公営競技はどこへ行く

元気溢れる公営競技にしていきたい、その一心で思ったことを書き綴っていきます。

6月17日の優勝戦・重賞結果

2010-06-17 20:34:55 | 各日の公営競技

・競輪

小田原

S級 馬渕紀明 521

A級 金子周一郎 211

高知

A級 藤原富雄 531

A3 高橋義秋 111

・競艇

津周年 つつじ賞王座決定戦(G1) 濱野谷憲吾 22224311

トップスタートを決めた濱野谷が1周1マーク捲り差し。

鳴門 安田政彦 1414122121

・地方競馬重賞

門別 北海道スプリントカップ(Jpn3) ミリオンディスク

逃げるラブミーチャンを直線で捕らえたミリオンディスクが圧勝。

 


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渡邉大吾逮捕!

2010-06-17 17:59:27 | 競輪

元競輪選手、元U23ラグビー日本代表選手の渡邉大吾が逮捕された。

http://www.sponichi.co.jp/sports/flash/KFullFlash20100617033.html

天理高校、明治大学時代はラグビーの花形プレーヤーだった渡邉。明大では1年からレギュラー。FB及びWTBとして、元木由記雄らがいた明大黄金時代の一員でもあった。

そんな輝かしい経歴の持ち主ながらも、明大卒業前から競輪選手を志望。2度目の受験で競輪学校78期に合格した。競輪選手時代はS級にも昇進したが、G1の出場はついに果たせず、2006年に引退。

その後、再びラグビーに復帰したという話を聞いたが、一方で、まさかこんなこと(元本保証や月5%の高配当をうたってファンドへの出資者を募集)をやっていたとはねぇ・・・

そもそも、元本保障で月の利回り5%(1000万円投資したら、毎月50万円入ってくる。ということは、年間で600万円が余分についてくるということ)なんて「ありえない」よな。ヘッジファンドどころの話じゃない高リスク商品。つまり、公募した時点で「詐欺まがい商品」というしかない。それでも、何と1億円程度も集まったとか。

ま、実刑は免れまい。


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寺銭10%

2010-06-17 07:19:30 | 公営競技論

大関・琴光喜らが絡んでいた「野球賭博」だが、胴元が頂戴する「寺銭」は10%程度だったらしい。

ん?「たった」それだけ?

公営ギャンブルは25%だよな。

ということは、「ノミ屋」のほうが客にとってみれば「良心的」なわけか・・・

というか、公営ギャンブルは明らかに「取りすぎ」だよな。

思えば、競馬や競輪のノミ屋をやっていた経験のある安部譲二が、せいぜい取っても15%程度。公営ギャンブルみたく、25%も取ったんでは、客は寄り付かない、といった話をしていたことを記憶しているが、ひょんなところから、公営競技の「暴利ぶり」がクローズアップされてしまったかも。

とはいっても、かろうじてまだ余裕がありそうなJRAはともかく、他競技においては、控除率はそう簡単に引き下げられまい。

しかしながら、ノミ屋における公営競技絡みの売り上げはどれだけあるのか?もし相当数ノミ屋に流れている現状ならば、一考したほうがいいかも。

コメント (1)
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アングロアラブ廃止について

2010-06-17 04:57:08 | 競馬

福山競馬場、廃止危機にかかる、アラブの話について。

JRAのアラブ廃止についての関連の話。

http://blog.livedoor.jp/ippachi_bakuchiuchi/archives/51271671.html

http://homepage2.nifty.com/~stable/mh000828.html

補足すると、

これらを見る限り、当時、JRAにおける厩舎の預託3倍ルールが認められていなかったため、サラ除外ラッシュに頭を痛めた馬主の圧力により、JRA側が、

『仕方ない、アラブをやめるか・・・』

『アラブは国際競走ではないし、このあたりが潮時だろう。』

ということで廃止に踏み切ったということかな。

同時に、障害の存廃についても議論されたのだが、障害は地方競馬では既に行われていないこと、一方で、諸外国において行われている背景から、国際競走が可能という観点につき存続が決まった。

当時、アラブはJRAでは1週間に1レース組めるかどうかという状況。対して地方競馬では、「完全アラブ競走」の園田、福山、益田があるし、他にもサラと共存しているところもあったので、ならば地方競馬に特化できればよかったのだが、そうできなかった。

JRAの対応にいち早く反応したのが大井。早期に撤退を図るため、1996年に師走の名物競走・アラブ大賞典を7月に繰り上げて開催。大井のこの動きに対し、すかさず川崎、船橋、浦和も倣った。

すると、岩手、ホッカイドウ・・・、という形で、続々とアラブ撤退の話が続き、「アラブのメッカ」・園田も1999年にサラ導入を決意してから、アラブの入厩を制限することになった。

園田のサラ導入はアラブ生産者に大きな衝撃を与えたことは間違いなし。その上、地方競馬の経営難は深刻さを増すばかり。アラブは購買価格はサラと比較すると安いが、南関東を失った地方競馬の賞金体系では、よほど強い馬か、ソコソコ丈夫でコンスタントに着順を拾ってくれる馬でないと稼げないが、そんな馬にめぐりあえるケースはまれ。

よって、JRA撤退(1996年)からわずか4~5年の間に、アラブのレースは急速に減少。

そんな中、福山だけは唯一、オールアラブ体制を守り続けてきたのだが、生産頭数の減少により、2005年にサラを導入せざるを得なくなった。そして昨年、ついにアラブ単体の重賞は姿を消した。そして、福山競馬自身の命も、ソロソロ尽きる頃、というのが現状。

JRAはアラブ撤退後も、補助金(基金)を出していたみたいだけど、福山競馬で詐欺事件が起こってしまった。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/hiroshima/kikaku/034/1.htm

「福山競馬を舞台にこのような事件が起きて残念。中央競馬がアラブ馬を廃止したことから歯車が狂ったのかもしれない。捜査の展開を見守りたい」

自分のところではレースはもう行わないけど、カネだけ出すから何とかしてくれ、というJRAの姿勢が招いた事件だといえなくもない。ま、この事件そのものについていえばもちろん、JRA自身は「被害者」なんだけど。

ところで、あいねす氏の記事には、こうした話が書かれているな。

そしてJRAは、アラブを犠牲にしてサラブレッドの交流元年という名目を謳い、その馬房を地方競馬からのサラ系移籍馬優先馬房としての活用を断行した。

しかし、それらをひとまとめにして考えれば、アラブを阻害したそもそもの根本的な問題は、中央競馬と地方競馬という、世界的に見てもおかしな、競馬統括団体の2層構造の存在である事は言うまでもない。

そうした構図は、実は今でも、JRAにとってみれば都合がいい話。JRAは年間開催日数が288日しか認められていないため、地方競馬を利用しないことには競走馬を円滑に回すことができない。

よって、アラブははっきりいって「邪魔」な存在だった。さらにいえば、JRAのアラブは地方のアラブよりもはるかに「弱い」というレッテル(JRA所属馬は、アラブ大賞典や楠賞にたまに出走する機会があっても勝負にならなかった)が、撤退するまで張られていたのも、JRAにとってみれば不都合な話。

直接的にJRAによって潰されたとはもちろんいえないが、アラブに携わってきた競馬関係者にとってみれば、JRAの策略に嵌った・・・と考える人は少なくないだろうね。

コメント (1)
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