吉村洋文
金村龍那
空本誠喜
松沢成文
維新 代表選挙告示 4人が立候補 12月1日に新代表選出へ | NHK 2024年11月17日 18時52分
日本維新の会の代表選挙が17日告示され、4人が立候補しました。12月1日に開かれる臨時党大会で新たな代表が選出されます。
馬場代表の後任を選ぶ日本維新の会の代表選挙は17日に告示され、大阪の党本部で立候補の受け付けが行われました。
立候補したのは、届け出順に、次の4人です。
▽共同代表を務める大阪府の吉村洋文知事
▽金村龍那衆議院議員
▽空本誠喜衆議院議員
▽松沢成文参議院議員
4人は17日午後、大阪市内で街頭演説を行いました。
吉村氏は「日本維新の会が目指すべき方向性や何のために存在するのかを、ここでもう1回、きちんと確認すべきだ。次世代のための政党である軸をしっかり持って前に進めていきたい」と訴えました。
金村氏は「今回の代表選挙で『全国政党への進化、改革政党への深化』を掲げた。党を立て直すため、さまざまな地域の首長選挙で本気で議席を奪いに行く。地方議会でも第1党を目指していく」と訴えました。
空本氏は「地方からもう一度力強く、改革政党として再生させなければならない。身を切る改革のあり方を変えて、地方議員も賛同できる仕組みを作り、この国を盛り上げていく」と訴えました。
松沢氏は「党を立て直さなければならないが『維新、ここまで言うか』という目標がないと、多くの人に訴えられない。国会議員の任期を制限すれば若い人が早く挑戦し、国会が活性化する。世襲の制限もやっていく」と訴えました。
選挙戦では、全国での街頭演説やオンラインの討論会が予定されていて、党改革をどう進めるかや、来年夏の参議院選挙に向けた党勢回復のあり方などをめぐって論戦が交わされる見通しです。
代表選挙は、党所属の国会議員や地方議員などからなる「特別党員」およそ850人と、それ以外の「一般党員」2万5000人余りが有権者となり、同じ1人1票で投票が行われ、12月1日に大阪で開かれる臨時党大会で新たな代表が選出されます。
維新 代表選挙のしくみ
日本維新の会の代表選挙は、
▽党所属の国会議員や地方議員、知事、市町村長、それに選挙の公認候補予定者からなる「特別党員」846人と、
▽それ以外の「一般党員」のうち2年以上党費を納めている2万5025人の、
あわせて2万5871人が有権者となります。
代表選挙に立候補できるのは「特別党員」のみで、推薦人を「特別党員」の中から50人集める必要があります。
自民党の総裁選挙などと違い、「特別党員」と「一般党員」が同じ1人1票を持つため、有権者の9割以上を占める一般党員票が勝敗のカギを握るとされています。
投票は、「特別党員」が12月1日に大阪で開かれる臨時党大会で直接行うか、前日までに郵送で行います。
また、「一般党員」は前日までに郵送で投票する必要があります。
そして臨時党大会で、すべての票の開票作業が行われます。
決選投票などの規定はなく、最も多くの票を獲得した候補者が新しい代表に選出されます。
得票が同数の場合はくじ引きで代表を決めることになります。