たばこが1箱1000円になるかもしれない。
http://news.ameba.jp/domestic/2008/02/11038.html
たばこ1箱1000円にしようという、たばこ増税の超党派議連が13日にも発足するという。ま、欧米では確かにたばこは1箱1000円程度するそうだ。
私も1日1箱(20本)吸うが、1箱1000円にもなったら、1日1箱というわけにはいかなくなる。ま、公営ギャンブルのサイトをやっていながらも、ギャンブルははっきりいってきっぱりとやめられたわけだが、いずれたばこもやめないといけないな。
しかもこの話については、どういうわけか反対意見がほとんど見られない。ということはいずれ実現するんだろうね。そういや、船舶振興会のドン・笹川も大賛成しているらしい。
http://www.j-cast.com/2008/03/06017478.html
ところで、これはたばこを吸う側としての意見だが、はっきりいうが、例えば著名人の中で、酒(アル中)が原因で短命に終わってしまったというケースは枚挙に暇がないが、たばこ中毒でそうなった、という話ってあまり聞かない。
たばこ中毒=ヘビースモーカー、という定義ならば、明治大学ラグビー部の中興の祖であり、長年監督を務めてきた北島忠治さんはその典型例だった。テレビインタビュー中でも、
「ちょっと、吸わせてもらえんか。」
ということで、たばこを吸いながらインタビューに答えていた。当然のことながら、試合中は観戦しながらスパスパと吸っていたわけ。それでも、95歳まで生きた。
ま、北島さんのようなケースはごくまれなんだろうし、たばこが死因の中では高い比率になっているデータももちろんある。
但し、それは特定死因としてのデータに限られる部分も結構あるようだ。肺がんの比率が、喫煙者よりも禁煙者のほうが少ない、というのは当然の話だろう。
しかし、死因というものは、特定されたものに限らない(特に現代においては、過重ストレスが要因となっているケースも見逃せない)わけで、また、たばこ以外の複合要因も重なっているケースも多いのではないか。そういったデータについては、意外と出てきていない。
確かに、たばこを吸わないに越したことは言うまでもない話。ま、1箱=1000円という件についても、受け入れねばならないとは思うけど、一方で、なぜそうするのか?ということについて、
「健康増進のため、たばこに大幅な課税を課す」
という大義名分だけを振りかざすことだけはやめていただきたいものである。
(追記)
要はどうやって取りやすいところから税金を取るか、ということについて、たばこが一番手っ取り早いからだろ。
しかしながら、税収を本当の意味で伸ばしたいのであれば、「取りやすい」ところからだけ取るやり方というのはいずれ限界がくる。
取りにくいところから取ることこそ、ソロソロ考えるべき。となると、某革新政党が言う、
「大企業、大資産家からカネを取れ!」
という件についてもソロソロ踏み込むべきなのかも。