心穏やか委員会

笑い飛ばせば気分は上々。

あれ、何をしに来たんだっけ?

2024年01月17日 | 本もたまには
兎に角、五十代後半になりますと、「ついうっかり系」が多くなります。
元々、うっかり生きている僕は更にそれに拍車が掛かる訳です。

また、追い打ちを掛けるように老眼による見間違え、思い込みによる言い間違えがプラスされます。
「あ~もう嫌だ」と仕事でもプライべ-トでも失態の後に自己嫌悪に陥ることしばしば。

僕は芸術肌だから、自分のやったものを何度も何度も確認するのが嫌いなのだと
言っていた若いころと今は立場が違うのです。


最近、心理学というものに少し興味があり、入門書として、
フロイトの「精神分析学入門」を購入しました。

「失錯行為」といって、言い間違え、書き違い、度忘れにはすべて意味がある。
やったこと、言ったことには、対抗勢力となる潜在意識があるそう。
そう、その方向で解釈お願いしますと思い、読み進めています。でないと自分が怖い。

ただ、ご飯を食べていて、「あ、そうだ」と立上り、
冷蔵庫を開けた瞬間に何しに来たのか忘れるのに意味があるのだろうか。
いや、あって欲しい。

まだまだこの本を熟読し、心理学から自分を救う必要があります。



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星のおやじさま

2023年12月22日 | 本もたまには
知人に、学校に入り直して心理学を専攻している女性がいます。

好きな本を聞かれ「僕は芥川龍之介が好きです。それは・・・・・」
と、知ったかぶりをしましたら、その話に食いついて色々本を薦めてくれます。

「星の王子様」サン・テグジュペリ


わお、おやじさまにそんな可愛いの薦める?
と思いきや、これがどうしてどうして。
自分が概念に凝り固まった人間であることを感じる心洗われる内容。
読んでみたら大人の童話なのでした。


この前、その人に久しぶりに会って星の王子様の感想を述べましたら、
彼女はそうかそうかと満足し、はい、じゃあ次これと新たな宿題。

「夜と霧」ヴィクト-ル・フランクル


心理学者の本。こいつは、僕の小さな脳みそがショ-トして耳から煙の難題だ!


ホロコーストで収監されていた経験を、心理学的に分析しています。
これが、意外と読みやすい本で、心理学というものに初めて触れました。

「ユーモアも自分を見失わないための魂の武器だ。……打ちひしがれないためにそなわっている何かなのだ。」
「生きることの意味を問うのをやめ、私たちが問いの前に立っていることを思い知るべきなのだ。(自分の運命を悲観ばかりしない)」


こらっ!鼻ほじって大あくびしているそこの君!
もう少しで終わるから我慢するよ~に!!


兎に角、ピンチに陥った時などに、読んでみることをお勧めします。
学の無いぼくが一気に読んでしまいましたから。

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何か忙しない毎日に対する唯ぼんやりとした安らぎ

2019年12月12日 | 本もたまには
ふとしたことから芥川龍之介の本を手に取りました。

それから主に通勤時間に読み進めて、現在5冊目です。


読み初めは、「文学だぞぉ」と構えてしまって、学の無い私にはその意図するところが理解できませんでした。
読み進めるにつれて、「あ、素直に読んで自分なりに感じば良いのかな」と思うようになってから、すっかり楽しくなりました。

どこがいいのか?
というのはまだ初心者なのではっきり説明出来ません。
でもなにかこう、引き付けられるものがあるのです。

また、短編というのが良いですね。
長編文学の名作を手に取って、何度挫折したことでしょう。
それに比べ芥川先生は(もう先生とか言ってる)短編なので、
途中生噛りで通り過ぎても読み返せるし、
間隔が空いて読んでも、すぐその物語に入っていけます。

あれだけ音楽が手放せずイヤホンが体の一部になっていた私が、
もっぱら、電車の中では静かに読書しています。

気持ちが落ち着きます。

仕事でも家でもネットでものすごい情報が入ってきて、何やら追われている感じがします。
でも、たまには本を読んで色々想像して、追いかけていくのも良いものです。




なんちゃって。
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本ってやっぱり良い

2019年09月30日 | 本もたまには
「最近、本を読んでいないなぁ」

スマホでググったり動画を見たりしてばかりいると、
時に物足りなさを感じることがあります。

昔は通勤時間や就寝前に本をよく読んだ(難しくない歴史ものとかミステリ-ね)ものですが、
次第に、ぱっと本を出して、ぱっと読んで、ぱっと仕舞う手軽さが奪われたのです。

そう、憎き老眼。
「ぬぉ~」
眉が繋がりそうなぐらい眉間に力を入れても見えないものは見えない。

ぬぉ~とか言ってる間に、電車なら目的地に着いてしまいます。

しかし思いました。老化現象の言いなりになっていたらいけない。
そうだ、僕の毎日のジョギングだってそうだ、戦わなければいけないのだ!(大袈裟)

ということで、
久しぶりに頑張って読書しています。
それも今まで何度も挫折したブンガク方面に挑戦しております。


芥川龍之介の「羅生門、鼻、芋粥・・・」

短編集。

正直申し上げましょう。
一読した直後の感想は・・・・・「で?」

これはいかんと、ググって(結局そこか)みれば、
人間の内面の心情の変化を、絶妙に表現している・・・・・・・そうです。

読み返してみますと「なるほどなるほど」
繊細な感性が必要なのね。でも何だか面白い。


僕はブンガクの入口に近づいた気分がして嬉しくなりました。
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ヒロシマ

2017年08月15日 | 本もたまには
まだまだマイブームの古書。

今日という日に読むべき本。
「ヒロシマ」ジョンハーシー著

初版本です。

この本は終戦の翌年に出版され、
世界的な反響があったそうですが、
占領軍の検閲で日本では昭和24年に出版されました。

しかし、焼け野原から四年後に
きちんとした本が出版される日本って凄いな。


この古さにリアルさを感じます。

著者のジョンハーシーは従軍記者で広島を訪れました。

被災した人々の奮闘ぶりや、被害の悲惨さを細かく描写しています。
いつの時代にも物事を冷静に見る人はいるものですね。

この本は再版を重ね、一度も絶版になった事はないそうです。

子どもにも薦めてみようと思います。


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JERRYさんのイラスト

2017年04月20日 | 本もたまには
久しぶりにビ-トルズの本を購入しました。
「ビ-トル・アロ-ン」

昨今、表紙も中身も情報詰め込み過ぎで、
ごちゃごちゃした「旅の本」みたいなのが多い中、

筆者の深い知識に基づいた内容を、殆ど文章だけで勝負しているのが良いです。

そして何よりも、僕はこのカバ-のイラストが気に入りました。

イラストレ-タ-のJERRYという人(本名トリゴエリュウイチさんみたい)の作品で、
僕の好きな音楽誌の挿絵に、よく登場されてます。

この人の絵は最高ですね。

色遣いはポップで綺麗だし、人物は凄く感じが出てる。
そして何よりも、全体にユ-モアのセンスが感じられ、見ていて楽しくなりますね。

この人のイラストがカバ-になっている本は、
それだけで価値があって衝動買いしてしまいますよ。

(ちなみに、サッカ-好きな人には有名な人みたいです)
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読書はよろしい

2014年01月29日 | 本もたまには
仕事が少し落ち着いてきました。
25年度は、とにかく仕事がてんこ盛りで
「あまり丁寧に出来なかったなぁ」反省しきりです。

最近、読書する心の余裕が出てきまして、
兼ねてから思っておりました「武士道」研究に勤しんでおります。
と言いますか、以前に読んだ本編が難しい為
他の色んな本読んで理解しようとしてます。

何故、日本人は絶対的な宗教が無いのに
倫理観は何をもって保たれているのか?
それは武士道の精神が根底にあるから。

ん~しびれますなぁ。
確かにそうだ。「恥じの文化」は正に。
誰に教わるでもなくそれぞれが受け継いでますね。
(海外でご活躍のスポ-ツ選手の神に感謝するポ-ズはおかしいのかな?)

な~んて考えたりして
読書は気持ちを落ち着かせてくれますね。
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恋の悩み

2013年07月08日 | 本もたまには
最近、中2の娘が浮かない顔をしています。
奥さんに聞くところによると恋の悩みだとか。
へぇ~もうそんなに大きくなりましたか。
僕は中2の頃なんて、全く女子に興味無かった。
好きな女の子はいたけど、思い詰めるなんて皆無でしたね。

とにかく娘は思い詰めてるようなので、奥さんが登場。
うまく話をしてあげて、大分元気になったみたい。

聞けば
「男なんてこれから先、掃いて捨てる程出てくるわよ」
ん~かなりの上級者コ-スから入りましたね。
「私は色々と品定めをしたわよ。若いうちは練習ね」
まあ、そのぐらい大きく構えた方がいいですけどねぇ~。

そんな話を聞いたら思い出しました。
大昔、僕が彼女にフラれて「ああ、この世の終わりだぁ」
落ち込んでいると、同じように母が話をしてくれました。

それは、父と母が結婚を前提にお付き合いしていた頃
父に浮気疑惑が浮上(やるねぇ~とうちゃん)。もめたらしいです。
その時父は、その彼女からもらった手紙を、母の目の前で破いたのでした。
おぉ~!何だか凄く時代を感じるけど、お父さん潔いじゃありませんか!

僕もそんな話を聞いて、元気になったのを覚えています。
やっぱり、こういう時の母親の話は大事ですね。
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武士道

2013年04月07日 | 本もたまには
ん~なかなか全快!という感じにはなりません。
今回は仕事で無理を重ねていたため、体のクラッシュ度が高いようです。

とにかく休むしかないのですが、これがまた暇。
そこで、面白そうな特集をしている雑誌をみつけました。

「知っておくべき日本精神の真髄。武士道とは何か」

いや~しびれますねぇ~The Soul of Japanですよ。
恥ずかしながら、英文で書かれアメリカで出版されたなんて知りませんでした。
その他にも武士道について色々書かれていて興味深い。

武士がどうのと言うよりも、日本人の根底に流れる精神性を感じます。

お気に入りは
「表情を明るく保つことは武士道において重要な振る舞い」
「この微笑みは非常に高貴な精神から発する日本人独特の感覚」
ん~すばらしい。

ちょっと難しそうですが、新渡戸稲造「武士道」を購入し
この機会に色々と考えてみようかと思います。
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伊達政宗公

2013年02月09日 | 本もたまには
結構歴史好きです。
特に伊達政宗公。

取っかかりは
「伊達政宗」山岡壮八著
会話が生き生きしていて読みやすい歴史小説です。

その他にも
「伊達政宗の手紙」佐藤憲一著
筆まめの政宗公が小姓に宛てた手紙が
この前はごめんね的な内容だったりして面白いです。

「伊達家の風景」伊達眞美著
伊達家の直系のご子孫がならではの秘話が書かれています。

ここまで来ると仙台に行くのが筋と言うもので
15年前に騎馬像を拝見してきました。

で帰ってきて一気に書き上げたのがこれ

僕の政宗像を表現してみました。
もちろん政宗公の遺言通り両目を見開いています。
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