っていたの
かもしれない。
行っていたら今とは全く別の人生を歩んでいたのだ
な、と時々考えたものでした。
しかし、誰も反対してなかったのが今思うと複雑ではあるな。
貧乏だったから反対もしにくい状況だったのかもしれない。

今は幸せなので行かなくてよかったのだと思うけれど、
血を途絶えさせてしまったようで申し訳ない気もしています。
行っていたら早めに結婚して子供を作っていたような気がする
からです。父親のことを書くと長くなってしまうし複雑なこと
なので説明が難しいですが。