東京マーケット・サマリー 2024年4月12日午後 6:32
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
<外為市場>
ドル/円
ユーロ/ドル
ユーロ/円
午後5時現在
153.23/153.26
1.0684/1.0685
163.72/163.76
NY午後5時
153.27/153.28
1.0724/1.0728
164.37/164.41
午後5時のドル/円は、前日NY午後5時と比べて同水準の153円前半で推移している。一時は153.39円まで上昇。前日海外高値をわずかに上抜けて、34年ぶり高値を再び更新した。
<株式市場>
終値
前日比
寄り付き
安値/高値
日経平均
39523.55
+80.92
39722.02
39,457.73─39,774.82
TOPIX
2759.64
+12.68
2762.00
2,750.99─2,768.33
プライム市場指数
1420.47
+6.56
1420.43
1,416.20─1,424.85
スタンダード市場指数
1267.70
-1.23
1272.46
1,266.98─1,273.37
グロース市場指数
875.40
-3.90
881.81
875.40─885.84
グロース250指数
687.37
-4.73
694.30
687.37─696.90
東証出来高(万株)
163518
東証売買代金(億円)
45786.94
東京株式市場で日経平均は、前営業日比80円92銭高の3万9523円55銭と、小幅に反発して取引を終えた。前日の米ハイテク株高を好感して半導体関連銘柄などが買われ、指数を支えた。一方、買い一巡後は週末を控えて持ち高調整の売りもみられ、小幅高の水準でのもみ合いとなった。
プライム市場の騰落数は、値上がり931銘柄(56%)に対し、値下がりが664銘柄(40%)、変わらずが57銘柄(3%)だった。
<短期金融市場>
無担保コール翌日物金利(速報ベース)
0.077
ユーロ円金先(24年6月限)
───
3カ月物TB
───
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースで0.077%になった。前営業日(0.077%)から横ばい。「市場参加者の資金調達ニーズは強く、レートは高止まりが続くだろう」(国内金融機関)との声が聞かれた。
<円債市場>
国債先物・24年6月限
144.35
(-0.18)
安値─高値
144.35─144.64
10年長期金利(日本相互証券引け値)
0.860%
(+0.010)
安値─高値
0.860─0.840%
国債先物中心限月6月限は、前営業日比18銭安の144円35銭と続落して取引を終えた。10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比1bp上昇の0.860%。全体的に方向感を欠く中、朝方はやや買いが勝っていた中長期ゾーンに売りが出て金利上昇に転じたことが波及し、先物も弱含みとなった。
<スワップ市場・気配>
2年物
0.46─0.36
3年物
0.55─0.45
4年物
0.62─0.52
5年物
0.69─0.59
7年物
0.85─0.75
10年物
1.07─0.97
日経平均は80円高と3日ぶり反発、週末要因もあり様子見=12日後場/国内市況ニュース/ウエルスアドバイザー 2024/04/12 15:19
12日後場の日経平均株価が、前日比80円92銭高の3万9523円55銭と3日ぶりに反発。TOPIX(東証株価指数)が同12.68ポイント高の2759.64ポイントと続伸して取引を終えた。現地11日の米国株式市場で、ハイテク株が堅調な値動きを示し、ナスダック総合指数が反発し終値ベースでの史上最高値を更新したことから、買いが先行。日経平均は午前9時3分に、同332円19銭高の3万9774円82銭を付けた。買い一巡後は、戻り待ちの売りに上値を抑えられる格好となったほか、週末要因もあり、様子見姿勢が強まったもよう。東証プライム市場の出来高は16億3518万株、売買代金は4兆5786億円。騰落銘柄数は値上がりが931銘柄、値下がりは664銘柄、変わらずは57銘柄だった。
業種別では、33業種のうち26業種が上昇、7業種が下落した。三井不<8801>、菱地所<8802>などの不動産株や、芙蓉リース<8424>、オリックス<8591>などのその他金融株が上昇。AGC<5201>、住友大阪<5232>などのガラス土石株や、ニッスイ<1332>、マルハニチロ<1333>などの水産農林株も高い。アサヒ<2502>、キリンHD<2503>などの食料品株や、ニデック<6594>、東エレク<8035>などの電気機器株も堅調。浜ゴム<5101>、ブリヂス<5108>などのゴム製品株や、INPEX<1605>の鉱業株もしっかり。一方、出光興産<5019>、ENEOS<5020>などの石油石炭製品株や、ニトリHD<9843>、ファストリテ<9983>などの小売株が安い。
個別では、ローツェ<6323>、ベルク<9974>、霞ヶ関キャピ<3498>、さくら<3778>、オオバ<9765>などが上昇。半面、新光商<8141>、C&R社<4763>、SHIFT<3697>、佐鳥電機<7420>、三井ES<7003>などが下落した。
明日の戦略 後場に萎んで2桁の上昇、来週は材料難で上値が重いか トレーダーズウェブ 2024/04/12 16:46
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり931/値下がり664。新長期経営方針や株主還元強化を発表した三井不動産が大幅上昇。証券会社が投資判断を引き上げた三菱地所や住友不動産にも強い買いが入ったことで、東京建物や東急不HDなどデベロッパー株全般の底上げが進んだ。ナスダックの史上最高値更新を手がかりに、レーザーテックが3%近い上昇。米アップルの大幅高を好感して、村田製作所や太陽誘電など電子部品株に資金が向かった。増配、自己株取得、消却などを発表したオオバが急伸した。
一方、決算が失望材料となったファーストリテイリングが4.4%安。日経平均株価へのマイナス寄与は約190円あった。米長期金利が一段と上昇する流れにはならなかったことから、三菱UFJや三井住友など銀行株が売りに押された。ルネサスとの特約店契約を終了すると発表した新光商事が急落。ハンモックやイタミアートなど、直近上場株に値幅を伴った下げとなるものが散見された。
日経平均は3日ぶり反発。高く始まったものの、一気に4万円をうかがうような動きは見られなかった。ファーストリテイリングが悪役となった格好だが、半導体株が主役になりきれなかったという印象もある。国内半導体株は弱くはなかったものの、米国でエヌビディア、アーム、マイクロン・テクノロジーなどが大幅高となった割には物足りない動きであった。10分割を発表したローツェがストップ高となっており、「半導体祭り」のお膳立ても整っていたが、そこまでの盛り上がりはなかった。足元で米国の長期金利上昇に対する警戒が高まっていることが、半導体株買いにブレーキをかけている可能性がある。来週は木曜18日にTSMCが決算を発表予定。この決算を受けた半導体株の動向が大きく注目される。
【来週の見通し】 上値が重いか。国内は主力小売企業などの決算発表が一巡して材料難となる。そして、多くの企業は4月後半からスタートする本決算の発表を前に、売り買いが手控えられやすいタイミングとなる。米国では1-3月期の決算発表がスタートするほか、いくつか注目度の高い指標の発表があることから、海外からのニュースに対する反応が大きくなると思われる。ただ、米国は足元で長期金利が上昇傾向にある。また、円安が進行する中、政府・日銀の為替介入に対する警戒もくすぶる。決算待ちで主力銘柄を手がけづらい環境の中、動きが良くなれば利益確定やリスク回避目的の売りが出てくるだろう。上がりづらく下げやすい週になると予想する。
【今週を振り返る】 堅調となった。前週末の米3月雇用統計が米国株の買い材料となったことから、日経平均は週明けの8日に300円を超える上昇。節目の39000円を上回った。9日も半導体関連銘柄がけん引役となって400円を超える上昇。連日の大幅高で下値不安が和らいだ。注目の米3月消費者物価指数(CPI)は市場予想を上回り、米10年債利回りが4.5%台まで上昇。10日の米国株は大幅安となった。ただ、これを受けた11日は、下落したものの常識的な下げにとどまった。1ドル=153円台まで円安が進んだことが日本株を下支えした。12日はナスダックの史上最高値更新を好感して上昇し、週間でも上昇した。日経平均は週間では約531円の上昇となり、週足では3週ぶりに陽線を形成した。
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
TOPIX 500 INDEX (東証)
2,159.66 +10.17 +0.47% +4.02% +38.76% 15:00
TOPIX 100 INDEX (東証)
1,896.98 +8.73 +0.46% +4.04% +42.63% 15:00
日経平均株価
39,523.55 +80.92 +0.21% +1.87% +40.74% 15:15
日経500平均
3,364.54 +14.06 +0.42% +0.69% +26.91% 15:15
TOPIX (東証株価指数)
2,759.64 +12.68 +0.46% +3.85% +37.51% 15:00
日経300指数
590.91 +2.27 +0.39% +3.62% +40.45% 15:15
東証REIT指数
1,775.67 -23.68 -1.32% +5.61% -1.21% 15:00
TOPIX CORE 30 IDX (東証)
1,439.63 +3.50 +0.24% +3.48% +46.63% 15:00
東証グロース市場250指数
687.37 -4.73 -0.68% -8.54% -7.78% 15:00
TOPIX SMALL INDEX (東証)
3,068.35 +10.07 +0.33% +2.04% +26.91% 15:00
TOPIX MID 400 INDX (東証)
2,762.69 +13.77 +0.50% +3.96% +29.11% 15:00
TOPIX LARGE 70 IDX (東証)
2,788.51 +22.24 +0.80% +4.91% +36.67% 15:00
日経平均
現在値 39,523.55↓ (24/04/12 15:15)
前日比 +80.92 (+0.21%)
始値 39,722.02 (09:00) 前日終値 39,442.63 (24/04/11)
高値 39,774.82 (09:03) 年初来高値 41,087.75 (24/03/22)
安値 39,457.73 (10:11) 年初来安値 32,693.18 (24/01/04)
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は3日ぶり反発、東エレクやレーザーテックが2銘柄で約73円分押し上げ 15:57 配信
12日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり157銘柄、値下がり66銘柄、変わらず2銘柄となった。
11日の米国市場はまちまち。ダウ平均は2.43ドル安(-0.01%)の38459.08ドル、ナスダックは271.84ポイント高(+1.68%)の16442.20、S&P500は38.42ポイント高(+0.74%)の5199.06で取引を終了した。3月生産者物価指数(PPI)が警戒されたほど強まらず安心から買戻しが先行し、寄り付き後、上昇。その後、ウィリアムズNY連銀総裁が短期的に政策修正の必要がないと利下げに慎重姿勢を繰り返すと、金利先高観が再燃し相場は下落に転じた。ナスダックは携帯端末アップルの回復がけん引し、再び上昇し、終盤にかけて上げ幅を拡大し過去最高値を更新。一方、ダウは下落を消せず、まちまちで終了した。
ナスダック上昇や為替の円安などを材料に、東京市場は買い優勢で取引を開始。指数ウェートが大きいファーストリテ<9983>の下げが重しとなったが、半導体関連が上昇したことで日経平均は前日比プラス圏で推移した。一時25日移動平均線を上回る場面も見られたが、上値は重く終値ベースでは25日線を下回った。なお、本日は寄付きで4月オプション特別清算指数(速報値:39820.59円)算出に絡んだ売買が入ったことから、プライム市場の売買代金は4.5兆円台まで膨らんだ。
大引けの日経平均は前日比80.92円高(+0.21%)の39523.55円となった。東証プライム市場の売買高は16億3518万株、売買代金は4兆5786億円。セクター別では、不動産業の上げが目立ったほか、その他金融業、ガラス・土石製品、水産・農林業、食料品などが上昇した一方、石油・石炭製品、小売業、電気・ガス業、海運業、鉄鋼などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は56%、対して値下がり銘柄は40%となっている。
値上がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約56円押し上げた。同2位はレーザーテック<6920>となり、テルモ<4543>、アドバンテスト<6857>、三井不<8801>、富士フイルム<4901>、住友不<8830>などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約190円押し下げた。同2位は7&iHD<3382>となり、日東電<6988>、安川電<6506>、ニトリHD<9843>、トヨタ<7203>、アステラス薬<4503>などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 39523.55(+80.92)
値上がり銘柄数 157(寄与度+315.37)
値下がり銘柄数 66(寄与度-234.45)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8035> 東エレク 39500 580 56.88
<6920> レーザーテック 43300 1250 16.35
<4543> テルモ 2619 54 13.99
<6857> アドバンテ 6017 52 13.60
<8801> 三井不動産 1675 122 11.92
<4901> 富士フイルム 3488 115 11.28
<8830> 住友不動産 5935 327 10.69
<4568> 第一三共 4632 104 10.20
<6762> TDK 7716 80 7.85
<9984> ソフトバンクG 8485 38 7.45
<4704> トレンドマイクロ 8111 202 6.60
<8015> 豊田通商 10320 200 6.54
<8802> 三菱地所 3058 198 6.47
<6758> ソニーG 13040 185 6.05
<6981> 村田製作所 2831 76 5.96
<4452> 花王 6260 152 4.97
<6146> ディスコ 56280 730 4.77
<6594> ニデック 6381 165 4.32
<6971> 京セラ 1945 14 3.53
<5803> フジクラ 2769 102 3.33
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 42160 -1940 -190.26
<3382> 7&iHD 2000 -42.5 -4.17
<6988> 日東電工 14380 -125 -4.09
<6506> 安川電機 6426 -110 -3.60
<9843> ニトリHD 23435 -180 -2.94
<7203> トヨタ自動車 3767 -14 -2.29
<4503> アステラス製薬 1571 -13.5 -2.21
<6273> SMC 86230 -600 -1.96
<6723> ルネサスエレクトロニ 2674 -52 -1.70
<4507> 塩野義製薬 7336 -47 -1.54
<6367> ダイキン工業 20235 -45 -1.47
<4063> 信越化 6532 -8 -1.31
<6526> ソシオネクスト 5126 -39 -1.27
<8267> イオン 3312 -36 -1.18
<6954> ファナック 4394 -7 -1.14
<4021> 日産化学 5507 -34 -1.11
<9766> コナミG 9472 -34 -1.11
<9007> 小田急電鉄 1833 -58 -0.95
<5713> 住友金属鉱山 5311 -49 -0.80
<3092> ZOZO 3418 -23 -0.75
日経平均寄与度
TOPIX
現在値 2,759.64↑ (24/04/12 15:00)
前日比 +12.68 (+0.46%)
始値 2,762.00 (09:00) 前日終値 2,746.96 (24/04/11)
高値 2,768.33 (11:09) 年初来高値 2,820.45 (24/03/22)
安値 2,750.99 (09:13) 年初来安値 2,335.58 (24/01/04)
東証業種別ランキング:不動産業が上昇率トップ 15:38 配信
不動産業が上昇率トップ。そのほかその他 金融業、ガラス・土石製品、水産・農林業、食料品なども上昇。一方、石油・石炭製品が下落率トップ。そのほか小売業、電力・ガス業、海運業、鉄鋼なども下落。
業種名/現在値/前日比(%)
1. 不動産業 / 2,227.03 / 5.02
2. その他金融業 / 1,083.92 / 1.25
3. ガラス・土石製品 / 1,536.71 / 1.09
4. 水産・農林業 / 595.24 / 0.96
5. 食料品 / 2,275.12 / 0.89
6. 電気機器 / 4,842.35 / 0.86
7. ゴム製品 / 4,937.71 / 0.85
8. 鉱業 / 745.08 / 0.82
9. パルプ・紙 / 581.58 / 0.81
10. 医薬品 / 3,541.86 / 0.75
11. 精密機器 / 11,208.89 / 0.68
12. 化学工業 / 2,659.81 / 0.65
13. 非鉄金属 / 1,490.23 / 0.57
14. 卸売業 / 4,061.16 / 0.41
15. 機械 / 3,314.66 / 0.41
16. 建設業 / 1,730.28 / 0.39
17. サービス業 / 2,940.21 / 0.37
18. 繊維業 / 672.79 / 0.37
19. 陸運業 / 2,118.35 / 0.27
20. その他製品 / 4,827.72 / 0.26
21. 倉庫・運輸関連業 / 2,765.54 / 0.24
22. 金属製品 / 1,511.56 / 0.20
23. 情報・通信業 / 5,603.7 / 0.19
24. 保険業 / 2,258.04 / 0.15
25. 証券業 / 628.14 / 0.07
26. 輸送用機器 / 5,592.99 / 0.01
27. 空運業 / 244.91 / -0.08
28. 銀行業 / 315.45 / -0.15
29. 鉄鋼 / 833.33 / -0.22
30. 海運業 / 1,579.05 / -0.27
31. 電力・ガス業 / 598.23 / -0.50
32. 小売業 / 1,793.94 / -0.65
33. 石油・石炭製品 / 1,893.09 / -0.78
業種別(東証株価指数33業種)
JPX日経インデックス400
現在値 24,992.63↑ (24/04/12 15:00)
前日比 +136.50 (+0.55%)
始値 25,004.64 (09:00) 前日終値 24,856.13 (24/04/11)
高値 25,077.54 (11:09) 年初来高値 25,513.01 (24/03/22)
安値 24,908.63 (09:13) 年初来安値 21,088.93 (24/01/04)
東証プライム市場指数
現在値 1,420.47↑ (24/04/12 15:00)
前日比 +6.56 (+0.46%)
始値 1,420.43 (09:00) 前日終値 1,413.91 (24/04/11)
高値 1,424.85 (11:09) 年初来高値 1,451.62 (24/03/22)
安値 1,416.20 (09:14) 年初来安値 1,201.69 (24/01/04)
東証スタンダード市場指数
現在値 1,267.70↓ (24/04/12 15:00)
前日比 -1.23 (-0.10%)
始値 1,272.46 (09:00) 前日終値 1,268.93 (24/04/11)
高値 1,273.37 (09:03) 年初来高値 1,295.38 (24/03/07)
安値 1,266.98 (14:35) 年初来安値 1,166.04 (24/01/04)
東証グロース市場指数
現在値 875.40↓ (24/04/12 15:00)
前日比 -3.90 (-0.44%)
始値 881.81 (09:00) 前日終値 879.30 (24/04/11)
高値 885.84 (09:38) 年初来高値 986.46 (24/03/07)
安値 875.40 (14:10) 年初来安値 862.11 (24/01/18)
東証グロ-ス指数は続落、安値引けの弱い地合いに/グロース市況 16:42 配信
東証グロース市場指数:-3.90 ()
出来高:1億1306株
売買代金1149億円:
東証グロース市場250指数:-4.73 ()
出来高7552万株:
売買代金902億円:
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数ともに続落。値上がり銘柄数は204、値下り銘柄数は319、変わらずは48。 11日の米国市場はまちまち。ダウ平均は2.43ドル安(-0.01%)の38459.08ドル、ナスダックは271.84ポイント高(+1.68%)の16442.20、S&P500は38.42ポイント高(+0.74%)の5199.06で取引を終了した。3月生産者物価指数(PPI)が警戒されたほど強まらず安心から買戻しが先行し、寄り付き後、上昇。その後、ウィリアムズNY連銀総裁が短期的に政策修正の必要がないと利下げに慎重姿勢を繰り返すと、金利先高観が再燃し相場は下落に転じた。ナスダックは携帯端末アップルの回復がけん引し、再び上昇し、終盤にかけて上げ幅を拡大し過去最高値を更新。一方、ダウは下落を消せず、まちまちで終了した。 米国株高安まちまちだったことを受けて、グロース市場は高安まちまちで取引を開始。朝方は、グロース市場指数、グロース市場250指数ともに前日比プラス圏で推移したが、買い一巡後は上げ幅をじりじりと縮小し、前日比マイナス圏に突入。大幅安とはならなかったが、ともに安値引けとなり陰線を残す弱い一日となった。 個別では、直近IPO銘柄のイタミアート<168A>、ハンモック<173A>がきつい下げとなったほか、AI関連のLaboroAI<5586>、Kudan<4425>も売られた。時価総額上位銘柄では、ウェルスナビ<7342>、JTOWER<4485>、ライフネット<7157>が下落。下落率上位銘柄では、シリコンスタジオ<3907>、日本スキー場開発<6040>がランクイン。 一方、データセクション<3905>が引き続き買われたほか、決算発表が嫌気されて寄付き弱かったABEJA<5574>は切り返した。時価総額上位銘柄では、GENDA<9166>、シーユーシー<9158>、アドベンチャー<6030>が買われた。上昇率上位銘柄では、クリーマ<4017>、エコモット<3987>がランクイン。 東証グロース市場Core指数では、GENDA、シーユーシー、アドベンチャーのほか、ティーケーピー<3479>、弁護士ドットコム<6027>が買われた。
グロース250
現在値 687.37↓ (24/04/12 15:00)
前日比 -4.73 (-0.68%)
始値 694.30 (09:00) 前日終値 692.10 (24/04/11)
高値 696.90 (09:38) 年初来高値 787.23 (24/03/07)
安値 687.37 (15:00) 年初来安値 681.52 (24/04/05)
東証REIT指数
現在値 1,775.67↑ (24/04/12 15:00)
前日比 -23.68 (-1.32%)
始値 1,799.42 (09:00) 前日終値 1,799.35 (24/04/11)
高値 1,799.42 (09:00) 年初来高値 1,845.33 (24/01/23)
安値 1,765.33 (14:33) 年初来安値 1,657.57 (24/03/13)
日経平均VI
現在値 19.97↓ (24/04/12 15:20)
前日比 -0.76 (-3.67%)
始値 20.05 (09:00) 前日終値 20.73 (24/04/11)
高値 20.37 (10:11) 年初来高値 23.02 (24/01/15)
安値 19.92 (09:03) 年初来安値 17.96 (24/02/01)
日経VI:低下、株価底堅く警戒感が緩和 16:05 配信
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は12日、前日比-0.76(低下率3.67%)の19.97と低下した。なお、高値は20.37、安値は19.92。昨日の米株式市場でダウ平均は小幅に下落したが、ナスダック総合指数や半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)上昇した流れを受け、今日の東京市場は買いが先行し、日経225先物は上昇、日経VIは安心感から低下して始まった。取引開始後、日経225先物は上値は重かったものの概ね底堅く推移したことから、市場ではボラティリティーの高まりを警戒するムードが緩和し、日経VIは終日、昨日の水準を下回って推移した。
大証ラージ
現在値 変化 時間
大証ラージ(日中) 39,410.00 -140.00 04/11
大証ラージ(夜間) 39,700.00 +290.00 06:00
限月 現在値 変化 前日 始値 高値 安値 出来高 時間
大証ミニ 24年05月限 39,690 +260 39,430 39,460 39,700 39,090 10,528 06:00
大証ミニ 24年06月限 39,695 +285 39,410 39,450 39,710 39,100 456,391 06:00
大証ミニ 24年07月限 39,610 +255 39,355 39,415 39,670 39,065 321 04:51
大証ラージ 24年06月限 39,700 +290 39,410 39,460 39,710 39,100 19,729 06:00
大証ラージ 24年09月限 39,630 +260 39,370 39,400 39,640 39,090 80 06:00
大証ラージ 24年12月限 39,410 +260 39,150 39,030 39,410 38,880 25 03:34
日経平均先物
現在値 39,700.00↑ (24/04/12 06:00)
前日比 +290.00 (+0.74%)
高値 39,710.00 (04:40) 始値 39,460.00 (16:30)
安値 39,100.00 (23:28) 前日終値 39,410.00 (24/04/11)
TOPIX先物
現在値 2,755.50↑ (24/04/12 06:00)
前日比 +6.00 (+0.22%)
高値 2,757.00 (04:05) 始値 2,750.00 (16:30)
安値 2,727.00 (23:28) 前日終値 2,749.50 (24/04/11)
JPX日経400先物
現在値 24,930.00↓ (24/04/12 06:00)
前日比 +55.00 (+0.22%)
高値 24,945.00 (04:06) 始値 24,900.00 (16:30)
安値 24,675.00 (23:28) 前日終値 24,875.00 (24/04/11)
グロース250先物
現在値 691.00↓ (24/04/12 06:00)
前日比 +6.00 (+0.88%)
高値 693.00 (05:54) 始値 686.00 (16:30)
安値 682.00 (20:46) 前日終値 685.00 (24/04/11)
NYダウ先物 円建
現在値 38,810.00↑ (24/04/12 06:00)
前日比 +95.00 (+0.25%)
高値 38,849.00 (03:36) 始値 38,731.00 (16:30)
安値 38,459.00 (23:29) 前日終値 38,715.00 (24/04/11)
CME日経平均先物 円建
現在値 39,685.00 (24/04/11 15:59 CST)
前日比 +465.00 (+1.19%)
高値 39,705.00 始値 39,155.00
安値 39,015.00 前日終値 39,220.00 (24/04/10)
日経先物 CME[ ¥=円建て(NIY) $=ドル建て(NKD) ]
限月 現在値 変化 前日 始値 高値 安値 出来高 時間
CME¥ 24年06月限 39,685 +465 39,220 24,913 05:59
CME$ 24年06月限 39,710 +460 39,250 7,814 05:59
CME¥ 24年09月限 39,110 -75 39,185 2 09:08
CME$ 24年09月限 39,720 +440 39,280 7 04:05
SGX日経平均先物
現在値 39,700.00↓ (24/04/12 05:05 SGT)
前日比 +255.00 (+0.65%)
高値 39,710.00 始値 39,415.00
安値 39,100.00 前日終値 39,445.00 (24/04/11)
日経先物 SGX
限月 現在値 変化 前日 始値 高値 安値 出来高
SGX 2024/06(日中) 39,445 0 39,560 0 0
SGX 2024/06(夜間) 39,700 +255 39,445 39,415 39,710 39,100 15,178
SGX 2024/09(日中) 39,395 0 39,395 0 0
SGX 2024/09(夜間) 39,260 -135 39,395 39,260 39,260 39,260 1
長期国債先物
現在値 144.490↓ (24/04/12 06:00)
前日比 -0.040 (-0.03%)
高値 144.670 (22:15) 始値 144.510 (15:30)
安値 144.320 (18:07) 前日終値 144.530 (24/04/11)
12日の日本国債市場概況:債券先物は144円35銭で終了 16:45 配信
<円債市場>
長期国債先物2024年6月限
寄付144円50銭 高値144円64銭 安値144円35銭 引け144円35銭
売買高総計26993枚
2年 459回 0.271%
5年 167回 0.486%
10年 374回 0.858%
20年 188回 1.632%
債券先物6月限は、144円50銭で取引を開始。米国金利の一段の上昇にともない売り先行となったが、日銀の定例国債買い入れオペの金額据え置きを受けた安心感から買いに転じ、144円64銭まで上げた。しかし、その後、円安進行による日銀の早期利上げ思惑から売りが再燃し、144円35銭まで下げた。現物債の取引では、2年債、10年債、20年債が売られ、5年債はもみ合った。
<米国債概況>
2年債は4.92%、10年債は4.54%、30年債は4.64%近辺で推移。
債券利回りは低下。(気配値)
<その他外債市況・10年債>
ドイツ国債は2.41%、英国債は4.16%、オーストラリア10年債は4.26%、NZ10年債は4.82%。(気配値)
日本国債3年
年利回り 0.306 (24/04/12 02:05)
前日比 +0.003
日本国債5年
年利回り 0.490 (24/04/12 02:05)
前日比 +0.008
日本国債10年
年利回り 0.867 (24/04/12 02:05)
前日比 +0.012
日本・中国株式指数
名称 値 前日比 前日比(%) 1ヶ月利回り変化幅 年間利回り変化幅 更新日時 (JST)
中国 上海総合指数
3,019.47 -14.77 -0.49% -1.19% -9.25% 19:26
中国 上海A株指数
3,165.48 -15.53 -0.49% -1.19% -9.53% 19:26
中国 深センA株指数
1,786.23 -14.53 -0.81% -3.55% -20.11% 16:00
中国 深セン成分指数
9,228.23 -72.54 -0.78% -4.18% -22.34% 16:00
中国 上海B株指数
258.27 -0.57 -0.22% -0.36% -13.01% 19:26
中国 深センB株指数
1,078.20 -3.12 -0.29% -0.65% -8.76% 16:00
中国 上海50A株指数
2,374.05 -20.82 -0.87% -3.12% -11.38% 19:26
中国 上海180A株指数
7,619.15 -53.36 -0.70% -2.68% -11.52% 19:26
中国 上海新総合指数(G株)
2,551.30 -12.50 -0.49% -1.20% -9.24% 19:26
中国 創業板指数
1,762.88 -19.21 -1.08% -7.51% -27.43% 16:00
上海/シンセン CSI300指数
3,475.84 -28.40 -0.81% -3.38% -15.17% 19:26
中国 深セン総合指数
1,707.71 -13.88 -0.81% -3.55% -20.47% 16:00
香港 ハンセン指数 16,721.69 -373.34 -2.18% -2.18% -17.58% 17:08
ハンセン中国企業株指数(H株) 5,879.58 -124.39 -2.07% -1.18% -14.26% 17:08
ハンセン中国レッドチップ指数 3,461.57 -71.04 -2.01% -1.74% -16.39% 17:08
韓国総合株価指数 2,681.82 -25.14 -0.93% +0.00% +5.14% 18:05
S&P・BSEセンセックス 74,244.90 -793.25 -1.06% +2.20% +22.86% 21:34
インドCNX NIFTY指数 22,519.40 -234.40 -1.03% +0.84% +27.07% 20:43
加権指数 20,736.57 -16.65 -0.08% +4.13% +30.15% 15:30
S&P/ASX200指数 7,788.08 -25.49 -0.33% +0.98% +6.05% 15:51
NZX50種グロス指数 11,931.32 -3.00 -0.03% +1.40% +0.43% 14:56
FTSEブルサマレーシアKLCIインデックス 1,551.04 -2.47 -0.16% +0.73% +8.61% 18:05
ジャカルタ 総合指数 7,286.88 +32.48 +0.45% -1.29% +7.27% 2024/04/05
シンガポール ST指数 3,216.91 -10.70 -0.33% +2.40% -2.11% 18:20
タイ SET指数 1,396.38 -11.79 -0.84% +1.21% -12.32% 2024/04/11
ベトナム VN指数 1,276.60 +18.40 +1.46% +2.54% +19.37% 17:02
フィリピン 総合指数 6,659.39 -18.26 -0.27% -3.20% +2.94% 15:50
アジア株式市場サマリー 2024年4月12日午後 8:10
東南アジア株式市場は軒並み下落して引けた。米国の利下げ時期を巡る先行き不透明感が響き、新規投資を控える動きが出た。
中国株は他のアジア市場に追随して下落して終了した。米国のインフレ見通しが不透明感を増し利下げ観測が後退した。
3月の中国貿易統計で輸出と輸入が市場予想を大幅に下回ったことも地合いの悪化につながった。 もっと見る
業種別ではヘルスケア株(.CSI300HC), opens new tab、金融株(.CSI300FS), opens new tab、生活必需品株(.CSI000912), opens new tab、不動産株(.CSI000952), opens new tabが0.94─3.2%下落した。
香港市場のハンセン指数(.HSI), opens new tabは2.18%安。
週間ではCSI300指数が2.6%下落し、2月2日以来の大幅な下げとなった。ハンセン指数はほぼ変わらず。
深セン総合指数(.SZSC), opens new tabは0.81%安。深セン証券取引所の新興企業向け市場「創業板(チャイネクスト)」総合指数(.CNT), opens new tabは1.08%安。
香港市場のエネルギー株指数(.HSCIE), opens new tabは1%安、IT株(.HSCIIT), opens new tabは1.96%安となった。金融株(.HSNF), opens new tabは2.68%、不動産株は2.83%それぞれ下落した。
ソウル株式市場は反落し、約1%安で引けた。韓国政府の企業改革計画を巡る不透明感がトレーダーの間に広がり、金融株と自動車メーカー株に引き下げられた。
総合株価指数(KOSPI)(.KS11), opens new tabは週間で1.2%下落。下落率は1月中旬以来、3カ月ぶりの大きさだった。
現代自動車(005380.KS), opens new tabは1.24%安、傘下の起亜(000270.KS), opens new tabは1.70%安。金融株指数(.KS49), opens new tabと証券株指数(.KS53), opens new tabはそれぞれ2.21%、1.46%下げた。
金融会社と自動車メーカーは政府の企業改革で最も恩恵を受けると認識されているものの、インセンティブが不明であるため、株式投資の妙味が薄れた。
大信証券のアナリストは「総選挙後に金融当局の政策実施に懸念が生じ、株価上昇が続いていた銘柄が下落した」と分析した。
シドニー株式市場は続落して引けた。米国の利下げ時期の先行き不透明感から投資家心理が冷え込む中、鉱業株と金融株の下落に圧迫された。
鉄鉱石相場は上昇したものの鉱業株指数は0.3%安。
エネルギー株指数は0.5%安。
金融株指数は0.2%安。
ヘルスケア株指数は0.03%高。
終値
前日比
%
始値
高値
安値
コード
中国
上海総合指数
3019.4735
- 14.7729
- 0.49
3035.5773
3043.5599
3014.8297
(.SSEC)
前営業日終値
3034.2464
中国
CSI300指数
3475.839
-28.406
-0.81
3505.750
3516.699
3470.061
(.CSI300)
前営業日終値
3504.245
香港
ハンセン指数
16721.69
-373.34
-2.18
16978.70
17031.31
16721.69
(.HSI)
前営業日終値
17095.03
香港
ハンセン中国株指数
5879.58
-124.39
-2.07
5972.80
5997.40
5879.58
(.HSCE)
前営業日終値
6003.97
韓国
総合株価指数
2681.82
-25.14
-0.93
2710.89
2712.45
2678.21
(.KS11)
前営業日終値
2706.96
台湾
加権指数
20736.57
-16.65
-0.08
20772.79
20825.04
20713.87
(.TWII)
前営業日終値
20753.22
豪
S&P/ASX指数
7788.10
-25.50
-0.33
7813.60
7813.60
7765.30
(.AXJO)
前営業日終値
7813.60
シンガポール
ST指数
3216.91
-10.70
-0.33
3230.34
3230.60
3215.70
(.STI)
前営業日終値
3227.61
マレーシア
総合株価指数
1551.04
-2.47
-0.16
1554.09
1556.64
1548.27
(.KLSE)
前営業日終値
1553.51
インドネシア
総合株価指数
休場
-
-
-
-
-
(.JKSE)
前営業日終値
-
フィリピン
総合株価指数
6659.39
-18.26
-0.27
6681.26
6719.20
6659.39
(.PSI)
前営業日終値
6677.65
ベトナム
VN指数
1276.60
+18.40
+1.46
1258.20
1278.39
1258.20
(.VNI)
前営業日終値
1258.20
タイ
SET指数
休場
-
-
-
-
-
(.SETI)
前営業日終値
-
インド
SENSEX指数
74244.90
-793.25
-1.06
74889.64
74951.88
74189.31
(.BSESN)
前営業日終値
75038.15
インド
NSE指数
22519.40
-234.40
-1.03
22677.40
22726.45
22503.75
(.NSEI)
前営業日終値
22753.80
中国 上海総合指数 アジア株価 リアルタイムチャート
ニュージーランド ▼0.03% 11,931.32 -2.99H:11,934.31L:11,840.5704/12
[CFD] 日本 日経平均 39,012.20 日経比:-511▼1.29%H:39,631L:38,89423:32
中国 上海B株 ▼0.22% 258.27 -0.58H:259.59L:257.7204/12
中国 上海A株 ▼0.49% 3,165.48 -15.53H:3,190.74L:3,160.6104/12
中国 深セン成分 ▼0.78% 9,228.23 -72.54H:9,343.18L:9,212.6004/12
中国 深センB株 ▼0.29% 1,078.20 -3.12H:1,085.82L:1,076.0504/12
中国 深センA株 ▼0.81% 1,786.22 -14.54H:1,809.71L:1,783.2704/12
[CFD] HangSeng サンデー 16,524.30 指数比:-197▼1.18%H:17,022L:16,47523:32
香港 レッドチップ指数 ▼1.83% 3,467.80 -64.81H:3,526.84L:3,457.3816:59
12日の中国本土市場概況:上海総合0.5%安で反落、ハイテクは逆行高 17:09 配信
12日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比14.77ポイント(0.49%)安の3019.47ポイントと反落した。
米長期金利の上昇が重しとなる流れ。米利下げ後ずれ観測が根強い中、昨夜の米債券市場では米10年債利回りが昨年中旬以来の高水準を付けた。米中の金利差を背景に、中国本土からの資金流出も警戒される。指標発表も気がかり。引け後に公表された3月の貿易統計は、米ドル建ての輸出がマイナス7.5%(予想はマイナス1.9%)、輸入がマイナス1.9%(予想はプラス1.0%)という結果だった。
もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国の2024年GDP(国内総生産)成長見通しについて、外資ブローカーなどから上方修正する動きが相次いだことや、中国の経済対策に対する期待感が支えだ。複数メディアは12日、景気対策の一環として進める消費財買い替えや設備更新の促進策について、中国は財政支援を実施する方針――と報じている。指数はプラス圏で推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、不動産の下げが目立つ。金地集団(600383/SH)が3.8%安、保利発展控股集団(600048/SH)と緑地HD(600606/SH)、新城控股集団(601155/SH)がそろって3.3%安、信達地産(600657/SH)が2.9%安で引けた。
保険・証券株も安い。中国人寿保険(601628/SH)が3.9%、中国平安保険(601318/SH)が3.0%、海通証券(600837/SH)が3.4%、中信証券(600030/SH)が2.2%ずつ下落した。消費関連株、公益株、医薬株、インフラ関連株、空運株、銀行株なども売られている。
半面、ハイテク株はしっかり。フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が5.2%、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が4.8%、ディスプレー部品の彩虹顕示器件(600707/SH)が2.8%、スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が1.4%ずつ上昇した。エネルギー株、素材株、海運株も買われている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.57ポイント(0.22%)安の258.27ポイント、深センB株指数が3.12ポイント(0.29%)安の1078.20ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)
12日の香港市場概況:ハンセン2.2%安で続落、不動産セクターに売り 18:00 配信
12日の香港市場は、主要82銘柄で構成されるハンセン指数が前日比373.34ポイント(2.18%)安の16721.69ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が124.39ポイント(2.07%)安の5879.58ポイントと続落した。売買代金は1062億1830万香港ドルとなっている(11日は987億9680万香港ドル)。
米長期金利の上昇が嫌気される流れ。3月の米卸売物価指数(PPI)は下振れしたものの、米利下げが後ずれするとの見方に変わりはなく、昨夜の米債券市場では米10年債利回りが昨年中旬以来の高水準を付けた。香港は金融政策で米国に追随するため、域内金利の高止まりも懸念されている。中国貿易統計の結果もネガティブ。国内経済の落ち込みも警戒されている。取引終盤に報告された今年3月の統計では、米ドル建ての輸出がマイナス7.5%(予想はマイナス1.9%)、輸入がマイナス1.9%(予想はプラス1.0%)という結果だった。指数は下げ幅を拡大して終了している。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が8.6%安、生命保険業務のAIAグループ(1299/HK)が5.8%安、保険事業で中国2位の中国平安保険(2318/HK)が5.7%安と下げが目立った。そのほか、香港の不動産銘柄も値下がりしている。
セクター別では、中国の不動産が安い。上記した龍湖のほか、万科企業(2202/HK)と雅居楽集団HD(3383/HK)がそろって7.0%、越秀地産(123/HK)が6.1%、広州富力地産(2777/HK)が5.7%ずつ下落した。
中国の保険・証券セクターもさえない。前記した中国平安保険のほか、中国人寿保険(2628/HK)が4.0%安、新華人寿保険(1336/HK)が3.9%安、広発証券(1776/HK)が4.8%安、中信証券(6030/HK)が2.6%安で取引を終えた。
自動車セクターも売られる。蔚来集団(9866/HK)が6.0%安、中国恒大新能源汽車集団(708/HK)が5.3%安、小鵬汽車(9868/HK)が4.8%安、理想汽車(2015/HK)が4.3%安で引けた。
半面、産金セクターは高い。霊宝黄金(3330/HK)が11.6%、招金鉱業(1818/HK)が6.6%、中国黄金国際資源(2099/HK)が6.0%、山東黄金鉱業(1787/HK)が3.9%ずつ上昇した。金相場の上昇基調が追い風。中東情勢を巡る地政学リスクの浮上や、中国やインド、新興国の中央銀行が金の保有を増やしていることなどを背景に、金先物価格は最高値圏で推移してる。
一方、本土市場は反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.49%安の3019.47ポイントで取引を終了した。不動産株が安い。金融株、消費関連株、公益株、医薬株、インフラ関連株、空運株なども売られた。半面、ハイテク株は高い。エネルギー株、素材株、海運株も買われた。
亜州リサーチ(株)