第31回帝王賞が25日、大井競馬場で行われた。
1番人気は、1・フリオーソで2.5倍、2番人気は8・ワンダースピードで3.8倍、3番人気は6・ボンネビルレコードで4.2倍、4番人気は14・コウエイノホシで6.5倍。10倍以下は以上4頭。
スタート直後に11・ルースリンドが躓いた。審議の対象はコウエイノホシだったが、降着までに至らず。しかしルースリンドはこれが響いて全く見せ場を作れず。
最内を利してフリオーソがハナを奪い、9・マルヨフェニックスが5番手あたり。コウエイノホシが中団あたりにつけ、そのうしろにボンネビル、ワンダーがいる集団。ルースリンドは後方2番手。
マイペースで逃げるフリオーソに対し、4角でマルヨがこれに続く形。コウエイ、ボンネビルも3~4角で上昇していくが、ワンダーは逆に置かれ加減となってしまう。
直線に入っても、フリオーソの逃げは快調。これにコウエイ、マルヨが2番手争いをしているところに、ボンネビルが外から追いすがってくるが、フリオーソは他馬の影すら踏ませず快勝。2着ボンネビル、3着はマルヨとの争いを制したコウエイ。
<短評>
・フリオーソ・・・最内枠ということで、予定通りの先行策。道中のペース配分も申し分なかったし、今日のデキならば、他馬は到底追いつけまい。快勝だった。今後は、さらに速いペースとなったときにどう対応していくか。昨年のジャパンカップダートでは大敗しているように、中央のダートで今日のような走りができるかどうかが鍵。あとは更なるパワーアップが見込めれば、海外のレースでも対応できる可能性があるかも。
・ボンネビルレコード・・・レース内容としては十分だったように思われるが、フリオーソのデキが良すぎたといえるかも。2着をキープしたのは地力がある証拠といえよう。
・コウエイノホシ・・・前2走のような豪快な競走はさすがにさせてもらえなかった。しかしこのメンバーで3着に入ったという点については今後に繋がるかも。
・マルヨフェニックス・・・終始前団をキープ。4角での反応もよく、ひょっとすると、というシーンも作ったが、最後はさすがに力尽きた。しかしながら、大健闘といっていいだろう。
・ワンダースピード・・・勝負どころの3~4角で置かれてしまっては勝負にならない。