公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

アラブ限定重賞

2009-05-24 19:28:45 | 競馬

まだやっていたとは思わなかった。

本日、福山で、福山さつき賞という、アラブ限定重賞が行なわれた。

「ザラストアラビアン」なる、アラブ終焉間近に相応しい名前の馬も参戦していたが、昨年の優勝馬、フジノコウザンが、直線に入って外に膨れながらも勝った。

しかしながら、ダートの2000を超えるレースの場合、サラだと、今日の東海ステークスがそうだったが、ウォータクティクスのまさかの大敗が示す通り、訳が分からぬまま終わってしまう、といったレース展開に陥りやすいが、アラブだと虚々実々の駆け引きが見られて面白い。ま、2000を超えるレースだと、アラブの場合荒れにくいケースが多いし。

そんなアラブのレース、果たしていつまで続くことやら。しかしながら今回の面々は6歳馬が一番多く、ならばあと2年ぐらいは限定重賞でもやっていけるかも。


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向日町存廃にかかる話

2009-05-24 10:30:34 | 競輪

昨日、午後9時すぎに書いたにもかかわらず、4つの中身あるコメントが寄せられたが、小松島和平さんの話が割りと具体的に書かれているので、これを見ていくことにしよう。

地元住民からは「競輪場跡地に大学キャンパスを誘致した方が街のイメージが上がり、マンション等の資産価値も上がるので競輪廃止を」の声があり、また一部のサンガサポーターからは「競輪場跡地にサンガ専用スタジアムを造れば、陸上やラグビーの都合に合わせなくて済むので競輪廃止を」の声が根強くあります。

まあ実際に廃止になったところで、京都府には向日町に替わる新たな自転車競技場を造る余裕は無いので大学キャンパスを造るだけの土地は確保出来ないし、サッカー専用スタジアムは「観覧席付き施設・映画館・大型商業施設の新規建設は認めない」という向日市の条例があるので無理。

まあ廃止後は「自転車競技場のある公園」に落ち着くでしょう(向日町はアマチュアの競技会・記録会の会場としての需要はかなりある)。 代わりの発売施設はボートピア京都やわたのあたりならすんなり造れそう(近くにある大型パチンコ店跡を改装すれば安く造れるし、ボートピアの実績があるので他の街に造るよりは強い反対は出にくい)。


大学?って、京都にはたくさん大学がある。そこへもってきてまた大学を誘致するってどういうことなんだろ?

それとサッカー場にした場合、サッカーだと、競輪よりも客が入るだろうけど、サッカーのサポーターって、質の悪い連中も少なくないから、今以上に周辺環境が悪化するかもしれない。しかも、東向日駅からの行程における道路事情はきわめて劣悪。つまり、民家密集地を利用して向かう客も当然のことながら出てくるので、競輪場よりも住民対策が必要になってしまう。

一方で、Jリーグって、野球と違って月に2~3回開催できる程度。にもかかわらず、芝の維持費等で多くのカネがかかる。つまり、赤字の垂れ流しは必至、ということ。

さらに、シネコンを含めたショッピングセンター誘致などの話も出ているんだろうが、向日町競輪場の場所といえば、阪急を使えば15分ぐらいで四条河原町に行けてしまうから、これも却下(というか、敷地面を考えると無理)だろう。

となると、小松島さんの言うとおり、

『自転車競技場のある公園』

っていうのが一番いいんだろうな。

ところで昨日の記事では、明石の例を書いた。もし明石がなければ、少なくとも、甲子園は残っていた可能性がある。ところが、その明石は今、自転車競技大会を行なっている形跡は見当たらないし、結局、競輪選手やサイクリングクラブの練習地しか使われていない様子。となれば、兵庫県がほぼ全面的に負担せざるを得ない状況になってしまっているが、こうした使われ方しかされないというのは、非常にもったいないというのか、悪く言えば、こんなものにカネを使い続けているのか?といわざるを得ない状況といっていいだろう。

一方向日町といえば、毎年、西日本インカレが開催されているようだし、京都府下の高校にも強豪の自転車競技部があるから、アマの需要は確かに旺盛なのかもしれない。

がしかし、もし競輪開催をやめるようなことがあれば、それこそ明石のような例になりかねない恐れもある。その上、結果的に京都府が施設運営費等を負担せざる得なくばかりか、競輪をやめることによって、キャッシュフローは限りなくゼロに近づくことになる・・・

さらに言うと、これも昨日書いたけど、向日町は、私が見る限り、食べ物やタダ茶など、割と細かい点について評価できる点もある。しかし、「自転車競技場」にだけなってしまえば、そうしたものは全て吹っ飛んでしまう。

一番の問題は、500人ほどいるという従事者の補償問題だろうな。蜷川さんが知事だったときも、この問題があるからとして、廃止には断固応じなかった。

補償問題といえば、言うまでもなく、そう簡単には解決できない。揉め、こじれるのが通例。しかも、こうした関連の問題で首長の「首」がそれこそ吹っ飛んだ例もよく見られるからね。もし廃止するという決断を下すならば、山田知事はそれなりの覚悟をしてもらわねば困る。

しかしながら、存廃の話って、向日町に限った話ではなかろう。恐らく、多くの競輪場の施行者が、

「穴があれば入りたい」

と思っていることだろう。

ま、西宮と甲子園を潰された経験があるからではないけど、向日町は今後も存続させるのが妥当。但し、向日町は奈良と違って明らかにやる気が感じられない。「西甲」廃止直後は、神戸方面の競輪客が少なからずいたものの(はっきりいって、神戸方面からだったら、岸和田よりも、向日町のほうが早く行ける)、サテライト大阪ができて以降、その恩恵がほとんどなくなってしまったことに気づくべきだった。

でも、今からでも遅くない気もするけどね。

コメント (8)
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G1だったら大変なことになっていた

2009-05-24 09:38:07 | 競馬

拙掲示板の新人を追うさんの書き込みより。

23日、東京競馬第4レースの障害競走で発馬機の設置位置を誤るという事態が発生。芝からダートのところを芝から芝に間違えて、結果3300mが15m短くなってしまったとのこと。このレースは当初レコードタイムでしたが、記録は標準記録とされ幻のレコードタイムとなりました。まあ、ゴール前はすでに大勢が決していたのでよかったものの、これがハナ差まで追いつめてゴールしたが、本当はあと15メートルあったから差せたということになれば、大変なことになるのでは。しっかりしていただきたいものです。


確かにそうだな。体勢が途中で決しやすい障害で、しかも平場のレースだったから、大した騒動にはならなかったみたいだが、平地でかつ重賞、もっといえばG1だったらどうなっていただろ。

スポニチアネックスの記事

http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2009/05/24/14.html

しかしながら、JRAがその間違いに気づいていなかった、というのも、おかしな話だな。

ところで、

ゲートの誤設置は中央競馬史上初の失態。第二次大戦中の1944年に、長距離特殊競走(後の菊花賞)でカイソウが1位入線も、出走全馬がコースを間違えて走行しレース不成立となったケースがあるが、JRAではレース不成立の要件は「着順確定前」で、今回の件は該当しないとしている。

ということで、もう確定してしまったから、当該レースについては、いかなる文句も受け付けない、っていうことでいいんだな。

1986年の阪神で起こった着順ミス事件の際には、JRAが当初発表していた着順ばかりでなく、「正しい着順」の場合にも払い戻ししていたが、今回のケースは着順掲示ミスではなかったから当たらない、という論理になるんだろうな。

ひょっとすると、この件で訴える人が出てくるかもしれないな。

コメント (3)
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