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2025年3/9 自民党大会:小林鷹之「楽しい日本をつくるための具体的な道筋があまり感じられなかった。」

2025-03-09 21:20:12 | 安倍、菅、岸田、石破の関連記事
石破首相 夏の参議院選挙に向け 党勢力結集を呼びかけ NHK 2025年3月9日 15時27分

自民党の党大会が開かれ、石破総理大臣は、少数与党のもと謙虚な姿勢で政権運営にあたることを強調するとともに、夏の参議院選挙での勝利に向けて党の結束を呼びかけました。

自民党の党大会は9日午前、東京都内のホテルで開かれました。

演説で石破総理大臣は「野党の3年3か月の間、自民党はどうあるべきか徹底的に話し合った。勇気を持って真実を語り、あらゆる組織の声に耳を傾け、協議して決断する政党でありたい」と述べました。

その上で「国民が政治を信じていないことをひしひしと感じる。政府を謙虚に機能させ、国会を公正に運営する政党でありたい。公明党とともに再び政権を託してもらった、あのときの謙虚さを取り戻したい」と述べました。

また「高額療養費の問題もそうだが、もう一度、丁寧に弱い人や苦しい人、つらい人たちの声を聞き、『国民に最も近い自民党』であることが信頼を回復する唯一の手だてだと信じている」と述べました。

さらに、ことしが戦後80年となることについて「1945年に広島・長崎に原爆が投下され、戦争は終わった。あのような戦争が二度とあってはならず、私たちはもういちど歴史に謙虚に学び、日本の平和は尊い犠牲の上にあることに思いを致したい」と述べました。

そして、最後に「夏の東京都議会議員選挙と参議院選挙に必ず勝ち抜くべく、わが身を滅して総力を尽くしていく。自民党のためではなく、国家国民のために、次の時代のために、同志の結束と団結、それに行動をお願いしたい」と呼びかけました。

来賓として出席した公明党の斉藤代表は「信頼を取り戻し、日本の政治を進めていくのは自公連立政権しかないことを国民に理解してもらえるよう、力を合わせて頑張らなければならない」と述べました。

また、連合の会長として20年ぶりに出席した芳野会長は「今回の出席に内外からさまざまな意見が出ていることは承知している。政治的な立場の違いはあるが、対話を通した相互理解は重要で、政労使がともに協力し国内外の問題を解決していく姿勢の表れと受け取ってほしい」とあいさつしました。

そして党大会では、若年層や無党派層の支持を集めるためSNSによる政策などの発信を強化することや、立党70年を迎え、党是である憲法改正を早期に実現することなどを盛り込んだ、ことしの運動方針を決定しました。

森山幹事長「新たな国家ビジョンを構想 参院選は正々堂々戦う」
森山幹事長は党大会で行った党務報告の中で「ことし自民党は立党70年を迎える。昭和100年、戦後80年を迎える節目に、立党100年につながる、党としての新たな国家ビジョンを構想し、立党記念日である11月15日を目途に国民に示したい」と述べました。

また、記者団に対し「立党70年を記念をする大会で非常に意義があった。石破総理大臣から内閣が目指す方向について話があったことはよかった」と述べました。

その上で、夏の参議院選挙について「心を一つにして頑張る気持ちになれたと思う。まずは候補者自身が強い意志を持って戦い抜くことが大事で、党本部は各地方組織と一緒にしっかり支えていきたい。正々堂々の戦い、国民に対して正直な戦いをしていく」と述べました。

小泉氏「国民を信じていく 原点を思い返すものだった」
去年の自民党の総裁選挙に立候補した小泉進次郎氏は記者団に対し、石破総理大臣の演説について「率直に言ってすばらしいスピーチだった。国民が政治への不信感を持っていても、しっかりと語りかけ、国民を信じていくという原点を思い返すものだった」と述べました。

また、少数与党のもとでの政策決定のあり方について「謙虚に野党の考え方を聞かなければならない一方、たとえ不人気な政策であっても『違う』と思うことに対しては腹を決めて明確に反論し、国民の理解を得ていくべきだ」と述べました。

一方、選択的夫婦別姓制度について「去年の総裁選挙で訴えた賛成という思いに変わりはない。30年間、国会で法案が審議されていないので、まずは審議をして国民の理解を深めるべきだ。仮に採決となれば党議拘束はかけるべきではなく、一人一人の考え方や価値観に委ねるべきだ」と述べました。

小林氏「具体的な道筋があまり感じられなかった」
去年の自民党の総裁選挙に立候補した小林鷹之氏は記者団に対し、石破総理大臣の演説について「楽しい日本をつくるための具体的な道筋があまり感じられなかった。参議院選挙を見据え、自民党としてどういう国づくりを目指し、骨太の政策を打ち出していくかを発信することが重要だが、そのメッセージもあまり感じられなかった」と述べました。

また、少数与党のもとでの政策決定のあり方について「高額療養費制度を含め、政策の意思決定が二転三転している。ややぶれているように感じるので、まずは自民党としての立ち位置を確固たるものにしていくことが大切だ」と指摘しました。

一方、選択的夫婦別姓制度について「子どもの視点を含め論点がまだまだ山積している。社会基盤に関わる事項は世論の合意形成が重要だが、今はそういう状況にはない」と述べました。


連合 芳野会長 賃上げ実現や選択的夫婦別姓制度の早期導入を要望
連合の会長として20年ぶりに自民党の党大会に出席した芳野会長は、来賓のあいさつで、賃上げの実現や、自民党内で意見が分かれている選択的夫婦別姓制度の早期導入など、政策の要望を行いました。

芳野会長は、今週12日が春闘の集中回答日にあたることを踏まえ「今週いよいよヤマ場を迎える。物価高に負けない賃上げを求めていくが、多くの国民や企業が今よりも豊かさを感じられるよう、与党としての責任を果たすことを期待する」と述べました。

また、選択的夫婦別姓制度について「婚姻を機に姓を変更するのは圧倒的に女性だ。選択的夫婦別姓は、希望する人が選択できる制度で、強制する制度ではない。ぜひ今の国会で実現してほしい」と求めました。

これに対し、石破総理大臣は演説の中で「いろいろな指摘を受けたが、私どもはすべての労働者が流した汗が報われるような日本を目指していきたい。物価上昇を上回る賃金上昇を実現し、すべての人の生きがいや幸せ、安心を取り戻していくため、連合に知恵と力を出してもらい、切磋琢磨(せっさたくま)してよい日本をつくっていきたい」と応じました。
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