大阪 遺体遺棄事件 容疑者“暴行加えた” 逮捕前の聴取で話す NHK 2025年3月2日 16時57分
大阪 八尾市の集合住宅でコンクリート詰めにされた子どもとみられる遺体が見つかった事件で、遺体を遺棄した疑いで逮捕された41歳の容疑者が調べに対し、「十数年前に姉の娘をコンクリート詰めにした」と供述しているほか、逮捕前の任意の事情聴取に対しては、「暴行を加えた」という趣旨の話もしていたことが警察への取材で分かりました。
大阪 平野区の無職、飯森憲幸容疑者(41)は、去年11月ごろ、80代の父親が住んでいた八尾市にある集合住宅の部屋に、コンクリート詰めにされた遺体を遺棄した疑いで逮捕され、2日に検察庁に送られました。
遺体は金属製の衣装ケースの中に入っていて、警察によりますと、身長およそ1メートルの子どもとみられるということです。
容疑者は調べに対し容疑を認め、「十数年前、預かっていた姉の当時7歳だった娘をコンクリート詰めにした。父親が別の住宅から現場の部屋に引っ越したため、去年11月に衣装ケースを移した」と供述しているということです。
また、逮捕前の任意の事情聴取に対しては、「姉の娘に暴行を加えた」という趣旨の話もしていたことが、警察への取材で分かりました。
姉とは連絡が取れておらず、当時の詳しい状況は分かっていないということです。
警察は、遺体の身元の確認を進めるとともに、死亡したいきさつなどを詳しく調べています。
事件発覚の経緯
事件が発覚したのは、ことし2月下旬でした。
2月25日、八尾市跡部本町の集合住宅で、住人が退去したあとの部屋を訪れた管理人が、押し入れの中にコンクリートが入った衣装ケースがあるのを見つけました。
警察によりますと、衣装ケースは、縦88センチ、横45センチ、高さ35センチの金属製で、中身を含めた重さは228キロあったということです。
管理人からの通報を受けて警察官が駆けつけましたが、この時は、異常は確認できず、警察官は退去した住人と連絡を取るよう管理人に伝えたうえで、いったんその場をあとにしました。
しかし、2日後の2月27日、管理人から再び「元住人と連絡が取れない。やはり気になる」と警察署に連絡があったため、別の警察官が現場を訪れて確認したところ、衣装ケースから、わずかに異臭がしたということです。
このため、警察は2月28日、部屋に住んでいた80代の男性の息子の飯森容疑者に電話で連絡を取り、話を聞きました。
この中で、「コンクリートに子どもを入れた」などと話したということです。
これを受けて、警察は容疑者に任意同行を求めて事情を聴くとともに、大阪の大学に衣装ケースの鑑定を依頼しました。
そしてX線の画像診断を行うなどした結果、身長およそ1メートルの子どもとみられる遺体が見つかったということで、容疑者は3月1日に遺体を遺棄した疑いで逮捕されました。
警察によりますと、現場の部屋に住んでいた容疑者の父親は、去年10月20日に八尾市太子堂にあった別の住宅から引っ越してきましたが、その後、福祉施設に移っていて、容疑者は調べに対し、「去年の11月はじめごろに遺体が入った衣装ケースを太子堂の住宅から現場の部屋に移した」と供述しているということです。
また、容疑者と大阪市内で同居している内縁の妻は、警察に対し「彼に頼まれて衣装ケースを現場の部屋まで一緒に運んだ。遺体が入っていることは知らなかった」と話しているということで、警察が詳しいいきさつを調べています。
大阪 八尾市の集合住宅でコンクリート詰めにされた子どもとみられる遺体が見つかった事件で、遺体を遺棄した疑いで逮捕された41歳の容疑者が調べに対し、「十数年前に姉の娘をコンクリート詰めにした」と供述しているほか、逮捕前の任意の事情聴取に対しては、「暴行を加えた」という趣旨の話もしていたことが警察への取材で分かりました。
大阪 平野区の無職、飯森憲幸容疑者(41)は、去年11月ごろ、80代の父親が住んでいた八尾市にある集合住宅の部屋に、コンクリート詰めにされた遺体を遺棄した疑いで逮捕され、2日に検察庁に送られました。
遺体は金属製の衣装ケースの中に入っていて、警察によりますと、身長およそ1メートルの子どもとみられるということです。
容疑者は調べに対し容疑を認め、「十数年前、預かっていた姉の当時7歳だった娘をコンクリート詰めにした。父親が別の住宅から現場の部屋に引っ越したため、去年11月に衣装ケースを移した」と供述しているということです。
また、逮捕前の任意の事情聴取に対しては、「姉の娘に暴行を加えた」という趣旨の話もしていたことが、警察への取材で分かりました。
姉とは連絡が取れておらず、当時の詳しい状況は分かっていないということです。
警察は、遺体の身元の確認を進めるとともに、死亡したいきさつなどを詳しく調べています。
事件発覚の経緯
事件が発覚したのは、ことし2月下旬でした。
2月25日、八尾市跡部本町の集合住宅で、住人が退去したあとの部屋を訪れた管理人が、押し入れの中にコンクリートが入った衣装ケースがあるのを見つけました。
警察によりますと、衣装ケースは、縦88センチ、横45センチ、高さ35センチの金属製で、中身を含めた重さは228キロあったということです。
管理人からの通報を受けて警察官が駆けつけましたが、この時は、異常は確認できず、警察官は退去した住人と連絡を取るよう管理人に伝えたうえで、いったんその場をあとにしました。
しかし、2日後の2月27日、管理人から再び「元住人と連絡が取れない。やはり気になる」と警察署に連絡があったため、別の警察官が現場を訪れて確認したところ、衣装ケースから、わずかに異臭がしたということです。
このため、警察は2月28日、部屋に住んでいた80代の男性の息子の飯森容疑者に電話で連絡を取り、話を聞きました。
この中で、「コンクリートに子どもを入れた」などと話したということです。
これを受けて、警察は容疑者に任意同行を求めて事情を聴くとともに、大阪の大学に衣装ケースの鑑定を依頼しました。
そしてX線の画像診断を行うなどした結果、身長およそ1メートルの子どもとみられる遺体が見つかったということで、容疑者は3月1日に遺体を遺棄した疑いで逮捕されました。
警察によりますと、現場の部屋に住んでいた容疑者の父親は、去年10月20日に八尾市太子堂にあった別の住宅から引っ越してきましたが、その後、福祉施設に移っていて、容疑者は調べに対し、「去年の11月はじめごろに遺体が入った衣装ケースを太子堂の住宅から現場の部屋に移した」と供述しているということです。
また、容疑者と大阪市内で同居している内縁の妻は、警察に対し「彼に頼まれて衣装ケースを現場の部屋まで一緒に運んだ。遺体が入っていることは知らなかった」と話しているということで、警察が詳しいいきさつを調べています。