東京マーケット・サマリー 2024年4月11日午後 6:17
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円
ユーロ/ドル
ユーロ/円
午後5時現在
153.12/153.15
1.0741/1.0745
164.51/164.52
NY午後5時
153.18/153.21
1.0740/1.0744
164.52/164.55
午後5時のドル/円は、前日NY午後5時と比べて小安い153円前半で推移している。日本時間のこの日早朝につけた34年ぶり高値の153円台を小幅に下回る水準で、介入警戒感とドルの底堅さが交錯する展開となった。
<株式市場>
終値
前日比
寄り付き
安値/高値
日経平均
39442.63
-139.18
39090.68
39,065.31─39,473.48
TOPIX
2746.96
+4.17
2718.76
2,718.76─2,749.16
プライム市場指数
1413.91
+2.15
1400.42
1,400.26─1,415.01
スタンダード市場指数
1268.93
-0.57
1262.52
1,260.05─1,269.13
グロース市場指数
879.30
-10.38
881.07
876.85─882.04
グロース250指数
692.10
-10.27
694.71
690.12─695.75
東証出来高(万株)
160735
東証売買代金(億円)
41293.17
東京株式市場で日経平均は、前営業日比139円18銭安の3万9442円63銭と続落して取引を終えた。米消費者物価指数(CPI)の予想上振れを受け、米連邦準備理事会(FRB)による早期利下げへの思惑が後退した。前日の米株市場では主要3指数が下落し、嫌気する動きが優勢となった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが697銘柄(42%)、値下がりは893銘柄(54%)、変わらずは62銘柄(3%)だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース)
0.077
ユーロ円金先(24年6月限)
───
3カ月物TB
───
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースで0.077%になった。前営業日(0.077%)から横ばい。「地銀を中心に市場参加者の資金調達ニーズは強いままだ」(国内金融機関)との声が聞かれた。
<円債市場>
国債先物・24年6月限
144.53
(-0.59)
安値─高値
144.42─144.78
10年長期金利(日本相互証券引け値)
0.850%
(+0.055)
安値─高値
0.860─0.830%
国債先物中心限月6月限は前営業日比59銭安の144円53銭と大幅続落して取引を終えた。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比5.5bp上昇の0.850%。米金利上昇や日銀の追加利上げ観測、低調な20年債入札結果を受けて、軟調に推移した。
<スワップ市場・気配>
2年物
0.46─0.36
3年物
0.55─0.45
4年物
0.62─0.52
5年物
0.70─0.60
7年物
0.85─0.75
10年物
1.07─0.97
日経平均は139円安と続落、プライム売買代金は3日ぶりに4兆円回復=11日後場/国内市況ニュース/ウエルスアドバイザー 2024/04/11 15:22
11日後場の日経平均株価は、前日比139円18銭安の3万9442円63銭と続落した一方、TOPIX(東証株価指数)は同4.17ポイント高の2746.96ポイントと反発して取引を終えた。利下げ期待後退に伴う米株安を受け、朝方から売りが先行、日経平均は午前9時14分に、同516円50銭安の3万9065円31銭を付けた。その後は押し目買いから下げ渋る動きとなり、午後2時30分には108円程度安まで下げ幅を縮小した。外国為替市場で1ドル=152円80銭台とドル高・円安が進んだことも、輸出関連銘柄の下値を支えたようだ。東証プライム市場の出来高は16億735万株、売買代金は4兆1293億円と、3日ぶりに4兆円を回復した。騰落銘柄数は値上がりが697銘柄、値下がりは893銘柄、変わらずは62銘柄だった。
業種別では、33業種のうち16業種が下落、17業種が上昇した。三井不<8801>、菱地所<8802>などの不動産株や、テルモ<4543>、HOYA<7741>などの精密機器株が下落。ニトリHD<9843>、ファストリテ<9983>などの小売株や、KDDI<9433>、ソフバンG<9984>などの情報通信株が安い。特種東海<3708>、北越コーポ<3865>などのパルプ紙株や、TOPPAN<7911>、任天堂<7974>などのその他製品株も軟調。エムスリー<2413>、OLC<4661>などのサービス株や、大林組<1802>、清水建<1803>などの建設株も弱い。一方、INPEX<1605>、石油資源<1662>などの鉱業株や、出光興産<5019>、ENEOS<5020>などの石油石炭製品株、東ガス<9531>、大ガス<9532>などの電気・ガス株が上昇した。
個別では、吉野家HD<9861>、リズム<7769>、サイゼリヤ<7581>、パルGH<2726>、KLab<3656>などが下落。半面、有沢製<5208>、トレファク<3093>、MRO<3064>、正興電機<6653>、東光高岳<6617>などが高かった。
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証)
2,149.49 +3.53 +0.16% +3.06% +37.88% 15:00
TOPIX 100 INDEX (東証)
1,888.25 +3.19 +0.17% +2.90% +43.11% 15:00
日経平均株価
39,442.63 -139.18 -0.35% +1.66% +40.45% 15:15
日経500平均
3,350.48 -7.14 -0.21% +0.34% +27.33% 15:15
TOPIX (東証株価指数)
2,746.96 +4.17 +0.15% +3.00% +37.91% 15:00
日経300指数
588.64 +0.92 +0.16% +2.76% +39.91% 15:15
東証REIT指数
1,799.35 +12.95 +0.72% +6.52% -0.53% 15:00
TOPIX CORE 30 IDX (東証)
1,436.13 +3.85 +0.27% +2.27% +46.27% 15:00
東証グロース市場250指数
692.10 -10.27 -1.46% -6.13% -7.15% 15:00
TOPIX SMALL INDEX (東証)
3,058.28 +0.31 +0.01% +2.34% +27.29% 15:00
TOPIX MID 400 INDX (東証)
2,748.92 +4.18 +0.15% +3.48% +28.58% 15:00
TOPIX LARGE 70 IDX (東証)
2,766.27 +0.40 +0.01% +3.90% +35.74% 15:00
日経平均
現在値 39,442.63↑ (24/04/11 15:15)
前日比 -139.18 (-0.35%)
始値 39,090.68 (09:00) 前日終値 39,581.81 (24/04/10)
高値 39,473.48 (14:30) 年初来高値 41,087.75 (24/03/22)
安値 39,065.31 (09:14) 年初来安値 32,693.18 (24/01/04)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は続落、東エレクやファーストリテが2銘柄で約61円分押し下げ 15:47 配信
11日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり104銘柄、値下がり117銘柄、変わらず4銘柄となった。
10日の米国株式市場は下落。ダウ平均は422.16ドル安(-1.09%)の38461.51ドル、ナスダックは136.28ポイント安(-0.84%)の16170.36、S&P500は49.27ポイント安(-0.95%)の5160.64で取引を終了した。3月消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回ったため年内の利下げ期待が後退し、寄り付き後は下落。長期金利の大幅上昇が警戒され、終日軟調に推移した。終盤にかけ、10年債入札の弱い結果を受けて、金利が一段と上昇すると下げ幅を一段と拡大し終了。
米国株の大幅下落を受けて、東京株式市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は39000円割れ寸前まで下落する場面が見られたが、売り一巡後はじりじりと下げ幅を縮小。為替が1ドル152円90銭台で推移しており、円安を材料に一部の輸出関連銘柄への買戻しなどが入ったもよう。ただ、政府・日本銀行による円買い介入への警戒感も高まっていることから、日経平均は終始マイナス圏での推移となった。
大引けの日経平均は前日比139.18円安(-0.35%)の39442.63円となった。東証プライム市場の売買高は16億735万株、売買代金は4兆1293億円。セクター別では、不動産業、精密機器、小売業、情報・通信業、パルプ・紙などが下落した一方、鉱業、石油・石炭製品、電気・ガス業、銀行業、非鉄金属などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は42%、対して値下がり銘柄は54%となっている。
値下がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約36円押し下げた。同2位はファーストリテ<9983>となり、ソフトバンクG<9984>、KDDI<9433>、テルモ<4543>、7&iHD<3382>、NTTデータG<9613>などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはファナック<6954>となり1銘柄で日経平均を約8円押し上げた。同2位はトヨタ<7203>となり、ソシオネクスト<6526>、デンソー<6902>、信越化<4063>、荏原製<6361>、日立<6501>などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 39442.63(-139.18)
値上がり銘柄数 104(寄与度+96.13)
値下がり銘柄数 117(寄与度-235.31)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<6954> ファナック 4401 51 8.34
<7203> トヨタ自動車 3781 41 6.70
<6526> ソシオネクスト 5165 205 6.70
<6902> デンソー 2950 36 4.64
<4063> 信越化 6540 21 3.43
<6361> 荏原製作所 14095 465 3.04
<6501> 日立製作所 14545 420 2.75
<6503> 三菱電機 2590 83 2.71
<6305> 日立建機 4839 81 2.65
<5803> フジクラ 2667 74 2.42
<6762> TDK 7636 23 2.26
<8766> 東京海上HD 4784 39 1.91
<5019> 出光興産 1087 28 1.83
<8058> 三菱商事 3597 18 1.77
<4503> アステラス製薬 1585 11 1.72
<8331> 千葉銀行 1287 50 1.63
<7011> 三菱重工業 1387 48 1.57
<5831> しずおかFG 1480 47 1.52
<6988> 日東電工 14505 45 1.47
<4507> 塩野義製薬 7383 44 1.44
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8035> 東エレク 38920 -370 -36.29
<9983> ファーストリテ 44100 -260 -25.50
<9984> ソフトバンクG 8447 -88 -17.26
<9433> KDDI 4305 -67 -13.14
<4543> テルモ 2565 -49.5 -12.95
<3382> 7&iHD 2042 -103 -10.10
<9613> NTTデータG 2328 -59 -9.64
<9766> コナミG 9506 -237 -7.75
<8801> 三井不動産 1554 -65 -6.37
<7735> SCREEN 18475 -385 -5.03
<7741> HOYA 16960 -280 -4.58
<8267> イオン 3348 -137 -4.48
<6971> 京セラ 1931 -16.5 -4.32
<6367> ダイキン工業 20280 -120 -3.92
<2413> エムスリー 1958 -46 -3.61
<6758> ソニーG 12855 -105 -3.43
<6920> レーザーテック 42050 -260 -3.40
<4661> オリエンタルランド 4748 -91 -2.97
<8830> 住友不動産 5608 -85 -2.78
<3659> ネクソン 2414 -39.5 -2.58
日経平均寄与度
TOPIX
現在値 2,746.96↑ (24/04/11 15:00)
前日比 +4.17 (+0.15%)
始値 2,718.76 (09:00) 前日終値 2,742.79 (24/04/10)
高値 2,749.16 (14:25) 年初来高値 2,820.45 (24/03/22)
安値 2,718.76 (09:00) 年初来安値 2,335.58 (24/01/04)
東証業種別ランキング:鉱業が上昇率トップ 15:38 配信
鉱業が上昇率トップ。そのほか石油・石炭製品、電力・ガス業、銀行業、非鉄金属なども上昇。一方、不動産業が下落率トップ。そのほか小売業、精密機器、情報・通信業、パルプ・紙なども下落。
業種名/現在値/前日比(%)
1. 鉱業 / 739.03 / 3.67
2. 石油・石炭製品 / 1,908.05 / 2.49
3. 電力・ガス業 / 601.23 / 2.39
4. 銀行業 / 315.93 / 2.09
5. 非鉄金属 / 1,481.74 / 0.78
6. 輸送用機器 / 5,592.54 / 0.75
7. 証券業 / 627.72 / 0.73
8. 機械 / 3,301.18 / 0.62
9. ガラス・土石製品 / 1,520.09 / 0.56
10. 保険業 / 2,254.59 / 0.38
11. 倉庫・運輸関連業 / 2,758.94 / 0.25
12. 電気機器 / 4,801.07 / 0.21
13. 卸売業 / 4,044.51 / 0.16
14. 海運業 / 1,583.36 / 0.08
15. 化学工業 / 2,642.68 / 0.04
16. 水産・農林業 / 589.58 / 0.02
17. 鉄鋼 / 835.2 / 0.00
18. 金属製品 / 1,508.56 / -0.04
19. 繊維業 / 670.32 / -0.06
20. ゴム製品 / 4,895.87 / -0.09
21. 医薬品 / 3,515.42 / -0.12
22. その他金融業 / 1,070.54 / -0.24
23. 食料品 / 2,255.07 / -0.37
24. 空運業 / 245.11 / -0.40
25. 陸運業 / 2,112.64 / -0.48
26. 建設業 / 1,723.48 / -0.58
27. サービス業 / 2,929.3 / -0.59
28. その他製品 / 4,815.17 / -0.60
29. パルプ・紙 / 576.89 / -0.72
30. 情報・通信業 / 5,593.23 / -0.74
31. 精密機器 / 11,133.41 / -0.97
32. 小売業 / 1,805.61 / -0.97
33. 不動産業 / 2,120.51 / -2.20
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 24,856.13↑ (24/04/11 15:00)
前日比 +38.13 (+0.15%)
始値 24,586.14 (09:00) 前日終値 24,818.00 (24/04/10)
高値 24,876.54 (14:25) 年初来高値 25,513.01 (24/03/22)
安値 24,586.14 (09:00) 年初来安値 21,088.93 (24/01/04)
東証プライム市場指数
現在値 1,413.91↑ (24/04/11 15:00)
前日比 +2.15 (+0.15%)
始値 1,400.42 (09:00) 前日終値 1,411.76 (24/04/10)
高値 1,415.01 (14:25) 年初来高値 1,451.62 (24/03/22)
安値 1,400.26 (09:00) 年初来安値 1,201.69 (24/01/04)
東証スタンダード市場指数
現在値 1,268.93↓ (24/04/11 15:00)
前日比 -0.57 (-0.04%)
始値 1,262.52 (09:00) 前日終値 1,269.50 (24/04/10)
高値 1,269.13 (14:17) 年初来高値 1,295.38 (24/03/07)
安値 1,260.05 (09:16) 年初来安値 1,166.04 (24/01/04)
東証グロース市場指数
現在値 879.30↓ (24/04/11 15:00)
前日比 -10.38 (-1.17%)
始値 881.07 (09:00) 前日終値 889.68 (24/04/10)
高値 882.04 (10:02) 年初来高値 986.46 (24/03/07)
安値 876.85 (10:26) 年初来安値 862.11 (24/01/18)
東証グロ-ス指数は4日ぶり反落、柱となる銘柄もなく弱い一日に/グロース市況 16:38 配信
東証グロース市場指数:-10.38 ()
出来高:1億850株
売買代金1158億円:
東証グロース市場250指数:-10.27 ()
出来高7683万株:
売買代金855億円:
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに4日ぶり反落。値上がり銘柄数は165、値下り銘柄数は368、変わらずは37。 10日の米国株式市場は下落。ダウ平均は422.16ドル安(-1.09%)の38461.51ドル、ナスダックは136.28ポイント安(-0.84%)の16170.36、S&P500は49.27ポイント安(-0.95%)の5160.64で取引を終了した。3月消費者物価指数(CPI)が市場予想を上回ったため年内の利下げ期待が後退し、寄り付き後は下落。長期金利の大幅上昇が警戒され、終日軟調に推移した。終盤にかけ、10年債入札の弱い結果を受けて、金利が一段と上昇すると下げ幅を一段と拡大し終了。 米国株下落を受けて、グロース市場も売り優勢で取引を開始した。プライム市場では円安メリット銘柄や金利メリット銘柄などが買われたことからTOPIXは切り返す展開となったが、グロース市場は柱となる銘柄は見当たらない状況。グロース市場指数、グロース市場250指数ともに前日比マイナス圏で推移するなど総じて弱い一日となった。 個別では、コナカ<7494>との経営統合で最終合意したものの、交換比率がネガティブ視されてサマンサJP<7829>が急落。また、直近IPOのイタミアート<168A>、イシン<143A>、エルイズビー<145A>が売られた。時価総額上位銘柄では、シーユーシー<9158>、ジーエヌアイグループ<2160>、フリー<4478>が下落。下落率上位銘柄では、Kudan<4425>、note<5243>がランクイン。 一方、好業績発表を材料にFFRI<3692>、NPC<6255>が急騰した。また、生成AIコンタクトセンターサービスの提供開始を発表しバーチャレク<6193>が一時買い優勢となった。時価総額上位銘柄では、トライト<9164>、GENDA<9166>が買われた。上昇率上位銘柄では、データセクション<3905>、プラッツ<7813>がランクイン。 東証グロース市場Core指数では、トライト、GENDAの2銘柄のみプラスとなった。 なお、本日上場したハンモック<173A>の初値は公開価格を4.9%上回る2160円となった。
グロース250
現在値 692.10↓ (24/04/11 15:00)
前日比 -10.27 (-1.46%)
始値 694.71 (09:00) 前日終値 702.37 (24/04/10)
高値 695.75 (09:03) 年初来高値 787.23 (24/03/07)
安値 690.12 (10:26) 年初来安値 681.52 (24/04/05)
東証REIT指数
現在値 1,799.35↑ (24/04/11 15:00)
前日比 +12.95 (+0.72%)
始値 1,779.26 (09:00) 前日終値 1,786.40 (24/04/10)
高値 1,802.01 (12:56) 年初来高値 1,845.33 (24/01/23)
安値 1,771.49 (09:03) 年初来安値 1,657.57 (24/03/13)
日経平均VI
現在値 20.73↓ (24/04/11 15:20)
前日比 +0.26 (+1.27%)
始値 20.85 (09:00) 前日終値 20.47 (24/04/10)
高値 20.92 (09:02) 年初来高値 23.02 (24/01/15)
安値 20.35 (12:33) 年初来安値 17.96 (24/02/01)
日経VI:上昇、株価の下値堅く警戒感の広がりは限定的 16:05 配信
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は11日、前日比+0.26(上昇率1.27%)の20.73と上昇した。なお、高値は20.92、安値は20.35。昨日の米株式市場で主要指数が下落した流れを受け、今日の東京市場は売りが先行し、日経225先物は下落、警戒感から日経VIは上昇して始まった。ただ、取引開始後は株価の下値を売り急ぐ動きはなく、日経225先物は底堅い展開となったことから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードは次第に限定的となり、日経平均VIは一時低下に転じる場面もあった。
大証ラージ
現在値 変化 時間
大証ラージ(日中) 39,550.00 -240.00 04/10
大証ラージ(夜間) 39,120.00 -430.00 06:00
限月 現在値 変化 前日 始値 高値 安値 出来高 時間
大証ミニ 24年04月限 39,080 -455 39,535 39,560 39,605 39,000 27,429 06:00
大証ミニ 24年05月限 39,130 -430 39,560 39,575 39,620 39,025 2,249 06:00
大証ミニ 24年06月限 39,120 -430 39,550 39,585 39,630 39,030 535,624 06:00
大証ラージ 24年06月限 39,120 -430 39,550 39,590 39,630 39,030 24,476 06:00
大証ラージ 24年09月限 39,150 -380 39,530 39,570 39,610 39,000 108 04:24
大証ラージ 24年12月限 38,900 -550 39,450 39,330 39,330 38,800 12 05:06
日経平均先物
現在値 39,120.00↓ (24/04/11 06:00)
前日比 -430.00 (-1.09%)
高値 39,630.00 (16:52) 始値 39,590.00 (16:30)
安値 39,030.00 (02:36) 前日終値 39,550.00 (24/04/10)
TOPIX先物
現在値 2,718.50↓ (24/04/11 06:00)
前日比 -22.50 (-0.82%)
高値 2,745.00 (16:32) 始値 2,741.00 (16:30)
安値 2,712.00 (02:34) 前日終値 2,741.00 (24/04/10)
JPX日経400先物
現在値 24,600.00↓ (24/04/11 06:00)
前日比 -200.00 (-0.81%)
高値 24,835.00 (16:32) 始値 24,810.00 (16:30)
安値 24,525.00 (02:36) 前日終値 24,800.00 (24/04/10)
グロース250先物
現在値 685.00↓ (24/04/11 06:00)
前日比 -13.00 (-1.86%)
高値 698.00 (16:30) 始値 698.00 (16:30)
安値 685.00 (02:36) 前日終値 698.00 (24/04/10)
NYダウ先物 円建
現在値 38,660.00↓ (24/04/11 06:00)
前日比 -540.00 (-1.38%)
高値 39,330.00 (21:29) 始値 39,246.00 (16:30)
安値 38,569.00 (02:11) 前日終値 39,200.00 (24/04/10)
CME日経平均先物 円建
現在値 39,120.00↓ (24/04/10 15:59 CST)
前日比 -480.00 (-1.21%)
高値 39,740.00 始値 39,700.00
安値 39,030.00 前日終値 39,600.00 (24/04/09)
日経先物 CME[ ¥=円建て(NIY) $=ドル建て(NKD) ]
限月 現在値 変化 前日 始値 高値 安値 出来高 時間
CME¥ 24年06月限 39,120 -480 39,600 30,140 05:59
CME$ 24年06月限 39,160 -480 39,640 7,988 05:59
CME¥ 24年09月限 39,130 -435 39,565 14 01:34
CME$ 24年09月限 39,155 -520 39,675 7 02:50
SGX日経平均先物
現在値 39,125.00↓ (24/04/11 05:07 SGT)
前日比 -435.00 (-1.10%)
高値 39,630.00 始値 39,570.00
安値 39,030.00 前日終値 39,560.00 (24/04/10)
日経先物 SGX
限月 現在値 変化 前日 始値 高値 安値 出来高
SGX 2024/06(日中) 39,560 0 39,775 0 0
SGX 2024/06(夜間) 39,125 -435 39,560 39,570 39,630 39,030 17,090
SGX 2024/09(日中) 39,510 0 39,510 0 0
SGX 2024/09(夜間) 39,510 0 39,510 2 2
長期国債先物
現在値 144.750↓ (24/04/11 06:00)
前日比 -0.370 (-0.25%)
高値 145.210 (21:13) 始値 145.120 (15:30)
安値 144.690 (03:56) 前日終値 145.120 (24/04/10)
11日の日本国債市場概況:債券先物は144円53銭で終了 16:23 配信
<円債市場>
長期国債先物2024年6月限
寄付144円75銭 高値144円78銭 安値144円42銭 引け144円53銭
売買高総計36198枚
2年 459回 0.250%
5年 167回 0.479%
10年 374回 0.850%
20年 187回 1.648%
債券先物6月限は、144円75銭で取引を開始。米国の3月消費者物価指数の予想上振れを受けた金利上昇、円安進行による日銀の早期利上げ観測、財務省の20年債入札の結果は弱いとの見方などから売りが優勢になり、144円78銭から144円42銭まで下げた。現物債の取引では、全年限が売られた。
<米国債概況>
2年債は4.96%、10年債は4.55%、30年債は4.64%近辺で推移。
債券利回りはほぼ横ばい。(気配値)
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は2.45%、英国債は4.20%、オーストラリア10年債は4.25%、NZ10年債は4.75%。(気配値)
日本国債3年
年利回り 0.259 (24/04/11 02:05)
前日比 0.000
日本国債5年
年利回り 0.429 (24/04/11 02:05)
前日比 +0.001
日本国債10年
年利回り 0.795 (24/04/11 02:05)
前日比 -0.001
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
中国 上海総合指数
3,034.25 +6.91 +0.23% -1.11% -8.43% 19:16
中国 上海A株指数
3,181.01 +7.26 +0.23% -1.11% -8.79% 19:16
中国 深センA株指数
1,800.76 +1.38 +0.08% -1.97% -19.55% 16:00
中国 深セン成分指数
9,300.77 +2.81 +0.03% -2.93% -21.73% 16:00
中国 上海B株指数
258.85 +0.64 +0.25% -1.75% -11.84% 19:16
中国 深センB株指数
1,081.33 +1.22 +0.11% -0.36% -9.13% 16:00
中国 上海50A株指数
2,394.87 -1.88 -0.08% -1.97% -10.16% 19:16
中国 上海180A株指数
7,672.51 +6.19 +0.08% -2.08% -10.98% 19:16
中国 上海新総合指数(G株)
2,563.80 +5.84 +0.23% -1.11% -8.42% 19:16
中国 創業板指数
1,782.09 -7.85 -0.44% -5.73% -26.64% 16:00
上海/シンセン CSI300指数
3,504.24 -0.47 -0.01% -2.37% -14.53% 19:16
中国 深セン総合指数
1,721.60 +1.32 +0.08% -1.97% -19.53% 16:00
香港 ハンセン指数 17,095.03 -44.14 -0.26% +3.06% -15.83% 17:08
ハンセン中国企業株指数(H株) 6,003.97 -12.86 -0.21% +4.44% -13.49% 17:08
ハンセン中国レッドチップ指数 3,532.61 +10.12 +0.29% +3.39% -13.12% 17:09
韓国総合株価指数 2,706.96 +1.80 +0.07% +0.99% +7.76% 18:05
加権指数 20,753.22 -10.31 -0.05% +5.21% +30.41% 15:30
S&P/ASX200指数 7,813.58 -34.87 -0.44% +1.42% +6.89% 15:50
NZX50種グロス指数 11,934.31 -37.61 -0.31% +0.89% +0.14% 14:48
シンガポール ST指数 3,227.61 -9.91 -0.31% +2.56% -2.03% 18:20
タイ SET指数 1,396.38 -11.79 -0.84% +1.17% -12.57% 19:03
ベトナム VN指数 1,258.20 -0.36 -0.03% +1.84% +17.65% 17:02
フィリピン 総合指数 6,677.65 -63.42 -0.94% -3.81% +2.91% 15:50
アジア株式市場サマリー 2024年4月11日午後 7:56
中国株式市場はほぼ横ばいで引けた。銅鉱山株が大幅に上昇したが、中国の消費者物価指数(CPI)統計で消費低迷が浮き彫りになったことが嫌気された。
香港株式市場は前日の米株安を嫌気して4日ぶりに反落した。
中国国家統計局が11日発表した3月のCPIは前年比0.1%上昇し、2カ月連続の上昇となったものの、市場予想以上に鈍化した。一方、生産者物価指数(PPI)は下落が続き、需要が依然弱いことを示した。 もっと見る
ピンポイント・アセット・マネジメントのチーフエコノミスト、張智威氏は「中国は依然デフレのリスクに直面している。内需が引き続き弱い」と指摘した。
本土市場では、金融株(.CSI300FS), opens new tabが0.34%安、生活必需品株(.CSI000912), opens new tabが0.32%安、不動産株(.CSI000952), opens new tabが0.59%安、ヘルスケア株(.CSI300HC), opens new tabが1.04%安。
一方、世界的なコモディティー価格の上昇を受けて、石炭株(.CSI000820), opens new tabと資源株(.CSI000805), opens new tabはそれぞれ1.3%、0.5%上昇した。
休場明けのソウル株式市場は序盤の下落から値を戻し反発して引けた。外国人投資家が半導体株と自動車株に買いを入れた。ただ、政府の企業改革計画を巡る投資家の疑念は根強い。
外国人投資家は1兆0600億ウォン(約7億7641万ドル)相当の買い越し。買越額は3月21日以来の大きさだった。
半導体大手のサムスン電子(005930.KS), opens new tabは0.60%高。同業SKハイニックス(000660.KS), opens new tabは3.01%高。現代自動車(005380.KS), opens new tabが5.70%大幅上伸したほか、傘下の起亜(000270.KS), opens new tabも3.43%高。
韓国の総選挙は革新系最大野党が勝利し、尹錫悦大統領と保守系与党に打撃となったが、株価にはあまり影響を与えなかった。
モルガン・スタンレーの株式ストラテジストは「市場は選挙結果をあらかじめ織り込み始めていた」と指摘した。
金融株指数(.KS49), opens new tabは1.53%下落。総選挙結果で、法人税引き下げ案の実現見通しが曇った。
ハンミ半導体(042700.KS), opens new tabは6.62%急伸。226億ウォン(約25億円)相当の受注獲得が好感された。
シドニー株式市場は4営業日ぶりに反落して引けた。米消費者物価指数(CPI)上昇率が予想を上回ったことで早期利下げ期待が後退。不動産、IT、金融など金利動向に敏感な銘柄が売られた。
スモーリング・ストックブローキングのマネジングディレクター、ブラッド・スモーリング氏は「金利に敏感な業種に大きな圧力がかかっている。一部の銘柄は必死に持ちこたえているが、より長期的にみれば持続できないかもしれない」と語った。
金融株指数(.AXFJ), opens new tabが1%近く下落。S&P/ASX200指数の足かせとなった。4大銀行株は軒並み下げ、中でもANZグループ(ANZ.AX), opens new tabは1.4%安。
金利動向に敏感な不動産株指数(.AXRE), opens new tabは1.8%安で終了。不動産開発大手ミルバック(MGR.AX), opens new tabとレンドリース・グループ(LLC.AX), opens new tabは2─2.6%下げた。
IT株指数(.AXIJ), opens new tabは前日の米ハイテク株の低迷に追随し、0.5%安。
一方、鉄鉱石価格の継続的な上昇を背景に、鉱業株(.AXMM), opens new tabは0.8%高。
リオ・ティント(RIO.AX), opens new tabは0.4%高。
エネルギー株指数は原油高主導で1.2%上伸。石油・ガス大手のウッドサイド・エナジー(WDS.AX), opens new tabが2.1%上昇、サントス(STO.AX), opens new tabも1.3%高。
終値
前日比
%
始値
高値
安値
コード
中国
上海総合指数
3034.2464
+ 6.9115
+ 0.23
3013.5727
3050.3372
3009.8972
(.SSEC)
前営業日終値
3027.3349
中国
CSI300指数
3504.245
-0.464
-0.01
3485.029
3520.589
3484.925
(.CSI300)
前営業日終値
3504.709
香港
ハンセン指数
17095.03
-44.14
-0.26
16856.19
17141.36
16856.19
(.HSI)
前営業日終値
17139.17
香港
ハンセン中国株指数
6003.97
-12.86
-0.21
5910.92
6029.02
5910.92
(.HSCE)
前営業日終値
6016.83
韓国
総合株価指数
2706.96
+1.80
+0.07
2665.40
2718.07
2661.92
(.KS11)
前営業日終値
2705.16
台湾
加権指数
20753.22
-10.31
-0.05
20713.25
20770.83
20651.88
(.TWII)
前営業日終値
20763.53
豪
S&P/ASX指数
7813.60
-34.90
-0.44
7848.50
7848.50
7752.10
(.AXJO)
前営業日終値
7848.50
シンガポール
ST指数
3227.61
-9.91
-0.31
3208.56
3232.12
3205.68
(.STI)
前営業日終値
3237.52
マレーシア
総合株価指数
休場
-
-
-
-
-
(.KLSE)
前営業日終値
-
インドネシア
総合株価指数
休場
-
-
-
-
-
(.JKSE)
前営業日終値
-
フィリピン
総合株価指数
6677.65
-63.42
-0.94
6727.27
6727.27
6669.68
(.PSI)
前営業日終値
6741.07
ベトナム
VN指数
1258.20
-0.36
-0.03
1258.56
1262.03
1248.11
(.VNI)
前営業日終値
1258.56
タイ
SET指数
1396.38
-11.79
-0.84
1405.65
1406.77
1394.71
(.SETI)
前営業日終値
1408.17
インド
SENSEX指数
休場
-
-
-
-
-
(.BSESN)
前営業日終値
-
インド
NSE指数
休場
-
-
-
-
-
(.NSEI)
前営業日終値
-
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージーランド ▼0.31% 11,934.31 -37.61H:11,971.92L:11,845.0404/11
[CFD] 日本 日経平均 39,222.20 日経比:-220▼0.56%H:39,491L:39,15623:11
中国 上海B株 ▲0.25% 258.85 +0.64H:259.40L:257.1504/11
中国 上海A株 ▲0.23% 3,181.01 +7.26H:3,197.88L:3,155.4604/11
中国 深セン成分 ▲0.03% 9,300.77 +2.81H:9,378.43L:9,233.2704/11
中国 深センB株 ▲0.11% 1,081.33 +1.22H:1,083.62L:1,077.9304/11
中国 深センA株 ▲0.08% 1,800.76 +1.38H:1,817.52L:1,784.3504/11
[CFD] HangSeng サンデー 16,934.40 指数比:-160▼0.94%H:17,150L:16,73923:11
香港 レッドチップ指数 ▲0.44% 3,538.14 +15.65H:3,546.12L:3,469.4516:59
11日の中国本土市場概況:上海総合0.2%高で反発、素材株に買い 16:50 配信
11日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比6.91ポイント(0.23%)高の3034.25ポイントと反発した。
中国経済の先行き楽観で買われる展開。中国の2024年GDP(国内総生産)成長見通しについて、上方修正する動きが相次いでいる。アジア開発銀行(ADB)は11日発表した最新の「アジア経済見通し」で、24年の中国GDP成長率予想を4.5%→4.8%に引き上げた。ADBによれば、不動産セクターの低迷を内需の拡大がカバーする。ほか、モルガン・スタンレーやゴールドマン・サックスも今年の予想成長率を引き上げた。昨日は格付け会社フィッチ・レーティングスが中国の信用格付け見通しを「安定的(ステーブル)」から「弱含み(ネガティブ)」に引き下げていただけに、ひとまず安心感が広がっている。
ただ、全体として上値は重い。米利下げの後ずれ観測や、中国の物価減速が嫌気された。寄り付き直後に公表された今年3月の中国物価統計は、消費者物価指数(CPI)が前年同月比でプラス0.1%。市場予想(プラス0.4%)以上に、前月(プラス0.7%)から伸びが減速した。生産者物価指数(PPI)はマイナス2.8%。下げ率は市場予想(マイナス2.8%)に一致し、前月実績(マイナス2.7%)をやや上回っている。デフレ脱却には時間がかかると懸念される状況だ。指数は朝方、マイナス圏で推移している。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、セメントや鉄鋼、非鉄など素材の上げが目立つ。華新水泥(600801/SH)が6.0%高、安徽海螺水泥(600585/SH)が5.0%高、南京鋼鉄(600282/SH)が1.8%高、新疆八一鋼鉄 (600581/SH)が2.8%高、廈門タングステン業(600549/SH)が2.5%高、中国アルミ(601600/SH)が1.4%高で引けた。
ハイテク株も物色される。インターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)が8.5%高、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が5.7%高、電子書籍プラットフォームの掌閲科技(603533/SH)が3.4%高、スマートシティ関連の雲賽智聯(600602/SH)が2.7%高で取引を終えた。インフラ関連株、エネルギー株、自動車、株公益株、海運株なども買われている。
半面、医薬株はさえない。薬明康徳(603259/SH)が3.9%、華潤双鶴薬業(600062/SH)が2.7%、人福医薬集団(600079/SH)が1.6%、北京同仁堂(600085/SH)が1.5%ずつ下落した。不動産株、金融株、空運株、食品・酒造株も売られている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.64ポイント(0.25%)高の258.85ポイント、深センB株指数が1.22ポイント(0.11%)高の1081.33ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)
11日の香港市場概況:ハンセン0.3%安で4日ぶり反落、不動産セクターに売り 18:00 配信
11日の香港市場は、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比44.14ポイント(0.26%)安の17095.03ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が12.86ポイント(0.21%)安の6003.97ポイントと4日ぶりに反落した。売買代金は987億9680万香港ドルにやや縮小している(10日は1072億9400万香港ドル)。
米利下げの後ずれ観測が嫌気される流れ。今年3月の米消費者物価指数(CPI)が上振れる中、米連邦準備理事会(FRB)の利下げ開始時期が6月から9月に後ずれするとの見方が強まっている。米債券市場では米10年債利回りが急上昇し、昨年11月以来の高水準を付けた。香港は金融政策で金融政策で米国に追随するため、域内金利の高止まりも警戒されている。
一方、寄り付き直後に公表された今年3月の中国物価統計は、消費者物価指数(CPI)が前年同月比でプラス0.1%。市場予想(プラス0.4%)以上に、前月(プラス0.7%)から伸びが減速した。生産者物価指数(PPI)はマイナス2.8%。下げ率は市場予想(マイナス2.8%)に一致し、前月実績(マイナス2.7%)をやや上回っている。デフレ脱却には時間がかかると懸念される状況だ。ただ、下値は限定的。アジア開発銀行(ADB)や複数のブローカーは、中国経済成長率予想をそろって上方修正している。昨日は格付け会社フィッチ・レーティングスが中国の信用格付け見通しを引き下げたと伝わっていただけに、ひとまず安心感が広がった。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、自動車ディーラー大手の中升集団HD(881/HK)が6.3%安、香港不動産デベロッパー大手の新世界発展(17/HK)と宝飾小売チェーン大手の周大福珠宝(1929/HK)がそろって4.3%安と下げが目立った。香港不動産については、上述したように、域内金利の高止まり懸念がマイナス材料となっている。
中国不動産セクターも安い。雅居楽集団HD(3383/HK)が3.8%、世茂集団HD(813/HK)が4.2%、旭輝HD(884/HK)が3.9%、合景泰富集団HD(1813/HK)が1.9%ずつ下落した。世茂集団は10日引け後、香港高等法院(高等裁判所)での清算申し立ての第1回審理が6月26日に行われると報告している。デベロッパーの債務問題が改めてクローズアップされた。
自動車セクターもさえない。上記したディーラーのほか、完成車メーカーの中国恒大新能源汽車集団(708/HK)が3.5%安、理想汽車(2015/HK)が2.1%安、蔚来集団(9866/HK)が2.0%安で取引を終えた。
半面、ゼネコンや建機、セメントなどインフラ建設関連は物色される。中国中鉄(390/HK)が2.0%高、中国建築国際集団(3311/HK)が1.3%高、中国龍工HD(3339/HK)が8.5%高、中聯重科(1157/HK)が4.6%高、中国西部水泥(2233/HK)が7.9%高、安徽海螺水泥(914/HK)が4.8%高で引けた。
一方、本土市場は反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.23%高の3034.25ポイントで取引を終了した。素材株が高い。ハイテク株、インフラ関連株、エネルギー株、自動車、株公益株、海運株なども買われた。半面、医薬株は安い。不動産株、金融株、空運株、食品・酒造株も売られた。
亜州リサーチ(株)