心穏やか委員会

笑い飛ばせば気分は上々。

おのれ、軽薄男子!

2022年07月21日 | お侍さん
「わたし、今日横浜駅でナンパされたの」(長女)


「なぬっ!!!!」
「出あえ!出あえ!狼藉ものじゃ!」




「今日ダメなら、今度遊びに行こうって」(長女)




「戦じゃ!戦じゃ!戦の支度じゃ!」




そのような話は、お年頃の女子ならよくあることのようだか、
あらためて聞かされると「そいつはどこの馬の骨だ」と興奮して候


幸い、姫はそのような軽薄男子は嫌いとお断わりしたそうであるが、
男は「横浜は変なのいっぱいいるから気を付けて」とぬかしたそうである。


平日の昼間の話である。おぬしが一番怪しいわ。
全く、馬鹿に付ける薬は無いと申すが、救いようのない。


そのような輩が、もし拙者の前に現れようものなら、血祭りにして候

もしくは、拙者が代わりにデートして進ぜよう。
そして根性を叩き直して候

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無念じゃ

2022年01月24日 | お侍さん
「口惜しい・・・・・、無念じゃ・・・・・・」

足の傷が癒えぬそれがしは、未だに全くもって走れない
もう二週間になり申した
抜き足差し足、慎重に歩けば多少の痛みは伴えど問題は無きに候

しかし!!
武田信玄公の「風林火山」
「疾きこと風のごとし」、
「静かること林のごとし」、
「侵略すること火のごとし」、
「動かざること山のごとし」
を崇拝する拙者であるが、これでは「林林山山」である

パンダの名前に候


毎朝の出陣の折、まずは見通しのよい一本道のバス停に急ぐ
遠方からバズ二台連なってこちらに向かってくる姿を認め、
「これは!走らねば間に合わぬ!それいっ!・・・・・・・うっ、痛いッ」


通り過ぎてゆく、がらっがら座り放題の後続車を睨みつつ、
その場で腹かっさばいて果てようかと思うことこれ多きに候



あぁ、早う治さねば、これでは賊に狙われることもあろう

まさに武士の名折れであり候
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気張るしか残された道は無し

2020年12月02日 | お侍さん
「拙者は大将の器にあらず。」

昔から自らをそう評価し、奥方の一歩後ろ・・・・・・・
もとい!大将の一歩後ろを歩み、それなりの手柄は立ててまいった。

しかし、4月より一国一城の主となり、やはり苦戦して候。

兎に角、「余は満足じゃ!がはははは」と気の晴れることがない。

「うむぅうう~」
絶えず先の心配をし、心の臓が病みそうに候。


このひと月は、
工事の確認申請が通らず施主からは催促され、心労が頂点に。
幾度、夜中に脂汗をかいて悶絶したことであろう。

久しく無かった不眠症に陥り候。


そして、昨日その件に関する問題が無事に一件落着。
もはやこれまでと、もう少しで切腹ものであった。

十分睡眠をとった今朝目が覚めて思い候。
「旧知の隣国の殿さま方は、この試練を絶えず乗り越えているのだ。」
頭が下がる思いと同時に、拙者の器の小ささを感じるのであった。


次はもう少し上手く乗り切らねばなるまい。
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親も子どもに育てられる

2020年11月18日 | お侍さん
「おぬしには、拙者の魂の叫び聞こえぬのかっ!!」


七、十一屋における勘定払いの一幕に候。

お互いが口を覆い、透明な垂れ幕を隔てての会話
百歩譲って、それがしの低めの声質と活舌の悪さが原因としよう。
いや、しかしそれにしても、申しておる事が通じない!

「は?」(商人)
初対面で、は?とか言う輩は、その場で切り捨ててやりたいが、そうもいかず
再度「袋お願いします」

これが異国人だと更に困る。
彼らは、イエスかノ-か以外の「願います」「ください」では通じない。


「袋いりますか?」「いる!」
こんなの日出づる国ではない。よそでやってくれ。


などと悶々とした気持ちを、一の姫に話したところ、
「私は、レジに行く前に深呼吸して、普段絶対出さない大きな声で袋ください!って言うよ」
一の姫は、幼少のころから恥ずかしがり屋さん、その彼女も努力してるのか。

横にいた、普段から拙者の活舌を馬鹿にしている奥方は「だってぇ」
あなた、娘の方が大人じゃない?と言わんばかりにこちらを見て候。


しかし、今回は姫の言葉が拙者の魂に響いた!
「そうか、なるほど」


次回は、オペラ歌手のように
「頼もうっ!!!!」
袋の要不要を申して進ぜよう!

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くそばばあ

2020年08月28日 | お侍さん
それは、男子家を出ずれば七人の敵ありな一日で、疲労困憊していた夜10時前、
朝駆け(ジョギングね)の帽子を買い求め、万屋(イオンね)に立寄ったときのこと。

会計の年配のご婦人に聞かれ候。

「いおんか-どお持ちですか?」
「いいえ」(持ってるけどめんどくさいし疲れてるし現金で)

この会話自体、ごく普通のやり取りにて候。


しかし、疲労による拙者の活舌の悪さと、
ビニ-ルのシ-ルドの遮音により伝わらなかった。

「えっと!カ-ドお持ちですかっ!」(もごもご言っても聞こえないわよ)
くそばばあ・・・ではなくご婦人の威圧的な物言いと眼光に拙者は切れて候。


「あったら出す!しつこく聞くな!」
(ばばあも耳遠いんじゃね?)



これ~は拙者が悪い。
ただの逆ギレ。

ここ万屋は、高齢の方を積極的に雇っており、
よく見ると、がくがくファンキ-なビ-トを刻んているご婦人も見受けられ候

それなのにそれがしは・・・・・・・


この度の無礼な振る舞い、大変申し訳御座らん。


と思う反面、次は「くそばばあ!」って言っちゃうかも。
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浅野内匠頭

2020年07月14日 | お侍さん
それがし、仕事でマンションの理事会や総会で説明する事多きに候。

概ね、休日の夜に呼び出され候。

友好的な住民であれば、喜んで出陣するのだが、
この道30年の拙者でも、身震いのするような集落がある。

一癖も二癖もあろうご老中に囲まれ、開口一番
「あのね、聞いてるのはそういう事じゃないの!私の言いたいのは・・・・・」

大体、酷いマンションにはこのタイプの爺さんが多い。
確かに頭は良さそうだ、だが70年も生きてきて、その辺学ばなかったのだろうか。
それに、いい年こいて、いきなり大声を出すものではない。

それがしは、殿中の浅野内匠頭

「殿中でござる!刃傷沙汰はなりませぬ!」

じっと堪えて候。

今回の仕事は、以前わが社で補強設計し、あちらの銭の都合で完結しなかった物件。
もはや、我らに生じる義務は無し。「気持ち」だけで参上つかまつったのだ。


そして、散々罵った挙句に「ご協力願いたい」とぬかして候。
技術者も侮られる嫌な世の中になったものよ。


先代の殿は寛大であったが、拙者は許さん。
次回また召集かけてこようものなら、銘刀正宗で一刀両断にしてくれるわ。
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気のせいではない。

2020年05月28日 | お侍さん
拙者の気のせいであろうか・・・・・・。


この戒厳令下において、ほぼすべての民が覆面をし、
眼だけをぎょろりと覗かせて候。

拙者が思うに、自らの表情を悟られないがため、
通りすがりの人を、必要以上にじろりと見てしまって候。

ましてや拙者のように、覆面により見た目エッグスタンド状態
であれば、熱視線もなおさらに候。


先日、電車内でいつまでも上から下までジロジロ見られて候。
よって、
「そちらがその気ならば受けて立とう!」

敵が目を逸らすまで、ガン見差し上げて候。


覆面のない天下泰平の世が来ることを熱望してやまない。




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近寄るでない!

2020年04月30日 | お侍さん
それがし、やむを得ぬ仕事の事情により、
週に何度か城を出て、戒厳令下の街に出向いて候。

横浜では、目に見えて人の往来が減り、
特に電車内では、暗黙の了解により座席は一つおきに座り、
立っている者もある程度の間隔を開けて候。

しんと静まり返った車内。
何やら皆の殺気を感じる・・・・・・・。



「へっくしゅん!あ”~ズルズル」
などと、おやじくしゃみをしようものなら、
てめぇうつすなよ光線の一斉射撃で全身黒こげに候。

おやじ及びおばさんは、加齢による喉の潤い不足により、
意味もなくむせたり、咳き込んだりするもの。
勘弁して頂きたく思い候。

と申すそれがしも、
「買わないおにぎりを幾つも手に取るものではない!」と、
コンビニでお昼を決めかねているおじさんに光線を浴びせ、
後で反省することもこれ多きに候。
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歩いて帰ると酒抜けます

2019年12月06日 | お侍さん
忘年会の季節で御座候。

早くも幾度の飲み乃会に参上つかまりし候。
基本的に・・・・いや根本的に・・・・いや本能的にお酒を好むそれがしの辞書には
「あ、ちょっと忙しいので欠席で」というくだりは、無きに候。

一昨日は、その昔苦楽を共にした同士(仕事仲間ね)との宴。楽しくて飲み過ぎて候。
更にその後、目上の殿方が「余の盃が受けられぬと申すか?」と申され、
拙者の最大の難所「すなっく」の門を叩いて候。

気のふれたように歌う、拙者と同輩であろう先客達。
「頭はうふふだけど、お肌は若いですよね」と、いらぬお世辞をいうママ殿。

「〇〇さんの歌聞かないと帰れないなぁ~」とのお約束の展開に、
数年ぶりにヘッタくそな「時間よ止まれ」披露し、恐縮するそれがし。


帰る頃には疲労困憊に御座候。


もちろん終バスなどは、とうの昔に終わり車待ち場は長蛇の列。
「生きて帰る。疲れて候。」短い生存報告を奥方にし、徒歩にて時を掛けて帰還し候。


翌朝、奥方から
「歩いて帰ったの?何処までも歩いて、なんか水戸黄門みたいね。人生楽ありゃ苦もあるさぁ~♪って感じで」
と苦笑され候。


以上の事情により、今回もお侍さんに御座候。
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眠り浅し

2019年11月22日 | お侍さん
卯の刻少し前(朝5時過ぎね)、大地が揺れて候。
横浜は震度二であった。


不思議なもので、
地震の起きる少し前から我に帰る事、これ多きに候。


「なにやつっ!」


刀に手をやった直後に「がたがたがた・・・・・・」

「うむ、これは常陸の国辺りであろうか。震度二と察せられる」
(揺れが短くもなく長くもないと大体茨城か千葉ね)

無論、震度二程度であれば、
奥方、若並びに姫たちは、気づく様子は皆無。高いびきに候。


そして、出立前に奥方に事の次第を申したところ、

「あなたのその眠りの浅さ、武将みたいね。なはははは。」
一笑である。


という流れで、
本日はお侍さん仕様に候。



追伸:子どもが小さい頃の夜中の緊急時。がばっと起きてめっちゃ活躍したんだから~。
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