「ふじさわ ひでゆき」と呼ばれることはほとんどなく、「しゅうこう」、「しゅうさい」と呼ばれることが多かった名誉棋聖・藤沢秀行さんが亡くなったそうだ。
http://mainichi.jp/enta/igo/news/20090508k0000e040017000c.html
ま、本業の囲碁も強かったんだが、それよりもこのお方といえば、「場外戦」における話題のほうがはるかに多かった。
とりわけ、ギャンブルといえば、長年に亘って競輪が大好きで、若い頃には、1レースで何百万円も賭けることは通例化していた。そのため、
「競輪で、家の数軒は吹っ飛んだわ!」
と豪語したことも。
そういえば4年前だったか、NHKで当人の特集番組が放送されたときにも、赤競を見ながらインタビューを受けていたし、川崎競輪場(だったと思う)で「観戦」(観戦だけで当然終わるはずなし)していたシーンも見られた。
しかも、将棋の芹澤博文氏を競輪に誘い込み、その芹澤氏もまた、競輪で多額の借金を作ったことで話題となった。
ま、はっきりいってどうしようもないオッサンだった。他に妾も何人かいたようだし。だが、私の親父は囲碁が好きだったが、藤沢さんのことはあまり悪く言わなかったな。やはり強ければ、「どうしようもなくても」、尊敬されるものなんだな、と。
しかしながら、「最後の無頼派」と呼ばれるお方なのかも・・・
ご冥福をお祈りいたします。