雨音はショパンの調べ
夜中の「ポト ポト」は悪魔のよだれ
恐れていたことが、 ついに!
外は雨、行かなくちゃ、いや、傘はある。問題は、「今日の雨」
(昨晩篠山紀信と南沙織の息子がテレビに出てたから井上陽水の歌詞が思い出す。て、関係ないか)
今の雨だ。水槽の上に傘を差さなくちゃ。
なんて、おちゃらけ行ってる場合じゃない。
大震災後、ぐしにビニールを被せ、玄関の上の瓦まわりを治してもらったのだが、いかんせん、瓦の絶対量が足らないからか、さらに、台風の悪影響からか、もっとも台風の時は被害がなかったんだが、
昨夜来の雨、「ポト ポト」(恐怖政治のポルポト政権はとっくに滅びたな)
枕元に響く、嫌な音。
静かな夜。雨は降っているが、風はない。
ロッシがお母さんが昨晩作ったケーキを見てよだれを落としてるか?
ロッシは、コタツで寝ている。
暗闇の中、音源を探すと
暗闇の中、体を起こして 廊下に
「ぎゃ!」 の悲鳴
ロッシが吹っ飛んできた お母さんの体を無視して
全く 無視して
いえ、体の上に乗って(踏み台にして)、最短距離を駆けてきた
靴箱の上の水槽。
濡れている中は水だらけ
水槽だから、それは当たり前。
「あれ、水漏れかな?ロッシ、邪魔するな」(ロッシは既に足下に吸い付くようにじゃれている)
灯りをつけると、水槽の上の電気カバーが濡れて、天井にいくつかの水玉
雑巾で水玉を拭き、たらい 今、木のたらいなんて、 倉の中。
早く 早く 急いでも、態勢は変わらない でも
台所からフライパン
あ、 タンバリンになってしまった。