父と子の微妙な関係

24歳になる長男は、4月から社会人になり東京の会社の寮に入っています。

彼は自分本位なところがあるので、大人になったらさっさと家を出て、
ろくに連絡もよこさないだろうなぁとは予測していたし、それでも良いと思っていました。
（子育て1号一丁上がり！で十分）

でも意外や意外、週末には毎週一日は帰ってきます。

この前も帰ってきたと思ったら、ニコリともせず冷蔵庫を開けて「なんか食うもんある？」
「いま、親父ランチ終了したところだけど、具少なめラ－メンならつくるよ」

「ん～貰おうかな」
と居酒屋の常連さんのようです、
そう、最近息子は、家でチョ－チョ－威張ってるし、感じ悪いの。


っテメ、コノヤロとは思いますが、まあよかろう。だって、
自分の寮の家賃や光熱費が掛かるのに、
それよりも多く毎月家にお金を入れてくれてるのです。

何時だか僕が体調を崩したときに、妙に心配していたので何故？と聞くと、
「もしもの時は兄ちゃんが妹たちの学費払わなきゃいけないから」
と言っていたのは冗談ではなかったようです。

「育て方は取り合えず間違ってなかったのかな～、感じ悪いけど・・・・・」
とか考えながら、近くのス－パ－に長男のビ－ルを買いにパシる僕なのでした。
（昔は息子には怒るとおっかない親父だったのにね～）

お店開拓

僕が10年ほど通ってる馬車道の刺身の美味しいお店が、コロナの影響で移転するそうです。
ひとり飲みができるお店って、最近少なくなっています。
あ～悲しい。（電車で4駅の移転先にも遠征するつもりですけどね。）

そこで、ふらっと寄れる店の開拓を始めました。
人間、必要に迫られれば、行動的になるものです。

関内駅のすぐ近く、以前からそのお店の前はよく通りました。
Bistoro Soul Kitchen


僕にはかなりの冒険です。

お洒落なお店にもさり気なく入るおじさんに、密かに憧れていた僕。

でも、黒のス－ツ上下はいけなかった。
「あら？今日はお葬式か何かですか？」いきなりアウェ－の洗礼を受けました。

まずビ－ルを頼んで（このお店はワインなのにね）メニュ－を見ましたら、
「とにかくどれもお洒落なのはわかるが、さっぱりその姿が思い浮かばない。」


その時、お勧めに「〇×～▽◎▲のキッシュ」とありまして、
心の中で「あ！これこれ、これ知ってる！」と叫び、
「このキッシュをお願いします」と涼しい顔で頼みました。

しっかし、こんなお店に僕みたいのがお邪魔していいのかしら。


お店は女性一人で切り盛りしているようです。
とても話しやすい感じの人で、入店時のドタバタが嘘のよう。
とても落ち着いた時間を過ごしました。

先日、二回目にお邪魔した時には、
「今日はワインにしてみます？」なんて覚えていてくれて、
取り合えず、受け入れてはもらえそうです。


と、僕と同世代の人は、二件目には必ずバ－に入って、
高いお金払ってお店の女性にチヤホヤ煽てられて喜んでいるけど、
僕はこっちの方が面白いと思うんだけどなぁ～。

気合い入れてご奉仕しました。

ここ数年は、奥さんの誕生日にご飯を作っています。
昔はプレゼントなど用意しましたが、年を重ねるごとに要求のレバルが高くなるので、
「ご奉仕」という形に変更し、これがなかなか好評です。

日頃の親父ランチの修行の成果を見せるときなのだ！

トマトとみじん切り玉ねぎのマリネ
ちと辛いです・・・・。


ジャガイモのスライスを生クリ－ムに漬けて焼いたもの
味付けは塩だけ。旨いっすよ。


初挑戦のちらし寿司
もちろんちらし寿司の素を使いましたが、たまごは焼きました。


定番のいくらたまご。固ゆでのきみにマヨネ－ズと塩コショウして戻したもの。
子ども達に人気です。茶色いのは新作のアンチョビたまご


鶏もも肉のトマトソ－スチ－ズ焼き
思いつきで作ったわりには美味しいと思うんだけど、あまり売れませんでした。


保険のエビフライ
せわた取ったんだけど、今回は丸まっちゃいました。
奥が深い・・・・・。


霜降り和牛ステ－キ
この日のためにスーパ－の半額をコツコツ集めました。
油が凄く美味しいけど、食べつけないものは沢山食べれません。意外と残りました。


ケ－キは毎年長女が用意してくれます。
横浜駅のお洒落なお店に予約してくれます。いつも気が利くね。


全員集合写真
保険のケンタッキ－とローストビ－フを添えて完成です。
5人とは言え、こんなに食べられるのかって？

食べられません。２／３は残りました。
でも、これでいいのだ。次の日も同じメニュ－なのだ。

ネットであれこれ調べながら、丸一日料理するのも楽しいものです。

仕事場も景色は重要

ご無沙汰しております

やっと会社の移転が完了しました。
引越し自体もさることながら、各種手続きに耳から煙が出ております。

新事務所は、野毛の飲み屋街のすぐ近くの事務所ビル。
帰りは駅に着くまでいくつもの関所があって、真っ直ぐ帰れません。
（なんて、そんなに寄りはしないけど・・・・）

酔っ払い地区にあるという事は、ビルにも特殊な掟があります。
「共有トイレは鍵付き」
トイレの鍵を渡され、施錠しなければなりません。
夜中に酔っ払いがトイレ借りに入っちゃうそうです。

「あ～面倒くせぇ」
更にその渡された鍵がコピ－のコピ－らしく、すんなり開かないのね。


「かちゃかちゃかちゃかちゃ・・・・・・」
急を要する時はどうしてくれるのだ！！責任者出てこい！
新聞紙敷いてしちゃうぞ。（後日、責任者にマスタ－キ－もらいました）


とまあ、いろいろありますが、駅の近くで家賃もまあまあ。
文句は言えません。

でもね。
僕の座っている机の正面の景色は、なかなかなのです。
これで決めたようなもんです


朝コーヒ－片手に「ん～仕事の出来る人になった気分」と悦に入っております。