心穏やか委員会

笑い飛ばせば気分は上々。

嫌いだった床屋

2017年04月11日 | ご幼少のみぎり
僕は子どもの頃、床屋が大嫌いでした。
それは、小学生の結構高学年まで、刈り上げ頭にさせられていたからです。

今となっては、ツ-ブロックだ何だと大人でも刈り上げいますが、
当時は、ジュリ-が長髪をなびかせてきゃ-きゃ-言われている時代。
刈り上げなんて、サザエさんとこのタラちゃん以外は存在しなかったのです・・・・。

その酷にして無慈悲な命を下していたのは、僕のおばあちゃん。
(両親共働きでおばあちゃん子でした)

「もう嫌だよ。床屋さんに刈り上げないでって言うもん」

「何を言ってるんだこの子は!子どもは刈り上げって決まりがあるの!」

僕を刈り上げたって、年金が沢山貰える訳でもないのに、
そりゃもう異常なくらい拘ってました。

更に、おばあちゃんは孫の反乱を事前に食い止めるべく
行きつけの床屋さんに「刈り上げ一丁」と電話予約を入れ、
それでは心配なのか、店の外からのぞき込む始末です。

また不幸な事に、床屋さんも結構なおばあちゃん。
手元が怪しく、顔を剃るときに毎回耳たぶをちょっと切るオプション付きでした。

小学生は「ばばあ!てめぇいい加減にしろよ!」とは言えません。
とにかく、忍耐力だけは鍛えて貰いましたね。

その後、中学高校とプチグレした僕は
「火事になったら、ばばあ柱に縛り付けて逃げるぜ」
友達に悪い事を言っていました。

ごめんね。おばあちゃん。
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ちびり坂

2015年02月19日 | ご幼少のみぎり
毎日毎日、寒いですね。
会社の僕の机は窓側なので、一日缶詰だと結構寒いんです。

お腹が若干ぴ-ぴ-気味。
この周りの状況に敏感に反応してしまうのは、ご幼少の頃からの課題です。

そう、あれは「神童」といわれた幼稚園児の頃。

「寒いからももひき履きなさい」おばあちゃんの的確な忠告を無視し
案の定、程なく砂場でお腹が「きゅるるる」

「至急!基地に帰還されたし!時間が無い急げ!」
お腹の司令塔より指示が下り、小走りで家に帰ったのです。

皆さんも一度や二度は、朝の出勤途中で緊急事態に陥った事がございましょう。
あれです。

「うううううぅぅぅ~」二度ばかりの波を乗り越え、最後の直線にさしかかった時
「ぷぷぷぷ、ぷっぷっぷっ・・・」ラストサイン。(我慢の限界)

僕の実家は坂の上にありまして、手前で力んじゃったんですね。

「もはやこれまで」
全ての力を抜き、自然のなすがまま、神の思し召し通りにしました。

あの新聞紙を広げた上に立たされた屈辱は、今でも忘れません。

それから実家の坂は、友達の間で「ちびり坂」、家は「ちびり城」と命名され
高校時代までバカにされました。


年とともに、下方面は緩くなりがちです。
「ちびりマンション」「株式会社ちびり」って呼ばれないように気をつけなければ。
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懐かしのホットドッグ

2014年09月02日 | ご幼少のみぎり
今日は仕事でよく歩きました。

某学校に行ったのですが、約束の時間よりも大分早くついてしまい、
その近くにあります「三殿台遺跡」を覗いてみました。

ここを訪れるのは40年ぶり。
小学校の校外学習で来たことがあります。
弥生時代の住居跡の絵を一生懸命スケッチした思い出があります。

そして、学校でのお仕事を済ませ、歩きました。

まあ、駅から遠いのなんのって。
バスもあるようなのですが、凄いスカスカの時刻表見た瞬間に、
「あっ!めんどくせっ!歩いた方が早や」っていつもなります。

今日は、久々の良い天気で暑かったので、途中ドト-ルでお茶しました。
コ-ヒ-に定番のジャ-マンドッグ。

この素朴な味。昔っから好きなんです。

そうそれは、父親との数少ない思い出に関係ありました。

内緒で馬券買いに行くのに、母親へのカモフラ-ジュとして僕が連れてってもらい、
口止め料として(そうは言わなかったけど)ミニカ-と、
ノザワ屋(昔、伊勢佐木町にあったデパ-ト)の地下の軽食コ-ナ-で、
オレンジジュ-スとホットドッグを食べさせてくれました。

すごく美味しかった。その味に似ています。

帰宅し、母親に「何処行ったの?」事情聴取され
屈託無く「あのねぇ。切符買ったけど、何も乗らなかったんだよぉ~」

「あら?乗らない切符って何かしらねぇ?」もうバレバレ。
父さん青くなったんだろうなぁ~。
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ももひき仮面

2014年01月10日 | ご幼少のみぎり
今朝は寒いですね。
ズボン下(古い)履かないで頑張ってます。

いや、あのヒートなんとかってのは暖かいけど、
なんかこう苦しくて嫌なんですね。

でも、結構若い人が皆履いてる。
細い人は、ホントに骨身に染みるそうですね。

しかし、何でこんなにも嫌いなのかと思い出してみると、
そうだ、おばあちゃん。あなたのせいです。

とにかく、おばあちゃんは身の回りの事にうるさくて
「ももひき履かないと外出ちゃだめ」って。
あの、僕 小学生なんですけど…
その加トちゃんが「ちょっとだけよ」で履いてる
ラクダ色のももひきは、小学生には酷ってもんですよ。

あれですよ、サイトウ君なんて貧乏でずっと半ズボンなんですから。
貧乏過ぎて風邪ひかないんですから。

小学生でももひき履いてるヤツはそうはいない。
ちらっとズボンの裾から見えたもんなら
即刻「ももひき仮面」にあだ名決定。変身したらしばらくは元に戻れないんです。

過度のしつけは、何十年も尾をひきます。
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たまたま事件

2013年12月18日 | ご幼少のみぎり
今日から三日間、耐震診断の現場調査で某市立高校です。
高所作業車を従えての出陣でありますが
何やら、ニュースでは初雪かも?なんて事を申しておりまして
かなりの覚悟と気合いを要する訳であります!

あぁ、嫌だな。
ちなみに、僕は高い所が苦手。
仕事柄、建設現場の足場や、調査で屋上の水槽など
高い所での作業が付き物でありますが
仕事が済んだ瞬間に下を見て、ぎょっとします。
お食事中の方ごめんなさい。はっきり言って金玉かち上がります。

確か、あのたまたまさんは
強打した時と、びっくりたまげた時にかち上がり、
お餅入れ忘れたキンチャクみたいに、お留守になります。

幼少の頃、兄貴とチャリンコ乗ってて、電柱に激突。
たまたまをほぼ直角にセンターバーに強打しました。
「お兄ちゃぁん!たまたまが無いよぉ!!」
空の袋をモミモミしながら、大泣きしました。

「くっくっく」( ̄ー ̄)
たまたま事件として、実家では長く語り継がれました。

今日は泣かないで頑張ります。
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前向きに

2013年12月05日 | ご幼少のみぎり
また5時に目が覚めて眠れない。
しかし、いつまでもこの状況を呪っていたところで
何の解決にもならないので、ご用をする事にしました。
朝活です。

コーヒー落としながらのアイロン掛け。
今やっとけば週末が楽じゃん。

最近、真剣に思います。
僕の前世は主婦だったのじゃなかろうかと。
家事、意外と好きなんですよね。

それと血筋もあります。
僕のお父さんは休日に波平さんみたいなステテコ姿で、雑巾かけしてたっけ。
「お前のうちは、かかあ天下か?」
友達の寺の息子に言われて、かかあ天下という単語を始めて知りました。

家族団らんの時に「かかあ天下ってなぁに?」
大爆笑されたので、よぉく覚えています。

いや、違うのだ。
お父さんは優しかっただけなのだ。
それが男というものなのだ。

と思わないとキツいですね実際。
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懐かしのノザワヤ

2013年11月08日 | ご幼少のみぎり
「き-っ!買って買ってぇ!き-っ!」
道ばたで、小さな男の子が暴れて訴えていました。
お母さんは、鬼の形相で完全無視をキメ込んでいるし
彼の願いは地球が滅亡しても叶う事はないでしょう。

僕は幼少の頃、粘りで勝負したものです。
昔、伊勢佐木町には「ノザワヤ」(後の松坂屋)という立派なデパ-トがあり
休日には家族連れで賑わっていました。
(今あの周辺は、多国籍軍とディスカウントショップに占領されてます)

僕の母方のおばあちゃんが黄金町に住んでいた関係で
毎週末には伊勢佐木町を通るわけです。

お目当ては、おもちゃ売り場のミニカ-。
「見るだけ。見るだけだから。」
ショ-ケ-スの前に座り込みです。

「もう!ひとつ買ってあげるから行こう」
この譲歩に持ち込む作戦な訳ですが
今思えば、給料日前とか、大人にも色々事情があって
粘ってる息子の後ろ姿を見るのが辛い時もあっただろうなぁ。

懐かしのノザワヤのエレベ-タ-

これを見上げて
「よっしゃ!今日はゲットするもんね!」
気合い入れたのを思い出します。
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○○○座りの世代です。

2013年10月29日 | ご幼少のみぎり
今朝の電車・バスは、中学生のガキでごった返していました。
身近に子どものいない人には、腹立たしくも厳しい朝です。

僕も子どもの時には、こうやって大人に迷惑かけてたんだろうなぁ。
自分の高校時代など、思い起こしてみますと・・・・。

あぁぁ・・・ひどいなやっぱり。
新杉田駅のホ-ムの端っこで、輪になって「うんこ座り」
(僕はうんこ座り世代です)たばこ、ぷかぷか吸ってました。

ひぃ~、今思うと恥ずかしいし、迷惑極まりない!

そうそう、いきがってると喧嘩に巻き込まれる事も。
「おめぇ、どこ中だよ?」(訳:あなたは、どちらの中学出身ですか)
まずは相手の素性を確かめ、お友達のお友達に手を出さないようにします。
この風習によって、僕は何度も窮地を脱しました。
(ミズハラくん、君のネ-ムバリュ-は凄かった)

でも、この子達は意外と良い子なんですよ。
僕なんかは、中身はちっともヤンキ-じゃなかったし
ちょっとばかり、不良の方が女の子にモテた、ただそれだけです。

2年生になると「ヤンキ-はダサイ」という風潮になり、やめました。
そう言えばその後から、さっぱりモテなくなったなぁ~。
いまから不良オヤジやってもモテないよなぁ~(^o^)
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紙一重ですよホント。

2013年08月31日 | ご幼少のみぎり
末娘が楽しみで見ている「斉藤さん」というドラマで
超若いお母さんが育児でパニクって、赤ちゃんに怒鳴ってる
という設定がありました。

「マジ、こんな事あるのかな?」と息子。
いい気なもんです。
もう、最初の子はどうしていいか分からんので
毎日がパニパニワールドでしたよ。

「あなたはね、2時3時にぴ-ぴ-意味不明に泣きましてね
いきなり高熱出したかと思えば、緑色のウンチしたりして
も~、いも虫じゃねぇだろって、そりゃもう大変でしたよ実際。」
今だから冗談交じりに言えるけど・・・。

流石に息子には言いませんが
夜中に泣き止まなくてベランダで抱っこしている時
「あれ?ポイッと投げちゃえば解放される?」
ちらっと過ぎった事ありました。ああ、怖い怖い。

今では三人無事大きくなっています。
ホント、現代の育児は紙一重。
つい最近までは、子供たちの誕生日に夫婦声を揃えて
「今まで生かせる事が出来て、良かった良かった。」言ってました。

でも、本来子供好きじゃなかった僕にはよい経験でした。
(いや、これからが大変なんだろうけど)
もし僕が大富豪だったら、あと5、6人子供居ても良かったなと思います。

うちの子たち。揃って頭の形だけは良いのです。

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唐揚げ大好き

2013年07月12日 | ご幼少のみぎり
自称「鶏唐評論家」
まず、60点以上はあげられる店を知りません。
やはり、鶏の旨みが分かる塩こしょう味なのだと力説します。

あぁ、面倒臭い人。
でも、しょうがないのです。呪いにかかってるのですから。

思い起こせば・・・・・。

ご幼少の頃、我が家では庭にニワトリを飼っていました。
しかし、ある日突然居なくなったのです。一羽も・・・・。
そして怪しいことに翌日、盛大な唐揚げパ-ティ-が催されました。

僕ら兄弟は「おいちいね。おいちいね。」とバクバク平らげたと親に聞いています。
もちろん、僕はその唐揚げが昨日まで居たコケちゃんとは知る由もありません。
親は食べられなかったそうです。そりゃそうでしょ。

これで普通は「僕は何て野蛮人だったのだろう」と自己嫌悪に陥り
菜食主義者まっしぐらの筈ですが・・・・
呪いにかかったのですねぇ。超唐揚げ大好き。

でも、そんな食生活は身体に良い筈もなく、20代で成人病検査で再検査。
お医者さんに「この若さでこの数値。気を付けないと早死にするよ」かなんか脅かされ
しっぺ返しを食らいました。

最近は、さすがに余り食べませんが
何か特別な日に「何食べたい?」聞かれると
思わず「鶏の唐揚げ」と即答してしまいます。
呪いはまだ解けていないのです。気を付けなきゃ。
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